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愛媛県今治市山火事 延焼の急拡大から一夜 避難の住民は「避難所では眠れない人も」【愛媛】
愛媛県今治市での山火事は発生から4日目を迎えました。建物の被害も出る中、鎮圧のめどはたっていません。

愛媛県内で平成以降、最大規模の被害となった今治市の山火事。25日朝の時点で214ヘクタールを焼損。その後、風にあおられて延焼範囲は拡大し、26日午後2時までに約417ヘクタールまで燃え広がりました。状況が変わり始めたのは現場一帯が停電となった25日正午過ぎでした。

木元悠吾記者:
「国道両サイド燃えてる。」

国道196号線沿いの竹林を激しく焼いた炎は勢いそのまま山を下り、JRの伊予桜井駅そばの住宅などを襲います。

佐野快成キャスター:
「私の後方の建物の火災、そちらの火が裏の山に延焼しました。」

山火事が飛び火したとみられ、工場や住宅を焼き尽くして、別の山にまで燃え移っていきました。

夕方避難する家族:
「こちらの山からだったので、まさかこんなに早く(火が)まわるとは思わなかった。知った人がいっぱいいるので、不安と辛さと経験のない気持ちでいっぱいです。本当に辛いです。」

燃え移った山の裏には特別支援学校があり、火の粉が降りかかるなどさらなる危険が迫っていました。

一方、深夜になって山火事の西側の朝倉地区では、強い風にあおられて山が赤く染まっていました。

深夜に避難してきた人:
「家からも燃える様子が見えて風がひどかったでしょ、突風が吹いて舞い上がったりして、これは避難したほうがいいかなと思って。」

不安な一夜が明け、発生から4日目を迎えた26日朝。空からは白い煙を上げる山々が…上空から大きな炎は見られませんが、黒く焼け焦げた住宅が確認できます。

また火の手が迫っていた県立今治特別支援学校ですが、校舎への延焼は免れていました。

学校の職員:
「学校の校舎があるのを見てものすごく安心しました。消防の方への感謝、本当の感謝でいっぱいです。」

桜井地区の避難者:
「昨日の夜まで消防車がいっぱい消火に努めてくれてて、ここまで何の問題もなく帰れてこれてすごくうれしい。」

昼夜を問わず、懸命の消火活動にあたる消防や消防団などへの感謝の声が、数多く聞こえてきました。

青木稜悟記者:
「山林火災の影響で様々な場所で渋滞となっていて、御覧のように西条市と今治市を結ぶ周越道路でもズラッと渋滞となっています。」

バイパスの通行止めにより周囲の道路は渋滞が発生していました。

避難先から帰ってきた家族:
「風呂場は灰とかが入っていた。今は洗濯物は外には出せないかな。」

避難先から一時帰宅の住民:
「避難所では眠れない人も多い。」

こちらのコンビニには臨時休業の貼り紙も出されていました。

発生から丸3日以上が経過した山火事。影響が広がる中、一刻も早い事態の収束が待たれます。

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3月26日 19:00
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