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市議会に相談なく「総事業費26億円」計画 西条市長と意見交換会 撤回求める厳しい声相次ぐ【愛媛】
愛媛県の西条市で市長が市議会などに説明せず、新しいホールの建設など2件に総事業費約26億円をかける計画をして市議会が反発しています。この状況のなか、市長と市議たちとの意見交換会が16日に開かれ、計画の撤回などを求める声が相次ぎました。

女性市議:
「申請が通ればこっちのものだと考えられたのか。この交付金申請を取り下げられてはいかがでしょうか」

市議が反発しているのは、西条市朔日市の商業施設の敷地内に100人以上が収容できる多目的ホールの新設。そして休館中の温泉施設椿「交流館」を改修し、フィットネス設備を備えた健康増進施設にする2つの計画です。

2件の総事業費は約26億円。西条市の高橋敏明市長は自らの判断で、市民や市議会へ事前の説明をせずに国へ交付金を申請し、国は9月11日付で交付を決定しました。しかし反発したのは市議会です。

意見交換会では高橋市長が議員28人を前に、国への交付金の申請を急ぐあまり、議会へ説明の機会を設けなかったことを謝罪。議員からは「財政難の中で市民に負担を強いないか」などの疑問の声が噴出しました。

高橋市長は事業費26億円のうち、半分の13億円が国の負担で、残りは市が8億円、民間が5億円と負担の割合を説明しました。

市は市議会の承認が得られれば、2027年度から施設の利用をスタートさせる予定。ただ国の交付金を活用するためには、来年度末までに整備を完成させる必要があり、市長の見通しの甘さに厳しい指摘がありました。

市議:
「令和7年度も今もう9月で半分終わってます。残り1年半でこの10億と16億という事業を完結することできると思いますか。私は到底無理だと思う」

計画の撤回を求める声が相次いだ意見交換会。高橋市長は「意見を参考にしながら近日中に判断させていただきたい」と話し、この日は今後の明言を避けました。市政運営を巡り混乱するなか、市長の判断が迫られています。

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9月16日 18:51
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