「聞ける俳句」は、
テレビ愛媛の夕方のニュースで
これまでに紹介された俳句を
『見て』『聞いて』
楽しんでいただけます。

監修:池内恵吾、神野紗希

  • 睡蓮を わたり了せて 蝶高く

    今日の俳句

    2019.07.22 放送

    作者:高浜年尾

    睡蓮は、水面に葉を浮かべて咲く花です。画家のモネに愛されたことでも有名ですね。睡蓮の上を飛ぶ蝶が、花咲く池を渡り終え、高い空へと舞い上がるさまを詠みました。夏の午後をうっとりと咲く睡蓮と、ふわりと空へ消えてゆく蝶とが、幻想的な瞬間を作り出します。

    (監修:神野)

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  • 水蒔きの母に 夕風ついてゆく

    今日の俳句

    2019.07.19 放送

    作者:黛まどか

    夏の暑さ、埃を鎮めて、涼しくするために庭や路地などに水を撒きます。「水蒔き」あるいは「打水」という季語で、俳句にもよく詠まれます。夕方、お母さんがバケツの水を柄杓で撒いています。水を打たれた地面からは、ひんやりと涼気がたちのぼり、心なしか微かな風も感じられます。この現象を、この句は「母に夕風ついてゆく」と捉えています。

    (監修:池内)

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  • 滝落ちて 落ちて白濁 滝壺は

    今日の俳句

    2019.07.18 放送

    作者:今井妙子

    高い山や切り立った崖の多い日本には、多くの「滝」があります。水しぶきをあげて崖を流れ落ちる滝は、まことに涼しげな夏の眺めですが、季語として俳句に詠まれるようになったのは明治以降のことです。この句は、勢いよく流れ落ちる滝の眺めから、流れ落ちた果ての滝壺に視点を移し、落ちた勢いで白く濁った水をクローズ・アップしています。

    (監修:池内)

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  • 中天に 少しうるんで 夏の月

    今日の俳句

    2019.07.17 放送

    作者:黒川悦子

    ただ「月」といえば秋の季語。「夏の月」は昼間の暑さからやっと解放された夕涼みの折や、寝つかれない夜中に開けっ放しの窓から見たりする月です。また海や山へ出かけた時に、思いがけない明るく大きな月に出会うこともあります。この句は夕涼みをしながら見上げている月でしょうか。湿気の多い天心にかかる月は、少しうるんで見えています。

    (監修:池内)

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  • 塔頭に沙羅咲き 雨の美しく

    今日の俳句

    2019.07.16 放送

    作者:安食彰彦

    沙羅はツバキ科の落葉高木で、高さは10メートル以上にもなります。真夏に咲く「沙羅の花」は、椿に似た白い五弁の花。本来の名は「夏椿」ですが、お釈迦様が涅槃に入った沙羅双樹に似ているので沙羅と呼ばれるようになりました。この句は禪寺に咲いている沙羅の花でしょう。沙羅の花に降る雨が、お寺の塔にも美しく照り映えています。

    (監修:池内)

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  • 池内恵吾

    池内恵吾(いけうちけいご)

    伊予郡松前町出身。松山南高校卒業。早稲田大学卒業 1959年フジテレビに入社。「小川 宏ショー」「3時のあなた」プロデューサーを経てフジテレビ退社後1984年愛媛放送(株)(現(株)テレビ愛媛)に入社。報道制作局長、取締役を歴任。1985年〜夕方ニュース「きょうの俳句」の放送原稿を担当。
    俳人協会 会員

  • 神野紗希

    神野紗希(こうのさき)

    松山市出身。松山東高時代に「俳句甲子園」で優勝。お茶の水女子大学卒業。東京を拠点に俳人として活躍し、NHK「俳句王国」司会「俳句さく咲く!」選者も担当。2015年から現代俳句協会の青年部長を務める。明治大学・玉川大学・聖心女子大学講師。句集に『星の地図』『光まみれの蜂』、著書に『日めくり子規・漱石』など。

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