EBC News
EBC ライブニュース

月〜金曜日 15:45〜19:00

キャスター:
(月・火)正本 健太・曽我部 愛麗
(水〜金)内木 敦也・鈴木 瑠梨
気象予報士:
土井 麻央佳
愛媛の企業の夏ボーナスは7年連続UP見込み 要因は「物価上昇や人材確保の『防衛的な増加」【予想】
愛媛県内の企業の夏のボーナス支給額が、7年連続で増加する見込みであることが民間のシンクタンクの調査で分かり、28日に発表されました。今回の要因を「物価上昇や人材確保に対応するための『防衛的な増加』」と分析しています。

いよぎん地域経済研究センター(IRC)によりますと、愛媛県内の309社が回答したアンケート結果で、今年の夏のボーナスの支給見込み額は平均で40万7000円に。去年より1.0%アップし7年連続で増加しました。

「前年から増加する」とした企業は半数以上の52.7%、「横ばい」は前年より4%ほど多い31.4%、「減少」は15.9%でした。

増加の要因で一番多かったのは「社員のモチベーションアップ」で49.0%、次いで「物価上昇・インフレへの対応」が41.8%、「社員のつなぎとめ、流出防止」が22.2%。「業績好調」は16.3%でした。

業種別でみると「製造業」は平均で59万円で去年より1.4%減少。「食料品」や「印刷」など4つの業種が前年を上回ったものの、需要が減少した「紙・パルプ」やエネルギー価格が高騰する「機械・金属」が下回りました。

この一方で「非製造業」は平均で36万8000円となり、前年より1.8%増えました。「建設」や「運輸」など全ての業種で前年を上回っています。

松山市内のまちの人の反応を聞きました。

介護職の30代男性:
「良くはならないかもです。(職場に)余裕がないという感じがしますかね。いただけるだけでもありがたいかな」

小売業の40代男性:
「昨年より少し多いかなぐらいですかね。(使い道は)もう貯蓄ですね。この物価高、日々の生活ですべてのもの上がってるじゃないですか」

金融業の30代女性:
「ちょっと上がると思います。支給があるのはうれしいです。助かります。子供の保険の支払いに使います」

支給見込み額が増加した要因を去年と比べると、最も多かったのは「社員のモチベーションアップ」で変わらなかったものの、「物価上昇・インフレへの対応」「社員のつなぎとめ・流出防止」が前年より5%ほど増えました。

いよぎん地域経済研究センターは「業績の進展を背景とした増加というより、物価上昇や人材確保に対応するための『防衛的な増加』」と分析しています。

 #愛媛県 #企業 #ボーナス #調査 #シンクタンク #IRC #インタビュー #会見 #アンケート 
5月28日 18:50
  • FNNビデオPost
  • FNNプライムオンライン

県内の最新ニュース

もっと見る
あわせて読みたい