「聞ける俳句」は、
テレビ愛媛の夕方のニュースで
これまでに紹介された俳句を
『見て』『聞いて』
楽しんでいただけます。

監修:池内恵吾、神野紗希

  • 蛇の舌ちろちろ この世探るかに

    今日の俳句

    2019.05.23 放送

    作者:奥名春江

    爬虫類のなかでも、手足が退化して細長い胴だけという特殊な姿なのが「蛇」です。古くから伝説や民話にも登場し、俳句にもよく詠まれています。不気味な姿が嫌われますが、日本に棲息する十種類あまりのなかで有毒なのは蝮とハブだけ。むしろ鼠を捕えて食べるなど、人の役に立つ存在です。舌をちろちろと見せながら這う蛇は、どこか神秘的にも感じられます。

    (監修:池内)

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  • きのふから 海はしろがね 袋掛

    今日の俳句

    2019.05.22 放送

    作者:広渡敬雄

    桃、葡萄、梨などの果実を鳥や害虫から守るため、紙の袋をかぶせるのが「袋掛」。果樹農家の、夏の大切な作業です。葡萄なら棚の下に身をかがめ、桃や梨は脚立に上って、果実の一つずつに丁寧に袋を掛けます。これは海を見おろせる桃の畑でしょうか。脚立から望む海は、沖合はるかまで銀色に光り、夏らしい趣を深めています。

    (監修:池内)

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  • 小満の 草の汁つ くシャツの袖

    今日の俳句

    2019.05.21 放送

    作者:黒澤麻生子

    きょうは二十四節気の「小満」。立夏から15日目で、天文学的には太陽の黄経が60度に達する日です。小満には、万物が成長し、草木が茂って天地に満ちはじめる、という意味があります。これは野原を散策している情景でしょうか。生い茂った草の汁が染み着いたシャツの袖に注目した、まさに小満ならではの一句です。

    (監修:池内)

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  • 白寿までは生きたし 新緑の日々に濃く

    今日の俳句

    2019.05.20 放送

    作者:藤崎実

    五月は「新緑」の季節。樹木によってさまざまな色合いの若葉の色が、日増しに濃くなってくる頃です。鮮やかで目の覚めるような新緑は、溌剌とした生命力を感じさせます。作者は現在96歳の方。日々に色を深める新緑を眺めながら、少なくとも白寿、すなわり99歳までは生きたいものだ、という思いを深めています。

    (監修:池内)

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  • 新茶香る ブラックホールの 話して

    今日の俳句

    2019.05.17 放送

    作者:とよみ(宇和島市)

    先月、史上初めてブラックホールの撮影に成功したことが発表され、その写真が話題になりました。新茶を淹れ、テレビや新聞を見ながら、家族でおしゃべりしているのでしょう。時事をさりげなく取り入れたことで、新茶とブラックホールとの意外な組み合わせが実現しました。新茶のフレッシュなみどりの光と、ブラックホールの漆黒の闇との対比が、この宇宙の広さ深さを感じさせてくれます。

    (監修:神野)

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「かたつむり」 です

応募フォーム、メールアドレス、ハガキの中からご応募ください。メールアドレス、ハガキでのご応募は、お題を含む俳句(ふりがな)・氏名(ふりがな)・住所・電話番号・メールアドレスを記載してお送りください。選ばれた俳句は、EBCプライムニュース「きょうの俳句」のコーナーで紹介させていただきます。
(採用された方には放送日を事前に連絡し、記念品を贈らせていただきます)

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〒790-8537 テレビ愛媛「きょうの俳句」係

監修の先生のご紹介

  • 池内恵吾

    池内恵吾(いけうちけいご)

    伊予郡松前町出身。松山南高校卒業。早稲田大学卒業 1959年フジテレビに入社。「小川 宏ショー」「3時のあなた」プロデューサーを経てフジテレビ退社後1984年愛媛放送(株)(現(株)テレビ愛媛)に入社。報道制作局長、取締役を歴任。1985年〜夕方ニュース「きょうの俳句」の放送原稿を担当。
    俳人協会 会員

  • 神野紗希

    神野紗希(こうのさき)

    松山市出身。松山東高時代に「俳句甲子園」で優勝。お茶の水女子大学卒業。東京を拠点に俳人として活躍し、NHK「俳句王国」司会「俳句さく咲く!」選者も担当。2015年から現代俳句協会の青年部長を務める。明治大学・玉川大学・聖心女子大学講師。句集に『星の地図』『光まみれの蜂』、著書に『日めくり子規・漱石』など。

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