EBC News
EBC ライブニュース

月〜金曜日 15:45〜19:00

キャスター:
(月・火)正本 健太・曽我部 愛麗
(水〜金)内木 敦也・鈴木 瑠梨
気象予報士:
土井 麻央佳
伊方原発巡り愛媛や周辺の県でも集団訴訟 過去に広島高裁で運転差し止め認める仮処分決定も【愛媛】
愛媛県の伊方原発を巡って、愛媛のほか広島や大分などでも運転差し止めを求める集団訴訟や仮処分の申し立てが起こされています。松山地裁の18日の判決では、住民側の訴えが棄却されたものの、過去には運転の差し止め命令が出たケースもありました。

東日本大震災によって起きた東京電力・福島第一原発の事故。事故から約9カ月後の2011年12月。愛媛県のほか全国各地の住民300人が伊方原発の運転差し止めを求めて松山地裁に訴えを起こしました。

原告弁護団長・薦田伸夫弁護士:
「伊方原発を事故に導くような大地震がいつ起きてもおかしくない現状があります。事故が起きる前に止めたい」

原告団には福島から愛媛に避難した人も参加しました。

福島県から避難した渡部寛志さん:
「遠く愛媛に避難してきてはいますが、同じことを二度と繰り返してはならないと思いますから、その役に立つなら」

この後、追加で提訴した人を含め原告団は約1500人に。伊方原発の運転停止を求める集団訴訟は広島、大分、山口などでも起こされました。

過去には伊方原発の運転停止を命じる司法判断も。2017年と2020年に住民から申し立てを受けた広島高裁は、原発の運転停止を命じる仮処分を決定。しかし四国電力からの異議申し立てを受け、仮処分はいずれも取り消されました。

この一方で大分地裁で去年3月、広島地裁に今年3月5日に裁判の判決が言い渡され、いずれも「具体的な危険があるとは認められない」などと住民の訴えを退けました。大分・広島ともに住民側は控訴し、高裁での審理が続きます。

 #愛媛県 #大分県 #広島県 #裁判 #裁判所 #伊方原発 #運転差し止め #仮処分 #命令 
3月18日 19:10
  • FNNビデオPost
  • FNNプライムオンライン

県内の最新ニュース

もっと見る
あわせて読みたい