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”震度6弱”愛南町「石垣の里」住民と愛大ボランティア修復作業「後世に伝えていけたら」【愛媛】 
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震度6弱の地震に襲われた愛媛県愛南町では、外泊地区で石垣が崩れる被害が出ています。地震の発生から3日目の20日に現地では地元住民らによる修復作業が始まりました。

久保柊馬記者:
「愛南町外泊地区です。こちらでは地元住民らが1つ1つ手作業で石垣を修復しています」

愛南町の外泊地区にある「石垣の里」。海沿いの斜面に住宅が建つこの地区は、台風などから家を守るために石垣が整然と積み上げられ、美しい景観が「美しい日本の歴史的風土100選」に選ばれています。

しかし17日の地震で愛南町では震度6弱の揺れに襲われ、地区の10カ所で石垣が崩れる被害が出ました。

石垣の修復作業は地震発生の3日目から始まり、初日は地元住民や愛媛大学の学生ボランティアら15人がまず、地震で崩れたりゆがんだりした部分のまわりを解体する作業から取り組みました。その後は石垣を積み上げる作業。石垣は内側に小さな石、外側には大きな石をバランスをとりながら配置。積み重ねた石を上からハンマーで叩いて隙間をなくし石垣の強度を高めていきました。

この日は5時間ほどかけて高さ約1.5メートル、幅5メートルの石垣を修復しました。

いしがき守ろう会・吉田清一さん:
「これだけで済んだのが幸いやった。自分らで治せる範囲で。思ったよりきれいになっとるやろ?」

外泊地区・吉田幸稔区長:
「よそからの人たちが見学に来た時に『すごいな』、地元の人たちは『やっぱりここがいいな』っていう、ふるさとの風景として後世にずっと伝えていけたらいい」

石垣の修復は今後も天候を見ながら作業を続け、メンバーらは5月中旬までに全ての作業を終わらせたいとしています。

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4月22日 18:50
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