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SNSで拡散「みかんジュース蛇口は撤去」実はデマ どうすれば…専門家「打ち消す手段が必要」【愛媛】
愛媛の都市伝説で今や松山空港の観光名物ともなっている「蛇口からみかんジュース」。この蛇口が撤去されたという情報が1月にSNS上で拡散されました。その情報は実は「デマ」なんです。松山空港では2月5日に利用者から安堵や戸惑いの声が聞かれました。

東京の30代会社員:
「困りますよね。楽しみにして来ている人もいますし」

神奈川から50代会社員:
「ひどいですね、ちょっとね」

松山空港の名物といえば「蛇口からみかんジュース」の体験。国内のほか海外の観光客からも人気になっていて、多いときで1日に200杯から300杯ほど売れるといいます。この蛇口を巡り1月にXへ投稿されたのが…。

Xの投稿:
「松山空港にあった蛇口からみかんジュースが撤去されました」
「外国人が水筒を持ってきて入れていくからです」

この投稿はあっという間に2.4万の「いいね」が付き拡散。しかし実はまったくのデマの情報だったんです。

東京からの20代観光客:
「愛媛といえばって感じ。初めてやりました。バズらせるためのデマだったとしたら、良くないなと思いますね」

東京からの20代会社員:
「フェイクニュースって分からなかったら正直よく分からない。これ自体が正しいかどうかは判断が求められる」

ネット上で拡散されるデマ情報。どう対応すれば良いのでしょうか。松山大学で4月に新設される「情報学部」の専門家に聞きました。

松山大学情報学部・檀裕也学部長:
「SNSのユーザーからすると、その情報が真実かどうか見極めることは大切かと思う。公式(アカウント)のポストなどで“そんなことありません”と否定するところが大きなポイント。公式の(否定が)出たらすぐに鎮火するというかデマだったと判明して拡散が収まる。そういうのがSNSの特性」

情報学部の檀裕也学部長は、デマ情報が出た時に「否定する」ための手段の一つとして、店側が公式アカウントを持っておくことが対策につながるといいます。またユーザー側も拡散される情報を安易に鵜呑みにせず、公式情報を確認するなど情報の見極めることが大切です。

「蛇口からみかんジュース」の体験ができる松山空港の店舗は、「蛇口の撤去はしていないので安心して楽しんでほしい」としています。

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2月6日 19:01
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