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食卓に欠かせない野菜…梅雨と思えない真夏日続く 西条の農家も対策 ポイントは「水と気温」【愛媛】
梅雨の晴れ間とは思えない連日の暑さ。食卓に欠かせない野菜の生育への影響が懸念されるなか、愛媛県内の農家は19日も対策に取り組んでいます。

西条市の「鎌田農園」。鎌田竹広さんらが、ハウスなどで約10種類の野菜を育てていて、ホウレンソウや小松菜などの葉物野菜があと10日ほどで出荷を迎えます。この出荷を前の15日頃から気温が急激に上昇。野菜の管理にも細心の注意を払っています。

鎌田農園・鎌田竹広さん:
「出荷10日前位になったら水をあげません。水をあげると、どうしても湿度があって高温になるので、足元が傷んでくるんですね。去年もでしたけど(暑さが)特にひどいので、ある程度大きくなってからは水やりは禁物」

高温の環境で栽培中の野菜に水を与えると、「根」や「くき」が溶けてしまい商品にならないといいます。なかでも鎌田さんが心配しているのが6月頭から出荷されているピーマンです。去年の猛暑では初めて経験したことがありました。

鎌田竹広さん:
「去年とか初めて経験しましたけど、暑すぎて花は咲くんだけど実がならない。このまま花の状態で落ちてしまう」

去年の8月はほとんど実がならず、例年だと1日あたり20キロあった収穫量が、わずか1キロほど激減。今年はまだ順調に収穫ができているものの、近づく夏本番に向けて7月から新たに暑さ対策を検討しています。

鎌田竹広さん:
「いま(虫除け)ネットを張った状態なんですけど、これを全部ネットをのける。上のほうで留めて、虫は入ってくるんですけど、風通しは良くして温度を下げようと」

去年の猛暑で初めて起きたという現象はほかにも。去年の秋に収穫して保存していたサツマイモに「空洞症」ができていました。実の中に空洞ができる現象で、高温に加えて雨が降らない日が続くと多く見られるといいます。

鎌田さんは「今年は水をたっぷり与えて対応していきたい」と話しています。

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6月19日 18:49
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