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全国初の自動運転の路線バス 松山・観光港と高浜駅間で運行スタート AI学習でスムーズ走行【愛媛】
全国で初めて運転士を必要としない自動運転の路線バスの運行が、愛媛県松山市で25日からスタートしました。

内木敦也キャスター:
「実際にバスに乗ってみると乗務員はいますが、自動運転の際はハンドルに触らずに運行されるということです」

自動運転のバスの運行を始めたのは伊予鉄バス。走行するルートや気象など特定の状況の下で、運転手がいなくても運行できる「レベル4」の性能があります。

ルートは松山観光港と伊予鉄道の高浜駅を結ぶ約1.6キロ。バスは広い道路に出ると加速し、カーブが多い区間でもしっかり道に沿って走行。道路を曲がる際はゆっくり減速します。

この自動運転を実現しているのが、車体に取り付けられた28のカメラとセンサー。周りの車や歩行者の状況を認識しながら、最高時速35キロで走行します。またAI人工知能を搭載していて、周りの交通状況を学習することでスムーズな運行が可能になっているといいます。

ただ13人以上が乗車する時や、路肩に停まっている車両などを避ける場合は、同乗する保安員が運転。当面の間は早朝や夜間なども手動で運行します。

また運賃の支払いは完全キャッシュレス。全国交通系ICカードなどで支払います。

伊予鉄グループ・清水一郎社長:
「路線バスの自動運転レベル4。これを本格運行するのは全国で初めてなんです。全く何もないところからここまで行き着くには、本当に苦労がありました。全国に広がることを願ってますし、公共交通の持続可能になるようにがんばっていきたい」

自動運転する際は営業所で遠隔監視を実施。しかし将来はバスに保安員が乗り込まず遠隔監視のみでの運行も目指していて、乗務員の働き方改革や担い手不足の解消に期待がかかります。

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12月25日 19:05
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