EBC News
EBC ライブニュース

月〜金曜日 15:45〜19:00

キャスター:
(月・火)正本 健太・曽我部 愛麗
(水〜金)内木 敦也・鈴木 瑠梨
気象予報士:
土井 麻央佳
「危機的な段階に突入」西予市が財政危機脱却プラン 国交付金減少 市“貯金”9年前の94%減に【愛媛】
「財政は危機的な段階に突入」。慢性的な赤字が続く愛媛県の西予市が10日、公共施設の再編や職員の人件費の見直しなどを盛り込んだ「財政危機脱却プラン」を発表しました。自治体の貯金である「財政調整基金」の残高が、9年前の48億3000万円と比べて約94%落ち込んで2億8000万円になり、財政の悪化が深刻な状況に陥っています。

管家一夫市長:
「まさに本市の財政は危機的な段階に突入していると言わざるを得ません。まだ余力のある今こそが変革に向けた最後のチャンスです」

西予市は国からの交付税の減少などのため、2018年度以降は慢性的な赤字決算に。自治体の貯金である「財政調整基金」も、残高が9年前の48億3000万円から2億8000万円に減るなど、財政の悪化が深刻な状況に陥っています。

この危機的な状況を受け、西予市は持続可能なまちづくりへ「財政危機脱却プラン」をとりまとめ、管家一夫市長が市議会で発表しました。

プランは「公共施設のマネジメント」「財政改革」「組織・業務改革」を3本柱。来年度から3年間、集中的に改革します。

具体的には市内の体育館を順次廃止し20から8施設に再編。公園も91カ所から38カ所に減らし、貸し付けや売却などを検討します。また業務のデジタル化などで職員の時間外手当を50%削減するなど人件費を抑制。給与を今後2年間、市長は40%、職員も1〜5%削減するとしています。

このほか、ふるさと納税の寄付額アップなど新たな財源確保に取り組むことで、最終的に20億円以上の財政調整基金の確保をめざします。

管家市長は「痛みを伴うが私たちも覚悟を持って臨む」と市民に理解と協力を求めています。

 #愛媛県 #西予市 #行政 #財政危機 #貯金 #対策 #財政調整基金 #交付金 #脱却 #プラン #管家一夫 #市長 #市議会 
10月14日 11:54
  • FNNビデオPost
  • FNNプライムオンライン

県内の最新ニュース

もっと見る
あわせて読みたい