視聴者の皆さまからの句

こちらのページでは、視聴者の皆様から応募いただいた俳句をご紹介しています。
毎月ご応募いただいた俳句から5句を選び、EBC Live News「きょうの俳句」のコーナーで放送させていただきます。

2025年11月の
優秀句

2025年11月の季語(お題)は
帰り花(かえりばな) です
  • 星になり風になり 今 返り花

    今日の俳句

    2025.11.14 放送

    作者:松山帖句(松山)

    星になって、風になって、いま返り花としてここに在るのは、誰の魂でしょうか。この世を去っても、姿を変え、ときには返り花となって、大切な人のそばに咲くこともあるのかもしれません。季節外れになぜか一輪咲く花が、誰かのメッセージのように思えることもあります。思いが静かに世界を巡ります。

    (監修:神野)

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  • 海底に 月を描く子や 帰り花

    今日の俳句

    2025.11.13 放送

    作者:七瀬ゆきこ(三重)

    子どもがお絵描きをしています。魚たちが遊んでいる楽しい絵でしょうか。それとも、海の底に沈んだ誰かを思っているのでしょうか。海なのに月を描く、子どもの独特の想像力が、不思議な世界を作り出しました。帰り花が、海の底の月のように、ぽつんと白く光っています。

    (監修:神野)

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  • 利休帽の樗堂 躑躅の 忘れ花

    今日の俳句

    2025.11.12 放送

    作者:やぎ じゅうめい(松山)

    栗田樗堂は江戸時代に活躍した、伊予の俳人です。50歳を過ぎ、余生を心ゆたかに過ごすための庵を、松山市内に結びました。現存する樗堂の肖像は、風流に利休帽をかぶっています。草庵で俳諧に遊んだ樗堂。その庭の躑躅は、冬のはじめに、帰り花を咲かせることもあったでしょうか。

    (監修:神野)

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  • 廃校に 猫の溜まり場 帰り花

    今日の俳句

    2025.11.11 放送

    作者:井上和美(砥部)

    もう使われていない学校のひと隅、グラウンドの桜の下や裏門のつつじの脇などに、猫がよく集まっています。あたたかい日ざしにひらく帰り花には、ここから冬が深まってゆく厳しさも潜んでいます。猫たちにも、冬の寒さが待っています。束の間の日だまりを分かち合う、やすらぎのひとときです。

    (監修:神野)

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  • 帰り花 人に教へて 見失ふ

    今日の俳句

    2025.11.10 放送

    作者:岩淵晃三(松山)

    冬のはじめのあたたかい日に、つつじや桜などが二、三輪、季節を間違えて咲くことがあります。これが、「帰り花」です。世界が枯れゆく寂しさの中で、帰り花を見つけると、じんわりと嬉しいものです。人に伝えたくて「ほら」と指さすとき、その花を見失ってしまいました。帰り花の儚さが伝わります。

    (監修:神野)

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テレビ愛媛ではみなさまから
俳句を募集しています!

12月のお題は
「木枯」 です

応募フォーム、メールアドレス、ハガキの中からご応募ください。メールアドレス、ハガキでのご応募は、お題を含む俳句(ふりがな)・氏名(ふりがな)・住所・電話番号・メールアドレスを記載してお送りください。一人何句でも応募可能です。選ばれた俳句は、EBC Live News「きょうの俳句」コーナーでの放送のほか、テレビ愛媛のホームページ等で紹介します。作者の氏名(ペンネームの場合はペンネーム)、お住いの市町名(ジュニアの場合は学校名)も紹介されます。
(採用された方には放送日を事前に連絡し、記念品を贈らせていただきます。)
※俳句の募集は、毎月第2月曜日、午後6時から開始します。

応募規約

・応募作品は未発表で、ご自身の作品(著作権がご自身にある作品)に限ります。
・他人の作品に著しく類似、または他人の作品の盗用など、第三者の権利を侵害する可能性があると判断した場合は、応募の対象外とします。
・テレビ愛媛は応募作品による権利の侵害等に対し、一切の責任を負いません。

個人情報の取り扱いについて

頂いた個人情報は、優秀句に選ばれた方への事前連絡並びに記念品をお送りする際にのみ使用させて頂きます。

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〒790-8537 テレビ愛媛「きょうの俳句」係

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