2026年5月の俳句

  • 人待てる 椅子やはらかに 暮春かな

    2026.05.01 放送

    作者:林田紀音夫

    「暮春」は、春の終わりのことです。「暮の春」とも言い、春が去っていく寂しさが漂います。ぽつんと置かれている椅子か、あるいは劇場などの空席でしょうか。椅子は人を待っている、と改めて認識させてくれます。華やかだった春の名残のように、空っぽの椅子が照らされます。柔らかいのは椅子でもあるし、暮春でもあります。

    (監修:谷)

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