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南海トラフ巨大地震「30年内の発生確率80%程」愛媛でも専門家が「備え」呼びかけ【愛媛】
阪神淡路大震災か17日で30年になるなか、国の地震調査委員会は南海トラフ巨大地震が30年以内に発生する確率を「80パーセント程度」に引き上げました。いつ発生してもおかしくない状況になっていて、愛媛県でも専門家が備えを呼びかけています。

地震調査委員会・平田直委員長:
「いつ地震が起きても不思議はないという数字です。引き続きいつ地震が来てもいいように備えていただきたい」

南海トラフで想定されるマグニチュード8〜9の巨大地震。今後30年以内に発生する確率がこれまでの「70〜80%」から「80%程度」に引き上げられました。
これまでの時間の経過を反映したとし、日向灘で1月13日や去年8月に発生した地震は、今回の確率に影響していないとしています。

国は「南海トラフ地震発生の可能性は平常時と比べ高まっていない」と判断しているものの「いつ起きても不思議はない」状況。愛媛大学・防災情報研究センターの二神透副センター長は「1人1人の備え」を強調しています。

二神透副センター長:
「南海トラフの地震は必ず起こります。これは繰り返し起きてきます。いつ起きてもおかしくない地震が、さらに確度が高くなったっていうこと」

二神副センター長は個人の基本的な対策として水や食料の1週間分の備蓄、また能登半島地震を教訓に携帯用トイレの事前の準備も重要としています。また夜や早朝など暗い時間帯の地震では、避難する際の安全確保も大きな課題です。

二神透副センター長:
「非常持ち出し袋。大事なものを持ってすぐ避難できること。それから真っ暗な中を避難しますから懐中電灯、それも明るい懐中電灯あるいはヘッドランプを用意して避難場所に避難するっていうことが大事になる」

このほか冬の寒い時期の防寒対策として寝袋などが効果的といいます。

いつ起こるかわからない自然災害。自分や家族の命を守るために。様々な状況を想像しながらできる備えから始めていくことが重要です。

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1月16日 18:53
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