「聞ける俳句」は、
テレビ愛媛の夕方のニュースで
これまでに紹介された俳句を
『見て』『聞いて』
楽しんでいただけます。

監修:池内恵吾、神野紗希

  • ラレレラと 水田の蛙 鳴き交す

    今日の俳句

    2021.04.21 放送

    作者:山口誓子

    春は田んぼの再生の季節です。土を耕し水を張り、新しい収穫へ準備を整えます。水が入った田んぼは栄養豊富なので、生き物たちのオアシスです。春の季語「蛙」も、水田を泳ぎ、のびのびと鳴き交わします。蛙の声を表した「ラレレラ」という独特の表現に、春の水や風のなめらかな感触を思います。

    (監修:神野)

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  • 湖山まだ 冷えをはなさず 種下し

    今日の俳句

    2021.04.20 放送

    作者:鷲谷七菜子

    一年を二十四の季節に分けた二十四節気、今日から「穀雨」です。大地をうるおす暖かい雨が降る頃で、穀物の種をまき苗を植えます。種下ろしとは、田植えの準備のために、籾種を苗代にまく作業です。春が来たとはいえ、湖の水辺や山のふもとは、まだひんやりとしています。種下ろしの頃の空気感が、大きな風景に広がる一句です。

    (監修:神野)

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  • カフェラテの泡 風に散り 新社員

    今日の俳句

    2021.04.19 放送

    作者:辻内京子

    新年度に入社した新社員も、春の季語です。仕事の休憩時間でしょうか。店でカフェラテを注文した折、少し強い春風が吹き、表面の泡がふっと散りました。社会の厳しさに揉まれるからこそ、カフェラテの甘みを求めたのかも。新社員のみなさん、緊張の多い日々ですが、ときには好きな飲み物でリフレッシュして、肩の力を抜いてゆけますように。

    (監修:神野)

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  • ぶらんこや ひつこし荷物 積みし後

    今日の俳句

    2021.04.16 放送

    作者:砂山恵子(西条市)

    年度がわりの引越しでしょう。荷物を積み終えたので、あとは体を運ぶだけ。この町を去る前に、なじみの公園に立ち寄り、ぶらんこに座ります。住み慣れた町も、今日で最後。思い出を振り返りつつ、しばしぼんやりと、余白の時を過ごします。具体的な場面の描写で、ぶらんこの郷愁を、ゆたかに引き出しました。

    (監修:神野)

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  • 夜のぶらんこ 揺らしただけの 二人かな

    今日の俳句

    2021.04.15 放送

    作者:西原真樹(新居浜市)

    ほのかな恋の場面でしょう。夜の公園に来て、ベンチ代わりにぶらんこに座った二人。町の灯を見つめて、ただそれだけで、別れて家路につきました。どちらかが踏み込んで思いを打ち明けたなら、二人の未来はつながったのかもしれません。誰もいなくなった公園で、ぶらんこは静かに、風に揺れています。

    (監修:神野)

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テレビ愛媛ではみなさまから
俳句を募集しています!

5月のお題は
「キャベツ」 です

応募フォーム、メールアドレス、ハガキの中からご応募ください。メールアドレス、ハガキでのご応募は、お題を含む俳句(ふりがな)・氏名(ふりがな)・住所・電話番号・メールアドレスを記載してお送りください。一人何句でも応募可能です。選ばれた俳句は、EBC Live News「きょうの俳句」のコーナーで紹介させていただきます。
(採用された方には放送日を事前に連絡し、記念品を贈らせていただきます)
※俳句の募集は、毎月第2月曜日、午後6時から開始します。

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〒790-8537 テレビ愛媛「きょうの俳句」係

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監修の先生のご紹介

  • 池内恵吾

    池内恵吾(いけうちけいご)

    伊予郡松前町出身。松山南高校卒業。早稲田大学卒業 1959年フジテレビに入社。「小川 宏ショー」「3時のあなた」プロデューサーを経てフジテレビ退社後1984年愛媛放送(株)(現(株)テレビ愛媛)に入社。報道制作局長、取締役を歴任。1985年〜夕方ニュース「きょうの俳句」の放送原稿を担当。
    俳人協会 会員

  • 神野紗希

    神野紗希(こうのさき)

    松山市出身。松山東高時代に「俳句甲子園」で優勝。お茶の水女子大学卒業。東京を拠点に俳人として活躍し、NHK「俳句王国」司会「俳句さく咲く!」選者も担当。2015年から現代俳句協会の青年部長を務める。明治大学・玉川大学・聖心女子大学講師。句集に『星の地図』『光まみれの蜂』、著書に『日めくり子規・漱石』など。

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