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「定着の可能性高い」“メスだけで繁殖”特定外来生物ザリガニ 松山で8〜9月に58匹捕獲【愛媛】
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メス1匹だけで繁殖するザリガニ「ミステリークレイフィッシュ」が特定外来生物に指定されてから、愛媛県松山市内の泉で5月以降に相次いで確認されているなか、8月下旬から9月9日の間に58匹捕獲され、定着している可能性が高いことが分かりました。(画像:愛媛県生物多様性センター提供)

「ミステリークレイフィッシュ」は特定外来生物に2020年から指定。松山市森松町の重信川の近くにある「松原泉」では5月に2匹、6月に1匹見つかっています。全国で捕獲されているのは沖縄県と愛媛県、北海道のみです。

愛媛県生物多様性センターによりますと、一般の人から8月27日に「松原泉で疑わしい個体を見つけた」と連絡があり、この日に調査すると38匹を捕獲。さらに9月9日にも松山河川国道事務所の職員も含め11人で2時間作業したところ、20匹を捕獲しました。体長は3〜4センチが中心だったということです。

「ミステリークレイフィッシュ」はアメリカザリガニの仲間で、オスは存在せずメスだけで繁殖。最大で約700個程の卵を産んでいるケースが報告されています。またザリガニペストや白斑病などの病気を運ぶほか、在来種の多様な水生生物や食べたり、水草を切断したりして生態系を壊す恐れがあるとされ、飼育や運搬、販売、譲渡、野外への放出は禁止されています。

県生物多様性センターは「定着している可能性が高い」とし、10月と11月も調査するとしています。

また県民らからの情報提供が早期の発見や繁殖の予防・駆除につながるとして、疑わしいケースは、目撃場所や写真、動画などを県や生物多様性センター、発見した場所の市や町に連絡して欲しいと呼びかけています。

外見的な特徴はマーブル模様や背中から尾に向かって黒い線があるほか、体の色は青や緑が混ざった灰色で、褐色や緑褐色、青の個体もいるということです。詳しい見分け方は環境省のHPをご覧下さい。

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9月10日 19:00
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