「聞ける俳句」は、
テレビ愛媛の夕方のニュースで
これまでに紹介された俳句を
『見て』『聞いて』
楽しんでいただけます。

監修:池内恵吾、神野紗希

  • 枝豆を飛ばして ビートルズ世代 

    今日の俳句

    2020.09.28 放送

    作者:大島雄作

    枝豆の旬は秋です。月見のときにお供えするので、月見豆ともいわれます。居酒屋でもビールのおともに欠かせない存在ですよね。作者は現在60代、まさにビートルズ世代です。気のおけない同世代の仲間と、往年の名曲について、語り合っているのでしょう。青春を懐かしく振り返る、いきいきとした時間です。

    (監修:神野)

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  • 秋つばめ 細きひかりと なりにけり

    今日の俳句

    2020.09.25 放送

    作者:名和永山

    春に日本へ渡って来て、生まれた雛を育て終えた燕は夏の間は葦原などで過ごし、九月の今ごろには群れをなして南方へと帰ってゆきます。この季節の燕を、俳句では「燕帰る」「去ぬ燕」「秋燕」などといいます。この句は「細きひかりと」という描写に、去りゆく燕に名残を惜しむ思いが感じられます。なお、稀には日本で冬を越す燕もおり、「残る燕」として句に詠まれます。

    (監修:池内)

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  • 大花野 ときどき雲の影に入り

    今日の俳句

    2020.09.24 放送

    作者:村上喜代子

    秋の草花が咲き乱れる野原を「花野」といいます。春や夏の野原は花があっても花野とはいいません。秋の野原には、春よりも多くの美しい草花が咲きます。よく見るとつつましやかな花が多く、花野には華やかな中にも哀れ深いおもむきが感じられます。この句は果てしなく広がる「大花野」の情景。上空を流れる雲が、ときどき大きな影となって花野を通り過ぎて行きます。

    (監修:池内)

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  • みみず鳴く 老いては妻に従へと

    今日の俳句

    2020.09.23 放送

    作者:高橋悦男

    静かな秋の夜、土の中からジーという音が聞こえることがあります。あたりの静けさに耐えかねて蚯蚓が鳴いているのでは、という想像から「みみず鳴く」という空想的な季語が生まれました。実際には蚯蚓には発声器官がなく、螻蛅の鳴き声を蚯蚓の鳴き声と聞き誤ったともいわれています。作者は現在86歳の方。蚯蚓かとも思える鳴き声は、作者には「老いては妻に従え」と聞こえているようです。

    (監修:池内)

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  • 閼伽桶に汲む渓水や 秋彼岸

    今日の俳句

    2020.09.22 放送

    作者:小路智壽子

    今日は二十四節気の秋分、そして秋の彼岸の中日。短くなってゆく昼の時間と長くなってゆく夜の時間が同じ長さになる日です。歳時記では単に「彼岸」といえば春の彼岸を指し、秋の彼岸は「秋彼岸」「後の彼岸」といいます。この句は秋彼岸のお墓参りの情景でしょう。墓地に近い渓谷で、お供えの水を閼伽桶に汲んでいる作者は、暑さもようやく衰えた秋の爽やかさを感じているようです。

    (監修:池内)

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テレビ愛媛ではみなさまから
俳句を募集しています!

10月のお題「夜長」の
応募は締め切りました

応募フォーム、メールアドレス、ハガキの中からご応募ください。メールアドレス、ハガキでのご応募は、お題を含む俳句(ふりがな)・氏名(ふりがな)・住所・電話番号・メールアドレスを記載してお送りください。一人何句でも応募可能です。選ばれた俳句は、EBC Live News「きょうの俳句」のコーナーで紹介させていただきます。
(採用された方には放送日を事前に連絡し、記念品を贈らせていただきます)
※俳句の募集は、毎月第2月曜日、午後6時から開始します。

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〒790-8537 テレビ愛媛「きょうの俳句」係

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監修の先生のご紹介

  • 池内恵吾

    池内恵吾(いけうちけいご)

    伊予郡松前町出身。松山南高校卒業。早稲田大学卒業 1959年フジテレビに入社。「小川 宏ショー」「3時のあなた」プロデューサーを経てフジテレビ退社後1984年愛媛放送(株)(現(株)テレビ愛媛)に入社。報道制作局長、取締役を歴任。1985年〜夕方ニュース「きょうの俳句」の放送原稿を担当。
    俳人協会 会員

  • 神野紗希

    神野紗希(こうのさき)

    松山市出身。松山東高時代に「俳句甲子園」で優勝。お茶の水女子大学卒業。東京を拠点に俳人として活躍し、NHK「俳句王国」司会「俳句さく咲く!」選者も担当。2015年から現代俳句協会の青年部長を務める。明治大学・玉川大学・聖心女子大学講師。句集に『星の地図』『光まみれの蜂』、著書に『日めくり子規・漱石』など。

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