「聞ける俳句」は、
テレビ愛媛の夕方のニュースで
これまでに紹介された俳句を
『見て』『聞いて』
楽しんでいただけます。

監修:池内恵吾、神野紗希

  • おでん酒 いよ々佳境の艶話

    今日の俳句

    2021.12.07 放送

    作者:渡邊孤鷲

    「おでん」の名は煮込み田楽から来ています。かつては関東炊きとも呼ばれました。醬油味のたっぷりの汁で大根、蒟蒻、竹輪、すじ肉などを煮込んだものに辛子をつけて食べる風味は、居酒屋や屋台で燗酒とともに味わうのが何よりのもの。「おでん酒」という季語も、そこから生まれました。お酒もほどよくまわり、色っぽい話題も佳境に入って来ました。作者は松山市にお住まいの俳人。「渋柿」主宰です。

    (監修:池内)

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  • 焼芋を 二つに割りて 見くらべる

    今日の俳句

    2021.12.06 放送

    作者:亀田虎童子

    甘藷を石焼きなどにする「焼芋」は、江戸時代の18世紀末に始まったといわれます。栗よりうまい十三里などと、その甘さは栗とよく比べられます。熱々でほっこりとした焼芋は、冬の寒い日には何よりの御八つですね。今年95歳になられた作者も、焼芋がお好きなようです。二つに割った熱々の焼芋を、さあどちらから齧りつこうかと見くらべています。

    (監修:池内)

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  • 輝いて 煮ゆるひじきや 冬すみれ

    今日の俳句

    2021.12.03 放送

    作者:山西雅子

    すみれの花は、冬の寒さの中でも、日当たりのよい場所に、むらさきの可憐な花を咲かせます。一方、台所では、ひじきを煮ています。日向の冬すみれと、日差しに煮え上がるひじきと。「輝いて」と美しく表現することで、料理をするさりげない生活の場面にも、冬の光の尊さが満ちてきました。

    (監修:神野)

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  • マスクしてをらざる人を 追ふ視線

    今日の俳句

    2021.12.02 放送

    作者:抜井諒一

    冬には風邪がはやるので、マスクも冬の季語です。さらに新型コロナウイルスの感染拡大により、マスクは私たちの日常となりました。マスクをしていない人がいたら、なぜつけないのかと、つい目で追ってしまうことも。感染予防を心掛けるほどに、どこか周囲への監視も厳しくなるのかもしれません。コロナ禍の人間心理を鋭くとらえた一句です。

    (監修:神野)

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  • 十二月 木は立ったまま 星に会う 

    今日の俳句

    2021.12.01 放送

    作者:酒井弘司

    今日から十二月です。もう年の瀬だと思うと、いつもの風景も、どこか忘れがたい輝きに満ちてきます。葉を落とした木は枝を広げ、冬を立ち尽くします。夜には空気も冴え冴えと澄み、星も冷たく光ります。立ったまま星に向かい合う木は、どこか切実な印象で、私たち人間の知らない、命の世界を垣間見せます。

    (監修:神野)

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テレビ愛媛ではみなさまから
俳句を募集しています!

12月のお題「山眠る」の
応募は締め切りました

応募フォーム、メールアドレス、ハガキの中からご応募ください。メールアドレス、ハガキでのご応募は、お題を含む俳句(ふりがな)・氏名(ふりがな)・住所・電話番号・メールアドレスを記載してお送りください。一人何句でも応募可能です。選ばれた俳句は、EBC Live News「きょうの俳句」のコーナーで紹介させていただきます。
(採用された方には放送日を事前に連絡し、記念品を贈らせていただきます)
※俳句の募集は、毎月第2月曜日、午後6時から開始します。

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ハガキからの応募:
〒790-8537 テレビ愛媛「きょうの俳句」係

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監修の先生のご紹介

  • 池内恵吾

    池内恵吾(いけうちけいご)

    伊予郡松前町出身。松山南高校卒業。早稲田大学卒業 1959年フジテレビに入社。「小川 宏ショー」「3時のあなた」プロデューサーを経てフジテレビ退社後1984年愛媛放送(株)(現(株)テレビ愛媛)に入社。報道制作局長、取締役を歴任。1985年〜夕方ニュース「きょうの俳句」の放送原稿を担当。
    俳人協会 会員

  • 神野紗希

    神野紗希(こうのさき)

    松山市出身。松山東高時代に「俳句甲子園」で優勝。お茶の水女子大学卒業。東京を拠点に俳人として活躍し、NHK「俳句王国」司会「俳句さく咲く!」選者も担当。2015年から現代俳句協会の青年部長を務める。明治大学・玉川大学・聖心女子大学講師。句集に『星の地図』『光まみれの蜂』、著書に『日めくり子規・漱石』など。

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