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西条沖の養殖ノリ色落ちなどに対応 愛媛県が栄養塩の管理計画定める 下水処理施設濃度上げ放流【愛媛】
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愛媛県の西条市の沖合で養殖ノリの色落ちが問題になっているなどしているため、県は栄養塩の管理計画を定めました。下水処理施設からの処理水の栄養塩の濃度を上げて放流し、効果や海への影響を調べていきます。

愛媛県の21日の発表によりますと、瀬戸内海では水質改善に伴い下水などに含まれるリンや窒素など、海藻の養分になる栄養塩が不足し、西条市の沖合では養殖ノリの色落ちが問題になるなどしています。このため栄養塩の増加が必要なエリアを対象に管理計画を定めました。

対象エリアは養殖ノリの色落ちが発生している西条市の沖合と、海藻の生産量が減少している伊予灘の沿岸。西条市では2つの下水処理施設がノリを養殖する10月から3月の間、処理水の栄養塩の濃度を上げて放流します。伊予灘の沿岸では松山市、松前町、伊方町の6つの下水処理施設が1年を通して同様の処理をします。

この海域の窒素の濃度は1リットル当たり0.15ミリグラム〜0・2ミリグラム。計画では上限を0.3ミリグラムに定めます。リンは1リットル当たり0.02ミリグラムで、上限を0.03ミリグラムにします。

愛媛県はこの措置の効果や海への影響をモニタリング調査し、必要に応じて計画を見直していくとしています。

養殖ノリの色落ちを巡っては、西条市と上島町でドローンで上空から肥料をまいたり、海底を耕して栄養塩を海中に増やしたりする対策が取られています。

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10月28日 18:48
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