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“メスだけで繁殖”特定外来ザリガニ「ふ化から成長早く根絶に高いハードル」愛媛県の飼育研究結果【愛媛】
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メスだけで繁殖する特定外来生物のザリガニ「ミステリークレイフィッシュ」が、愛媛県松山市内の泉で去年相次いで確認され、県の生物多様性センターが国の許可得て飼育研究した結果を、学会で今年3月に発表しました。ほとんどの個体が産卵し、体長3センチほど・ふ化から3カ月余りで産卵したケースも見られ、「ふ化からの成長が早い個体もあり、根絶にはすごくハードルが高い生物」と指摘しています。飼育している生き物を野外に逃がさないよう呼びかけています。(画像:体長3センチ程の産卵個体 愛媛県生物多様性センター提供)

「ミステリークレイフィッシュ」はアメリカザリガニの仲間。オスは存在せずメスだけで繁殖し、特定外来生物に2020年から指定。国内で捕獲されているのは沖縄県と愛媛県、北海道のみです。

愛媛県では、松山市森松町の重信川の近くにある「松原泉」で去年5月に初めて確認され、愛媛県の生物多様性センター8月下旬、捕獲調査を始めると同時に国の許可を得て飼育調査に取り組みました。

県生物多様性センターの村上裕主任研究員によりますと、飼育調査では今年1月までに屋外で捕獲した625匹のうち56匹を室内で飼育。このうち51匹が産卵し、1匹あたり卵が最大で686個確認されたとしています。野外で年2回産卵する個体が一定数いる可能性があるということです。また約3センチ程度から産卵が可能。ふ化から107日で産卵したケースも見られたほか、う化までの平均は17.7日だったということです。

松原泉は「ミステリークレイフィッシュ」が、「定着している可能性が高い」とされていて、村上主任研究員は今回の研究の結果、「ふ化からの成長が早い個体もあり、根絶にはすごくハードルが高い生物」と指摘。飼育している生き物を野外に逃がさないよう呼びかけています。

この研究結果は京都で今年3月に開かれた「日本生態学会」で発表されていて、4月以降も捕獲や飼育などの研究を続けていくとしています。

愛媛県は、県民らからの情報提供が早期の発見や繁殖の予防・駆除につながるとして、疑わしいケースは目撃場所や写真、動画などを県や生物多様性センター、発見した場所の市や町への連絡を呼びかけています。

外見的な特徴はマーブル模様や背中から尾に向かって黒い線があるほか、体の色は青や緑が混ざった灰色で、褐色や緑褐色、青の個体もいるということです。詳しい見分け方は環境省のHPをご覧下さい。

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4月15日 15:54
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