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「死」覚悟の修羅場で学んだのは「コツコツ積み上げ」世界的アルピニスト・野口健さんが松山で講演【愛媛】

世界的なアルピニストの野口健さんが愛媛県松山市で２８日、登山やライフワークの環境活動を通して得た人生の教訓を講演しました。強調したのは、「死」を覚悟した経験で学んだ「コツコツした積み上げ」です。

野口健さん：
「僕が思うにはとんとんと一気に駆け上がって、一気につかんだものは時に一瞬でガラガラと崩れる。振り返ってみると、１回目素人的な失敗をし２回目は撤退ですけど、一発でエベレストを登れなかった。遠回りしたんですよ。あれがよかった」

世界最高峰・エベレストの登山を３回目で成功した経験を語ったのは、世界的なアルピニスト（登山家）野口健さんです。会場では約４００人が耳を傾けています。

講演会は松山法人会が社会貢献の一環として開催。野口さんは講師として招かれました。世界最年少で７大陸最高峰の山を登り、以降、富士山やエベレストなどで清掃活動を行っています。

講演のテーマは「目標をもって生きることのすばらしさ」。野口さんはこれまで登山を続けるなかで何度も「死」を覚悟。修羅場で学んだのは、慣れた状況でも手を抜かずコツコツと丁寧に続けること強調しました。

野口健さん：
「大事なのはコツコツと、コツとコツの間にさらに小さなコツがある。ミジンコみたいなコツがいっぱいある。小さいコツを手を抜くと、僕らは命を落としますので小さいコツをどれだけ積み重ねるかが大事」

講演を聞いた人たちは野口さんの語り口に引き込まれていました。

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5月29日 12:12

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