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体長5ミリも…メスだけで繁殖「ミステリークレイフィッシュ」松山で94匹捕獲 前回より大幅増【愛媛】
メスだけで繁殖する特定外来生物のザリガニ「ミステリークレイフィッシュ」が、愛媛県松山市の泉で今年5月に確認されて以降、県などは8月と9月の2回の調査であわせて58匹を捕獲。10月も7日に2時間で94匹を捕獲しました。なかには体長5ミリの生まれて間もない個体も。「定着している可能性が高い」として、ミステリーな生態を明らかしていきたいとしています。

鈴木瑠梨キャスター:
「謎の外来生物、ミステリークレイフィッシュ。ここ松原泉でも今年複数見つかったということで、きょうは調査のための捕獲作業が行われています」

調査が行われたのは、重信川沿いにある松山市森松町の松原泉。愛媛県生物多様性センターや松山河川国道事務所の職員ら約15人が捕獲にあたりました。調査を主導するのは、県生物多様性センターの村上裕主任研究員です。

村上裕主任研究員:
「いました。いました。これね、ミステリークレイフィッシュ。緑っぽい色で、アメリカザリガニの小さいころとよく似てるんだよね」

ミステリークレイフィッシュはアメリカザリガニの仲間。最大10センチ程度で、メスだけで繁殖でき、水草を切断したり小動物を捕食したりして生態系を壊す恐れがあるとして、2020年に特定外来生物に指定されました。

愛媛県ではこの泉で今年5月に2匹、6月に1匹を確認。このあとにも情報提供があり、調査したところ8月下旬に38匹、9月上旬に20匹が見つかりました。今回は大幅に増え2時間で94匹を捕獲。県生物多様性センターは改めて「定着している可能性が高い」としています。

村上裕主任研究員:
「まず生態も明らかになっていないんですね。そういったものも踏まえて定期的な捕獲調査をすることで、発生動態を明らかにしていくのが今回の調査の目的となります」

その名の通り謎多きミステリークレイフィッシが全国で捕獲されているのは、沖縄県と愛媛県、北海道のみ。生態の解明が急がれます。

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10月7日 18:50
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