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愛南町でマサバの完全養殖に成功し初出荷「アニサキスも著しく少ない」日本一の産地を目指す【愛媛】
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養殖魚の生産量日本一を誇る愛媛県で、次世代の養殖魚として育てる方法を研究していたのがマサバ。完全養殖に成功し15日に初めて出荷されました。

愛南町の沖合の水揚げされたのは、完全養殖されたマサバ。人工的にふ化した卵から育てた親の卵から再び人工ふ化で育ちました。

このマサバを巡っては愛媛県水産研究センターが、昨年度から完全養殖の方法を研究。人工ふ化させた稚魚8000匹を、愛南町や宇和島市など県内6つの養殖業者をぞれぞれ無償で渡しました。

このうち愛南町の「ヤマニ中田水産」のイケスには、去年6月に8センチ程の稚魚を渡されてから1年半が経ち、約30センチまで成長。愛媛県で初めて水揚げされました。

県水産研究センター・渡邉昭生センター長:
「マサバ養殖に関しては、他県と比べてやや出遅れ気味であった。 そういったなか種苗を(養殖業者に)供給して、 ぜひ日本一の産地を作ろうとしている」

完全養殖されたマサバは配合飼料を与えているため、アニサキスなどの寄生虫が著しく少ないといいます。

水揚げされたものは町内の飲食店に卸され、愛媛県内の6つの養殖業者では、来年の夏までにあわせて約1万7000匹の出荷が見込まれています。

天然のサバの漁獲量が減ってきているなか、愛媛県は完全養殖の技術を確立し、安定した供給につなげたいとしています。

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12月15日 18:43
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