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「求む土木技術職上級」松山市で公務員試験なし採用枠 口述試験などで選抜 背景に“売り手市場”【愛媛】
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愛媛県の松山市は土木の技術職上級の採用で、専門知識を問う筆記試験などのいわゆる「公務員試験」なしの採用枠を設けました。口述試験などで来年度は5人程度を選抜します。理由は土木業でも売り手市場が続き、職員の確保が難しいためとしています。

松山市によりますと新しい採用枠を設けたのは「技術職上級(土木)」。採用は専門の筆記試験と集団面接などのいわゆる「公務員試験」を設けず、一般的な教養や性格などを問う基礎能力試験と土木の専門知識や適正を問う口述試験で選抜します。

来年度の採用は5人程度。募集は今年1月10日から12月31日までその都度受け付けています。対象は1992年4月1日から2004年4月2日までに生まれた人。大学3年生も受け付けています。

松山市で今年4月に入る土木の技術職上級の採用者は3人で、本来の採用枠は10人。この数年、予定の採用枠に届かず採用の確保に苦しんでいるとしています。背景には企業の活発な採用があり、学生らの売り手市場が続いているためと分析しています。

松山市は就活サイトを通じた「オファー型」の採用にも取り組んでいて、今回の新たな採用枠にもつなげたいとしています。担当者は「試験が受けやすくなった。まだハードルが高いと感じた場合は、現場の見学や職員への相談も受け付けている」と話しています。

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1月21日 19:06
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