「聞ける俳句」は、
テレビ愛媛の夕方のニュースで
これまでに紹介された俳句を
『見て』『聞いて』
楽しんでいただけます。

監修:神野紗希、谷さやん

  • 相触れて たかぶりあへる 曼珠沙華

    今日の俳句

    2026.10.09 放送

    作者:三好潤子

    曼珠沙華はこの時期、田んぼの畦道や堤防などに群生します。三〇センチほどのすっと伸びた茎に、真紅の花数個を輪状につけて咲きます。白い曼珠沙華も見かけますが、この句の花は赤でしょう。天に向けて開くあの燃えるような赤。曼珠沙華どうしが揺れて触れ合い、高ぶっていく赤です。

    (監修:谷)

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  • 柿くふも 今年ばかりと 思ひけり

    今日の俳句

    2026.10.08 放送

    作者:正岡子規

    柿が店先に並ぶようになりました。柿好きだった子規の随筆「くだもの」によると、書生時代には樽柿ならば七つか八つを食べていたそうです。樽柿は渋を抜いた柿です。明治三十四年、身動きもままならない病人になっていましたが「今年ばかり」と、しみじみ柿を楽しみました。翌年、柿の季節の到来を待たずに亡くなりました。

    (監修:谷)

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  • 秋さびし ああこりやこりやと うたへども

    今日の俳句

    2026.10.07 放送

    作者:高柳重信

    俳句では「秋は」立秋の八月八日頃から、立冬の前日までを指します。空気が澄んで爽やかになる反面、枯れしぼむ衰退の季節でもあります。さみしさに囚われて、いっそ「ああこりゃこりゃ」と歌ってみます。「こりゃこりゃ」は、歌の中や終わりに入れて調子をとるための言葉。声を張り上げてみても、心の調子は整わないままの秋です。

    (監修:谷)

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  • 鶴を折る 十月の音 すこしして

    今日の俳句

    2026.10.06 放送

    作者:須山つとむ

    折り紙で鶴を作る時には、なんとなく自分がしおらしくなっている気がします。一枚の色紙をこまごまと折っていき、最後に羽をピンと伸ばす。据わりが少々悪くても、出来上がった鶴に愛情を感じます。十月の音とは、秋が深まって少し冷ややかな音でしょうか。折ることに一心になった人に聞こえた、鶴の声かもしれません。

    (監修:谷)

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  • 胴伸びる ときの無想や 秋の猫

    今日の俳句

    2026.10.05 放送

    作者:橋 �關ホ

    「秋思」という言葉があるように、秋は感傷的な気分の中で思索し、もの思いに浸ります。それがこの猫はどうだ、と半ばあきれ顔あるいは羨ましく眺めているようです。胴を伸ばした猫の、目を細めた辺り構わぬ顔を「無想」と哲学的に表現しました。秋思どころか、心に思うことなど何もないと言った顔です。

    (監修:谷)

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10月のお題「鹿」の
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メールアドレスからの応募: 応募先メールアドレス

ハガキからの応募:〒790-8537
テレビ愛媛「きょうの俳句」係

応募フォーム、メールアドレス、ハガキの中からご応募ください。メールアドレス、ハガキでのご応募は、お題を含む俳句(ふりがな)・氏名(ふりがな)・学校名(ジュニアの場合)・住所・電話番号・メールアドレスを記載してお送りください。一人何句でも応募可能です。選ばれた俳句は、EBC ライブニュース「きょうの俳句」コーナーでの放送のほか、テレビ愛媛のホームページ等で紹介します。作者の氏名(ペンネームの場合はペンネーム)、お住いの市町名(ジュニアの場合は学校名)も紹介されます。
(採用された方には放送日を事前に連絡し、記念品を贈らせていただきます。)
※俳句の募集は、毎月第2月曜日、午後6時から開始します。

応募規約

・応募作品は未発表で、ご自身の作品(著作権がご自身にある作品)に限ります。
・他人の作品に著しく類似、または他人の作品の盗用など、第三者の権利を侵害する可能性があると判断した場合は、応募の対象外とします。
・テレビ愛媛は応募作品による権利の侵害等に対し、一切の責任を負いません。

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監修の先生のご紹介

  • 池内恵吾

    神野紗希(こうのさき)

    松山市出身。松山東高時代に「俳句甲子園」で優勝。お茶の水女子大学卒業。東京を拠点に俳人として活躍し、NHK「俳句王国」司会も担当。『日めくり子規・漱石』にて第34回愛媛出版文化賞大賞。第11回桂信子賞。現代俳句協会副幹事長。聖心女子大学・立教大学講師。2022年春から愛媛・伊予観光大使。句集に『すみれそよぐ』他。

  • 神野紗希

    谷さやん(たにさやん)

    松山市生まれ。西条市丹原町で育つ。松山大学卒業。1996年作句開始。句集『逢ひに行く』で宗左近俳句大賞受賞。『芝不器男への旅』、『不器男百句』(坪内稔典/谷さやん共著)、俳句とエッセイ『空にねる』。「船団」(2018年散在)を経て、現在「窓の会」常連。愛媛新聞カルチャー教室「さやんの楽しむ俳句」、「みんなで子規を読む」講師。

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