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新しい抗マラリア薬の開発貢献に期待 愛媛大の研究員 マラリア原虫の生命線的役割担う成分を特定【愛媛】
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抗マラリア薬の開発の貢献に期待。愛媛大学の研究員がマラリア原虫で生命線的な役割を果たす成分を世界で初めて特定したと14日に発表されました。この成分の遺伝子を破壊すると急速に死に至るとしています。

この成果をあげたのは、愛媛大学プロテオサイエンスセンターマラリア研究部門の福本隼平特定研究員です。

マラリアは世界で1年間に約2.6億人の患者と60万人の死者を出す世界三大感染症の一つで、主な流行エリアはアフリカや東南アジア。原因は蚊により人の体内に送りこまれるマラリア原虫です。すでに治療に使われている薬では耐性をもつものが報告され、新しい薬の開発が望まれています。

愛媛大学によりますと福本研究員は、群馬大学や長崎大学、国立国際医療研究センターなどと共同で研究。マラリアの生存に生命線的な役割を果たす酵素を世界で初めて特定しました。

この酵素は細胞膜の主な構成成分。酵素の遺伝子を壊すとマラリア原虫は急速に死に至るとしています。

福本研究員は、マラリア原虫の生存戦略メカニズムの一端が明らかになっただけでなく、新しい抗マラリア薬の開発への貢献が期待できると話しています。

この研究の成果はイギリスの専門誌「コミュニケイションズ バイオロジー」で1月29日に掲載されています。

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2月14日 19:08
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