「聞ける俳句」は、
テレビ愛媛の夕方のニュースで
これまでに紹介された俳句を
『見て』『聞いて』
楽しんでいただけます。

監修:神野紗希、谷さやん

  • 星飛んで 句帖ときどき 育児帖

    今日の俳句

    2026.09.04 放送

    作者:種田果歩

    「星飛ぶ」は、「流星」、「流れ星」と同じ意味の秋の季語です。星が光を発して飛ぶ現象で、八月頃が最も多いとされています。句帖は、俳句を書き付ける手帳のこと。一瞬で消える流れ星を見て、俳句を作ろうと構えていたのかも知れません。そんな句帖には、育児帖のように、我が子の成長も俳句にして刻んでいるのでしょう。

    (監修:谷)

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  • 新涼や 二人で川の 石に乗り

    今日の俳句

    2026.09.03 放送

    作者:寺田良治

    「新涼」は、季節が秋に変わったことを感じさせる涼しさを言います。「秋涼し」、「涼新た」などとも言って、秋の心地よい冷気を味わいます。川の流れの中に見つけた石に一人が立ち、もう一人も飛び乗ったのでしょう。どうにか二人で立てる石の上で、川に落ちないよう、はしゃいでいそうです。秋の涼気の伝わる、絵のような景色です。

    (監修:谷)

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  • 吊革に 手首まで入れ 秋暑し

    今日の俳句

    2026.09.02 放送

    作者:神蔵 器

    まさに「秋暑し」の毎日が続いています。暦の上ではすでに秋ですが、今年の残暑は長引きそう。仕事ばかりでなく、暑さにも疲れます。仕事帰りの電車かバスか。吊革を握る力も残っていない様子。丸い吊革に手首を入れて、かろうじてぶら下がっている感じ。この人の気分がよくわかるだけに、同情しつつ、ちょっと笑ってしまいます。

    (監修:谷)

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  • 朝がほや つるべとられて もらひ水

    今日の俳句

    2026.09.01 放送

    作者:千代女

    江戸時代の俳人、加賀の千代女の朝顔の句は、今でもよく知られ、イギリス・ドイツ・フランス語にも翻訳されて海外にまでよく聞こえた句だそうです。朝早く起き出して、井戸から水を汲もうとしたら、朝顔の蔓がつるべに巻き付いている。蔓を切るのは忍びなく、隣の家に水を貰いにいったという句。江戸時代にタイムスリップした気分です。

    (監修:谷)

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  • 金魚には たたかう気なんて ないしっぽ

    今日の俳句

    2026.08.31 放送

    作者:二村典子

    夏の風物詩の一つに、金魚掬いがあります。持ち帰って金魚鉢に入れたら、いつの間にか減っていく金魚。観賞用の美しい琉金や出目金も涼し気です。金魚の尾びれを「しっぽ」と表現したところが楽しいです。どの金魚のしっぽものんびり動いて、他の金魚と闘う気はなさそう。この人の心に兆していた闘争心も消えていそうです。

    (監修:谷)

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9月のお題「桃」の
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ハガキからの応募:〒790-8537
テレビ愛媛「きょうの俳句」係

応募フォーム、メールアドレス、ハガキの中からご応募ください。メールアドレス、ハガキでのご応募は、お題を含む俳句(ふりがな)・氏名(ふりがな)・学校名(ジュニアの場合)・住所・電話番号・メールアドレスを記載してお送りください。一人何句でも応募可能です。選ばれた俳句は、EBC ライブニュース「きょうの俳句」コーナーでの放送のほか、テレビ愛媛のホームページ等で紹介します。作者の氏名(ペンネームの場合はペンネーム)、お住いの市町名(ジュニアの場合は学校名)も紹介されます。
(採用された方には放送日を事前に連絡し、記念品を贈らせていただきます。)
※俳句の募集は、毎月第2月曜日、午後6時から開始します。

応募規約

・応募作品は未発表で、ご自身の作品(著作権がご自身にある作品)に限ります。
・他人の作品に著しく類似、または他人の作品の盗用など、第三者の権利を侵害する可能性があると判断した場合は、応募の対象外とします。
・テレビ愛媛は応募作品による権利の侵害等に対し、一切の責任を負いません。

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監修の先生のご紹介

  • 池内恵吾

    神野紗希(こうのさき)

    松山市出身。松山東高時代に「俳句甲子園」で優勝。お茶の水女子大学卒業。東京を拠点に俳人として活躍し、NHK「俳句王国」司会も担当。『日めくり子規・漱石』にて第34回愛媛出版文化賞大賞。第11回桂信子賞。現代俳句協会副幹事長。聖心女子大学・立教大学講師。2022年春から愛媛・伊予観光大使。句集に『すみれそよぐ』他。

  • 神野紗希

    谷さやん(たにさやん)

    松山市生まれ。西条市丹原町で育つ。松山大学卒業。1996年作句開始。句集『逢ひに行く』で宗左近俳句大賞受賞。『芝不器男への旅』、『不器男百句』(坪内稔典/谷さやん共著)、俳句とエッセイ『空にねる』。「船団」(2018年散在)を経て、現在「窓の会」常連。愛媛新聞カルチャー教室「さやんの楽しむ俳句」、「みんなで子規を読む」講師。

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