視聴者の皆さまからの句

こちらのページでは、視聴者の皆様から応募いただいた俳句をご紹介しています。
毎月ご応募いただいた俳句から5句を選び、EBC Live News「きょうの俳句」のコーナーで放送させていただきます。

2021年10月の
優秀句

放送ではご紹介できなかった「佳作句」はこちら

2021年10月の季語(お題)は
曼珠沙華 です
  • まんじゅしゃげ咲いた まちわびる産声

    今日の俳句

    2021.10.15 放送

    作者:そまり(新居浜市)

    曼珠沙華は、彼岸花や死人花とも呼ばれます。秋のお彼岸のころ、墓地の近くに咲くことなどから、あの世を連想させる花として捉えられてきました。この句では逆に、その曼珠沙華を、生命誕生の産声と取り合わせました。産声を待ちわびる切実な思いに、過去から未来へ、繋がれてゆく命のリレーを思います。

    (監修:神野)

    音声で俳句を聞く/止める
  • 義仲の 火牛走るや 曼珠沙華

    今日の俳句

    2021.10.14 放送

    作者:新濃健(東京都)

    木曽義仲は、倶利伽羅峠における平家との戦いで、戦力の差を埋めるため、奇策を実行したという話があります。それは、数百頭もの牛の角に松明をくくりつけ、夜間に突撃させるという「火牛の計」です。真っ赤に燃えるたいまつの炎を、曼珠沙華の花の緋色に重ねました。歴史の厚みを大きく抱きこんだ一句です。

    (監修:神野)

    音声で俳句を聞く/止める
  • 門限は近し 月夜の曼珠沙華

    今日の俳句

    2021.10.13 放送

    作者:栗田修次(松前町)

    昼間の曼珠沙華もきれいですが、夜の曼珠沙華はさらに妖しい美しさをまといます。そろそろ門限の時間だと思いながら、ふと道端に目をやると、曼珠沙華が咲いていました。月光に照らされたその姿は、きっと時を忘れてしまうほど、美しく闇に輝いていたでしょう。意外な時間設定で、曼珠沙華の魅力を引き出しました。

    (監修:神野)

    音声で俳句を聞く/止める
  • 眼帯の 取れて真向う 曼珠沙華

    今日の俳句

    2021.10.12 放送

    作者:中矢長宗(松山市)

    眼の治療を終えて眼帯から解放された視界に、曼珠沙華の真っ赤な色が飛び込んできました。治ったばかりの眼に、曼珠沙華の赤さは、やや刺激が強いかもしれません。立体的に蕊を広げる存在感に圧倒されつつ、「真向う」という強い姿勢に、人間の生命力もあふれます。

    (監修:神野)

    音声で俳句を聞く/止める
  • 曼珠沙華 赫く一輪 珈琲舘

    今日の俳句

    2021.10.11 放送

    作者:堀池正海(松山市)

    曼珠沙華は、秋の田畑や畦に咲く真っ赤な花です。秋のお彼岸のころ、墓地の近くに咲くことなどから、彼岸花とも呼ばれます。国道沿いなどの古い喫茶店に、曼珠沙華が一輪、赤く咲いているのを見つけました。建物のまとう懐かしい雰囲気に、曼珠沙華の郷愁が、静かに寄り添います。

    (監修:神野)

    音声で俳句を聞く/止める

2021年10月の佳作句

放送ではご紹介できなかった俳句を「佳作句」として少しだけご紹介。

  • 人形の唇褪せし曼殊沙華

    作者:加田紗智

  • 満たされる事はなき世の曼珠沙華

    作者:三好眞喜子

  • 川に沿ひ道は在りけり曼珠沙華

    作者:神野睦子

  • 揺れてゐる内閣そして曼珠沙華

    作者:秋本哲

  • オルガンは悲鳴のようで曼珠沙華

    作者:ギル

  • あやかしの差し出す傘や曼珠沙華

    作者:真冬峰

  • 窯出しの壺がまぶしむ曼珠沙華

    作者:岩渕晃三

  • 曼珠沙華青を探してみたくなり

    作者:たわらご 堀川絵奈

  • 帰宅困難地区曼珠沙華曼珠沙華

    作者:西原みどり

  • 歩こうよ曼珠沙華まで空青し

    作者:高市加世子

  • 解体の土ぼこり曼珠沙華の赤

    作者:村瀬っち

  • 神棚のマリア観音曼珠沙華

    作者:このみ杏仁

  • 細胞を奔るニューロン曼珠沙華

    作者:宍野宏治

  • 赤あげて赤さげないで曼珠沙華

    作者:木染湧水

  • 「死にたい」を「生きたい」にして曼殊沙華

    作者:藤咲大地

  • 曼殊沙華枯るる日没五秒前

    作者:夏雨ちや

  • 幾千のアルビフロラや神隠し

    作者:魚返みりん

  • 旧姓に戻る畦道曼殊沙華

    作者:吉野敬子

  • 曼珠沙華受難の民に数え歌

    作者:藤尾裕子

  • 彼岸花二十歳と刻む戦没碑

    作者:河本俊子

  • 曼珠沙華知覧飛び立つ特攻機

    作者:伊賀上公子

  • 発ちし者や掩体壕の曼珠沙華

    作者:田中博

  • ペトリコール罅より白き曼珠沙華

    作者:午餉

  • るいるいと卑弥呼の泪曼殊沙華

    作者:巴里乃嬬

  • 自分では見えないほくろ曼殊沙華

    作者:矢崎ユカ

  • 指老いて押せぬライタア曼珠沙華

    作者:杉野圭志

  • 石垣は取り壊されて曼珠沙華

    作者:城内幸江

  • 野辺送り霞む曼珠沙華の赤

    作者:たわらご 小島里世

  • モノクロの帝都を曼珠沙華ゆれる

    作者:藤雪陽

  • 氷川丸見下ろす丘の曼珠沙華

    作者:吉田みち子

  • 廃校のうんてい脇の曼珠沙華

    作者:藤本加奈子

  • 手作りの埴輪乾かす曼珠沙華

    作者:織部なつめ

  • よく眠る雨の日の猫まんじゆさげ

    作者:碩真由美

  • 飽きもせず電車見る子や曼珠沙華

    作者:伊丹妙子

  • 給食はひとりがおいしい曼殊沙華

    作者:石浜西夏

  • 曼殊沙華声を出せなくなった犬

    作者:磐田小

  • 曼珠沙華ブレーキ踏んだあとが無い

    作者:菊池洋勝

  • 瞑想のまなうら熱く曼殊沙華

    作者:綾竹あんどれ

  • まんじゅさげ一遍さんに逢へさうな

    作者:竹本桂子

  • トンネルに水の匂ひと曼珠沙華

    作者:城内幸江

  • 十人はほど良き句会曼珠沙華

    作者:三泊みなと

  • 倒木の血を吹く如く曼珠沙華

    作者:小池令香

  • バッティングセンター横の曼珠沙華

    作者:藤田ゆきまち

  • ふるさとの畦きつといま曼珠沙華

    作者:柚木みゆき

聞ける俳句 トップへ戻る

テレビ愛媛ではみなさまから
俳句を募集しています!

6月のお題は
「青田(あおた)」 です

応募フォーム、メールアドレス、ハガキの中からご応募ください。メールアドレス、ハガキでのご応募は、お題を含む俳句(ふりがな)・氏名(ふりがな)・住所・電話番号・メールアドレスを記載してお送りください。一人何句でも応募可能です。選ばれた俳句は、EBC Live News「きょうの俳句」コーナーでの放送のほか、テレビ愛媛のホームページ等で紹介します。作者の氏名(ペンネームの場合はペンネーム)、お住いの市町名(ジュニアの場合は学校名)も紹介されます。
(採用された方には放送日を事前に連絡し、記念品を贈らせていただきます。)
※俳句の募集は、毎月第2月曜日、午後6時から開始します。

応募規約

・応募作品は未発表で、ご自身の作品(著作権がご自身にある作品)に限ります。
・他人の作品に著しく類似、または他人の作品の盗用など、第三者の権利を侵害する可能性があると判断した場合は、応募の対象外とします。
・テレビ愛媛は応募作品による権利の侵害等に対し、一切の責任を負いません。

個人情報の取り扱いについて

頂いた個人情報は、優秀句に選ばれた方への事前連絡並びに記念品をお送りする際にのみ使用させて頂きます。

俳句の応募はこちら

メールアドレスからの応募: 応募先メールアドレス

ハガキからの応募:
〒790-8537 テレビ愛媛「きょうの俳句」係

ここから「選ばれた俳句だけをすべて聞く」が再生されます。

「選ばれた俳句だけをすべて聞く」ランダムで再生されます

選ばれた俳句のバックナンバー

2024年
2023年
2022年
2021年
2020年
2019年
2018年
聞ける俳句のトップへもどる
pagetop