視聴者の皆さまからの句

こちらのページでは、視聴者の皆様から応募いただいた俳句をご紹介しています。
毎月ご応募いただいた俳句から5句を選び、EBC Live News「きょうの俳句」のコーナーで放送させていただきます。

2026年4月の
優秀句

放送ではご紹介できなかった「佳作句」はこちら

2026年4月の季語(お題)は
春眠 です
  • 春眠し ゴルゴの置いてある 床屋

    今日の俳句

    2026.04.27 放送

    作者:ジン・ケンジ(京都)

    理髪店には、時間を潰すためなのか、よく漫画が置いてあります。懐かしの『ゴルゴ13』を揃えている床屋さんも、たしかにありそうです。漫画の棚をちらりと見やりつつ、春の日差しにうとうとと眠気が兆します。何の変哲もない町の風景が、淡々と言葉の中に写されました。

    (監修:神野)

    音声で俳句を聞く/止める
  • 春眠や 真珠の育つ 海遥か

    今日の俳句

    2026.04.24 放送

    作者:岡野 未由子(宇和島)

    陸地でうとうとしながら、遠く輝く宇和海を思えば、湾はいま春の光に満ちています。人間が眠っている間にも、アコヤ貝は海の中で、刻々と真珠を育てているのでしょうか。真珠の放つやわらかな光が、春眠のまぶしさの感覚を引き出し、ゆたかな風土の春が存分にあふれます。

    (監修:神野)

    音声で俳句を聞く/止める
  • クッションは ささやかな盾 春眠し

    今日の俳句

    2026.04.23 放送

    作者:すまいる そら(鳥取)

    春、眠気を感じながらソファに横になり、クッションを抱いています。そのときふと、クッションはまるで盾のようだ、と感じました。クッションが盾だとするならば、何から守っているのでしょうか。自分をやさしく抱きしめて、春眠に安寧を求める時間も、また大切です。

    (監修:神野)

    音声で俳句を聞く/止める
  • 春眠や 蝶吐き出して また眠る

    今日の俳句

    2026.04.22 放送

    作者:石浜西夏(大阪)

    幻想的な一句です。眠たくて、春の日差しにうとうとしている人が、ふっと蝶を吐き出し、また眠りの世界へ戻りました。蝶は、見ている夢のかけらのようでもあり、その人の魂のようでもあります。春眠の感覚を、イメージを広げ、映像的に描き出しました。

    (監修:神野)

    音声で俳句を聞く/止める
  • 給食の シチューとろとろ 春眠し

    今日の俳句

    2026.04.21 放送

    作者:澤田 紫(埼玉)

    学校の日常の中に「春眠」という季語を見つけました。新学期が始まり、給食もスタートしました。中でもシチューは人気メニューです。とろとろに煮込んだやさしい甘みが体を満たせば、幸せな眠気も、とろとろと満ちてきます。午後の授業も、あと少し、眠気と戦いながら頑張って。

    (監修:神野)

    音声で俳句を聞く/止める
  • フキダシは 雲のかたちや 春眠し

    今日の俳句

    2026.04.17 放送

    作者:小川野雪兎(大阪)

    漫画などで登場人物がセリフをしゃべるとき、文字を囲うのがフキダシです。いわれてみればたしかに、雲みたいなふわんふわんとしたフキダシ、ありますよね。漫画を読んでいたら、だんだん眠くなってきました。雲のかたちのやわらかさが、眠気をとろとろと引き出します。

    (監修:神野)

    音声で俳句を聞く/止める
  • 春眠や 来世は何に 生まれるか

    今日の俳句

    2026.04.16 放送

    作者:黒田汰呂(松山)

    「胡蝶の夢」という中国の故事があります。蝶の夢から目覚めたあと、私は人間として蝶の夢を見ていたのか、それとも今のこの人生が蝶の見ている夢なのか、人生の儚さを感じる話です。春眠の夢で、今度は何に生まれるでしょう。輪廻転生のはるかな旅を思えば、うとうとと眠気が兆します。

    (監修:神野)

    音声で俳句を聞く/止める
  • シャンディガフ 春眠の 前奏として

    今日の俳句

    2026.04.15 放送

    作者:満生あをね(福岡)

    シャンディガフとはカクテルの一種で、ビールをジンジャーエールと合わせたドリンクです。グラスの中の黄金色を、小さな泡がきらきらと昇ってゆくさまは、まるで夢の始まりのよう。ほのかな酔いが回れば、うとうとと心地よく、春眠にからめとられてゆくのでしょう。

    (監修:神野)

    音声で俳句を聞く/止める
  • 定規でつつく 春眠の友の背な

    今日の俳句

    2026.04.14 放送

    作者:桜鯛みわ(東京)

    春は日差しもあたたかで、ついうとうとと眠たくなります。授業中、前の席の友人が、どうやら眠っているみたいです。先生に気づかれないよう、定規の先でつんつんと突き、そっと起こします。でも、春風のやさしさに、またすぐ睡魔が兆しそう。おだやかな教室のひとコマです。

    (監修:神野)

    音声で俳句を聞く/止める
  • 春眠や 膜を張りゆく ミルクティー

    今日の俳句

    2026.04.13 放送

    作者:小林佑輔(松山)

    春はのどかで寝心地がよく、朝が来てもついとろとろと眠ってしまいます。中国の詩人・孟浩然の詩の一節「春眠暁を覚えず」から、「春眠」という季語が生まれました。ミルクティーの表面に、とろんと膜が張ります。あたたかな甘さに、やわらかく眠気が広がります。

    (監修:神野)

    音声で俳句を聞く/止める

2026年4月の佳作句

放送ではご紹介できなかった俳句を「佳作句」として少しだけご紹介。

  • さかしまのドライフラワー春眠し

    作者:押見げばげば

  • 春眠の夢うらがへす大魚の尾

    作者:大和出ユウスケ

  • 春眠の海馬ゆさゆさ太らせて

    作者:守田散歩

  • みづうみに櫂なき小舟春眠す

    作者:七瀬ゆきこ

  • 余震なほ春眠の子の柔き髪

    作者:苫野とまや

  • 襟とめる小さきボタンや春眠し

    作者:毬雨水佳

  • ヴァプールの貝の匂ひよ春眠し

    作者:巴里乃嬬

  • 春眠やギリシャ神話に指栞

    作者:武井保一

  • 春眠し残りのグミ÷授業数

    作者:北野小町

  • 春眠や鳥から空は奪えない

    作者:明日ぱらこ

  • 春眠や空の匂いの柔軟剤

    作者:或人

  • 絶望に春眠という処方箋

    作者:藍月

  • 春眠や鼻母音響くフランス語

    作者:樫の木

  • 春眠のゼミ室マグカップの湯気

    作者:Q&A

  • 春眠や一夜寝かせるアップルパイ

    作者:青野すみれ

  • 春眠や河馬ゆつくりと口閉じる

    作者:城内幸江

  • 春眠し容量不足のスマートフォン

    作者:山内佑資

  • さざなみは鈴春眠のあにいもと

    作者:葦屋蛙城

  • 春眠しメレンゲ菓子を詰めをれば

    作者:源早苗

  • 信楽の狸のでべそ春眠し

    作者:奈良香里

  • 役者絵の寄り目見てゐて春眠し

    作者:近藤周三

  • 上階の子は春眠を知らんのか

    作者:白猫のあくび

  • 引出しに昔の名刺春眠し

    作者:佐藤志祐

  • 春眠の夢の中なる毬赤し

    作者:彩汀

  • 重たげな木偶の瞼や春眠し

    作者:小林土璃

  • 春眠い国でありたし弱くとも

    作者:鹿達熊夜

  • 春眠やダリの時計の伸びる伸びる

    作者:そまり

  • 水底に光が差して春眠し

    作者:立田渓

  • 春眠や赤子の腿の膨らみぬ

    作者:風友

  • 春眠やガリア戦記の直中に

    作者:竹橋誠司

  • 鳩の声優し術後の春眠し

    作者:もひー

  • 月の裏見て来し貌や春眠し

    作者:林省造

  • 牛乳に膜張るごとし春眠し

    作者:栗田修次

  • 甘やかや春の眠りに雨とほく

    作者:杏乃みずな

  • 春眠やメタセコイアの影にゐる

    作者:音羽凜

  • 掌に顎の重し春眠し

    作者:洒落神戸

  • やせこけた身へみづ巡るかに春眠

    作者:靫草子

  • 起承転また転春眠の夢中

    作者:野口雅也

  • 春眠のまへ後朝のあと敬語

    作者:東沖和季

  • 大き花弁はらはらと春眠のすゑ

    作者:鈴白菜実

  • 春眠しナッツをつまみ続ける手

    作者:宇佐美好子

  • グラスハープのゆらぎ春眠の名残

    作者:みやこわすれ

  • 春眠や午後の講義は人間論

    作者:みらんだぶぅ

  • ウェブページの構文エラー春眠し

    作者:伊藤映雪

  • 路傍にて石売る人よ春眠し

    作者:浦城亮祐

  • 図書館にゐて春眠をほしいまま

    作者:新濃健

  • 春眠へ国語教師のチョークかな

    作者:小笹いのり

  • 春眠しマーマレードに沈むごと

    作者:田尻武雄

  • 春眠やラピスラズリの空深く

    作者:渋谷晶

  • 春眠や次は終点横河原

    作者:松山帖句

  • 春眠の覚めて冷たきスマホかな

    作者:松田寛生

  • ずぶずぶと泥濘に足春眠し

    作者:正念亭若知古

  • 春眠やすとんと落つる砂時計

    作者:青野みやび

  • 春眠やセガンティーニの空綺麗

    作者:赤尾てるぐ

  • 指人形さしたまま吾子春眠す

    作者:佐藤浩章

  • 積ん読の史書の埃や春眠し

    作者:佐藤茂之

  • ペンギンはぺたぺた歩く春眠し

    作者:三好眞喜子

  • 春眠や石手を渡る豆電車

    作者:山崎力

  • 春眠や砂糖をふりしゆで卵

    作者:珊瑚霧

  • 春眠や眠れ眠れと星が降る

    作者:宍野宏治

  • 渡された雑巾古い春眠い

    作者:川村ひろの

  • 乳飲み子にとろりと春眠の重み

    作者:丁鼻トゥエルブ

  • 春眠しバスは一日二本だけ

    作者:渡辺春美

  • 春眠や全部正しい夢ばかり

    作者:唐澤うに

  • 春眠を崩して猫の唸りごゑ

    作者:東田一鮎

  • 春眠の猫なりスニーカーの上

    作者:藤雪陽

  • 春眠し母のドーナツ揚げる音

    作者:藤橋一憲

  • 春眠のやうな永眠望みけり

    作者:藤田康子

  • 春眠の稚のあしうら桜色

    作者:藤尾裕子

  • 春眠し禁帯出の英国史

    作者:祐宇

  • 茣蓙に臥す地熱湯治や春眠す

    作者:野々村澄夫

  • 春眠の夢喰ふ獏の桜色

    作者:柚木みゆき

  • 春眠を裂くアメリカの打球音

    作者:平良嘉列乙

  • 春眠覚む終末時計巻き戻せ

    作者:武井日出子

  • 船溜まりの緩やかな音春眠し

    作者:茂木りん

  • 春眠や今の俺から過去の僕

    作者:葉月庵郁斗

  • 川の岩場で春眠の吾が身かな

    作者:野中泰佑

聞ける俳句 トップへ戻る

テレビ愛媛ではみなさまから
俳句を募集しています!

5月のお題「白鷺」の応募は締め切りました

応募フォーム、メールアドレス、ハガキの中からご応募ください。メールアドレス、ハガキでのご応募は、お題を含む俳句(ふりがな)・氏名(ふりがな)・住所・電話番号・メールアドレスを記載してお送りください。一人何句でも応募可能です。選ばれた俳句は、EBC Live News「きょうの俳句」コーナーでの放送のほか、テレビ愛媛のホームページ等で紹介します。作者の氏名(ペンネームの場合はペンネーム)、お住いの市町名(ジュニアの場合は学校名)も紹介されます。
(採用された方には放送日を事前に連絡し、記念品を贈らせていただきます。)
※俳句の募集は、毎月第2月曜日、午後6時から開始します。

応募規約

・応募作品は未発表で、ご自身の作品(著作権がご自身にある作品)に限ります。
・他人の作品に著しく類似、または他人の作品の盗用など、第三者の権利を侵害する可能性があると判断した場合は、応募の対象外とします。
・テレビ愛媛は応募作品による権利の侵害等に対し、一切の責任を負いません。

個人情報の取り扱いについて

頂いた個人情報は、優秀句に選ばれた方への事前連絡並びに記念品をお送りする際にのみ使用させて頂きます。

俳句の応募はこちら

メールアドレスからの応募: 応募先メールアドレス

ハガキからの応募:
〒790-8537 テレビ愛媛「きょうの俳句」係

ここから「選ばれた俳句だけをすべて聞く」が再生されます。

「選ばれた俳句だけをすべて聞く」ランダムで再生されます

選ばれた俳句のバックナンバー

聞ける俳句のトップへもどる
pagetop