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「地球上で最悪の侵略的植物」愛媛県が分散防ぐ実施計画定める 今治市と西条市で定着確認【愛媛】
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愛媛県の今治市と西条市の河川で、「地球上で最悪の侵略的植物」といわれる特定外来生物「ナガエツルノゲイトウ」がおととし12月から見つかっています。県はこの植物の分散を防ぐ実施計画を定めたと21日に発表しました。(画像:県生物多様性センター)

愛媛県内で「ナガエツルノゲイトウ」は、今治市ではおととし12月に猿子川で初めて確認され、西条市では去年1月に新川で見つかり定着が確認されています。

この植物は南米原産で繁殖力が極めて強く、ちぎれた茎や根から再生するため、繁殖してしまえば根絶が難しく特定外来生物に指定。台風などで川の水が急激に増えた場合、流れが妨げられたり水門が詰まったりして、洪水になるリスクが高まるとされています。

このため愛媛県は分散を防ぐことを目的にした実施計画を定めました。実施計画は県内への侵入状況を県が中心になって監視。侵入の初期であれば市と町、民間団体と連携し引き抜いて完全に排除。定着していれば拡散を防ぐ対応に取り組りみます。

具体的には、引き抜く際は可能な限り根や茎が残らないようにし、ネットなどで囲んで拡散を防ぎ、引き抜いたものは袋詰めして焼却したりその場に放置して枯らします。また引き抜いたものや根などを含む土を車で運ぶ際は、誤って他の場所に広まらないよう、人やタイヤの付着の有無などを目で可能な限り確かめ、現場の監視を続けるとしています。

県は自治体の河川などの担当職員を対象に研修会を開き、拡散を防ぐ体制を作りたいとしています。国内ではまだ駆除の対策が確立されていないということです。

また県民には、観賞用の植物でも爆発的に増えるものがあり、自然界に放たないよう求めています。

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5月21日 14:39
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