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「万博の開催も」愛媛でも早いインフルエンザ流行の要因 変異株「サブクレードK」可能性指摘【愛媛】
愛媛県内でもインフルエンザが流行し警報レベルが続いていて、医療機関が対応に追われています。今年は例年より早く流行していて、要因として全国で新しい変異ウイルスが広がっているほか、大阪・関西万博の開催も背景にあるとしています。

愛媛県内のインフルエンザの感染者は11月30日までの1週間、1医療機関あたりの平均で39.38人が確認され、大きな流行の発生を示す警報レベルが続いています。

松山市の医療機関「越智クリニック」では5日、発熱した高校生が受診していました。この高校生のインフルエンザの検査結果は「陽性」でした。

高校生:
「きのうから熱が39度近くあって、とても頭がボウっとして、うまくはたらかない。感染源はやっぱり学校ですかね。流行ってるので」

越智邦明院長は、インフルエンザが例年流行するのは12月下旬からというものの、今年は11月から流行り始めていて、1日に約15人がインフルエンザの疑いで診察に訪れ、このうち10人程が陽性と診断されていると話します。

例年より流行が早いのは2つの理由があるとしています。

越智邦明院長:
「1つは今年は非常に寒暖差が激しかった。体調が非常に不良の人が増えてる。もう1つは今年は大阪・関西万博がありましたが、インフルエンザがはやってた国からいっぱいインバウンドの人がやってきた」

なんと大阪・関西万博も要因の一つ。また今年は流行の時期が早まったため、ワクチンの接種が間に合わなかった人もいたと明かしました。ワクチンの効果が現れるのは約2週間後とされていて、早めの接種を呼びかけます。

また愛媛県立衛生環境研究所の四宮博人所長によりますと、今年のインフルエンザで全国でまん延しているのが、「サブクレードK」という新たな変異ウイルス。これまでのインフルエンザA型がさらに変異したもので、90%以上を占めているとしています。

「サブクレードK」は症状はこれまでのA型と大きく変わらないものの、予防接種のワクチンの免疫が働きづらい特徴が見られ、早い時期での流行につながった可能性を指摘しています。

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12月5日 19:00
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