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土の中に「発電菌」!八幡浜などで「微生物燃料電池」実証実験「新エネの使い方を提案」【愛媛】
「発電菌」と呼ばれる微生物をご存じでしょうか。土の中で電気を発生させるんです。愛媛県八幡浜市と伊方町で6日までに、この微生物を「燃料電池」として利用するための実証実験が始まりました。

実証実験は四国電力が東京農工大学などと協力して4日から開始。四国で初めての試みです。

「発電菌」の正体は自然界に広く存在するジオバクター菌などのこと。有機物を分解する際に電子を放出させる習性を持っています。

今回の実証実験では「発電菌」が放出するわずかな電子を集め「微生物燃料電池」として利用することを目指します。

八幡浜市のミカン園では初日、「発電菌」がいる園地の土を容器に入れ、電極を刺して再び土の中に埋めていきました。

東京農工大学・松村圭祐特任助教:
「自然に行われている循環の中から電力を少しお借りするようなイメージですね。それで人間の使いたいデバイスに電力を供給する。新しいエネルギーの使い方が提案できればいい」

実証実験は来年3月まで行い四国電力などは天候による発電への影響などを調査。将来「微生物燃料電池」を、園地の状況を計測するセンサーや監視するカメラなどの電源に活用したいとしています。

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9月6日 18:56
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