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“メスだけで繁殖”特定外来ザリガニが11月も94匹捕獲 松山の泉 生態解明へ飼育し試験研究【愛媛】
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愛媛県松山市で見つかっている特定外来生物で、メスだけで繁殖するザリガニ「ミステリークレイフィッシュ」の大規模な調査が11月4日も行われ、94匹が捕獲されました。県生物多様性センターは「定着している可能性が高い」と判断していて、個体の一部を国の許可を得て飼育して試験研究に利用しています。(画像:愛媛県生物多様性センター提供)

「ミステリークレイフィッシュ」はアメリカザリガニの仲間で、メスだけで繁殖できるのが特徴。特定外来生物に2020年指定されています。

重信川の近くにある松山市森松町の松原泉で、今年5月と6月にあわせて3匹が発見され、8月に一般からの通報を受け県生物多様性センターの職員らと38匹が捕獲されたため、9月から大規模な捕獲調査が始まっています。

調査は2時間に区切って実施。県生物多様性センターによりますと11月の調査は4日に行われ、体長3〜4センチを中心に94匹が見つかったということです。これまでの調査では9月20匹、10月94匹が捕獲され、10月は生後間もない5ミリの個体も見つかっています。

「ミステリークレイフィッシュ」は在来種の多様な水生生物を食べたり、水草を切断したりして生態系を壊す恐れがあり、飼育や運搬、販売、譲渡、野外への放出は禁止。全国で捕獲されているのは沖縄県と愛媛県、北海道のみとされています。

県生物多様性センターは「定着している可能性が高い」と判断を示していて、定期的な調査と情報収集を続けるほか、生態が明らかになってないため、個体の一部を国の許可を得て飼育し試験研究に利用しているとしています。

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11月17日 15:27
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