視聴者の皆さまからの句

こちらのページでは、視聴者の皆様から応募いただいた俳句をご紹介しています。
毎月ご応募いただいた俳句から5句を選び、EBC Live News「きょうの俳句」のコーナーで放送させていただきます。

2021年5月の
優秀句

放送ではご紹介できなかった「佳作句」はこちら

2021年5月の季語(お題)は
キャベツ です
  • 驢馬も人も キャベツを食みて 平和な日

    今日の俳句

    2021.05.14 放送

    作者:藤尾裕子(福岡県)

    ロバは昔から家畜として重宝され、人間とともに暮らしてきました。おだやかな夏のある日、ロバの餌にキャベツをやり、人間も同じく、キャベツを料理して食事にします。ロバも人間も同じものを食べ、のんびりと過ぎてゆく平和な時間。動物と人が共存する生活の、心のゆたかさを思います。

    (監修:神野)

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  • タンメンの キャベツの芯の 甘さかな

    今日の俳句

    2021.05.13 放送

    作者:松田夜市(松前町)

    タンメンは、たっぷりの野菜を具材に、塩味のスープでいただく麺料理です。もやしやにんじんとともに欠かせないのが、キャベツです。葉の部分だけでなく、芯までスライスして炒めたのでしょう。キャベツの芯のやさしい甘みが、あっさりしたスープとよく合います。余すところなくキャベツを味わう一句です。

    (監修:神野)

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  • キャベツぽろぽろ 初バーガーを 食らう吾子

    今日の俳句

    2021.05.12 放送

    作者:中村彰正(久万高原町)

    はじめはミルクを飲んでいた赤ちゃんも、離乳食を経て大きくなり、ハンバーガーに挑戦する年頃になりました。小さな口をいっぱいに開け、かぶりつきます。上手に食べられず、キャベツをぽろぽろとこぼしてしまうのも、かわいらしいですね。フレッシュなキャベツが、人生はじめてのハンバーガーを輝かせています。

    (監修:神野)

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  • 切口の 大樹の如き キャベツ買ふ

    今日の俳句

    2021.05.11 放送

    作者:加島一善(新居浜市)

    店に積まれたキャベツの中から、特においしい一個を選ぶには、どこを見ればよいのでしょう。みずみずしい葉の色や、手にとったときの重み。そうして決めたキャベツは、まるで大樹のように、切り口が立派でした。大地からたっぷりと栄養を吸い上げた茎の太さに、キャベツのたくましさが表れています。

    (監修:神野)

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  • 朝靄の 箱にきゅきゅっと 鳴くキャベツ

    今日の俳句

    2021.05.10 放送

    作者:百瀬はな(長野県)

    今では一年中、店頭に並ぶキャベツも、俳句では夏の季語です。生のままサラダにしたり、煮てスープにしたり、食卓に欠かせない野菜です。この句は出荷の場面でしょう。高原の朝は、ひんやりと靄が立ちこめます。箱に詰めるとき、キャベツがきゅきゅっと新鮮な音を立てました。ぎっしりと命の詰まったキャベツです。

    (監修:神野)

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2021年5月の佳作句

放送ではご紹介できなかった俳句を「佳作句」として少しだけご紹介。

  • 速報のテロップきゃべつ煮立ちをり

    作者:武井日出子

  • きゃべつ抱くまもなく俺は父となる

    作者:千波佳山

  • 大脳のやうな甘藍買ひにけり 

    作者:吉田みち子

  • キャベツきざむきざむ単身赴任かな

    作者:秋本哲

  • 爺ちゃんの写真の横のキャベツかな

    作者:土居信勝

  • 冷蔵庫に入らぬほどのキャベツかな

    作者:星月さやか

  • キャベツ切り新しき今日始まりぬ

    作者:神野睦子

  • キャベツの芯のガーリックソテーかな

    作者:室達朗

  • キャベツキャベツ軽い話じゃないじゃない

    作者:北藤詩旦

  • カレー屋にキャベツまるまる刻む音

    作者:三好眞喜子

  • 見習いはキャベツを刻む洋食屋

    作者:安井圭子

  • キャベツきざむ尻ポケットの辞令かな

    作者:竹本桂子

  • 太陽の塔のすっくとキャベツの芯

    作者:おきいふ

  • キャベツ断つちから子供を抱くちから

    作者:ぐ

  • ざく切りのキャベツでポトフこんな日は

    作者:柚木みゆき

  • 沈黙の春とかキャベツ畑とか

    作者:碩真由美

  • 甘藍や地雷なき地に育てられ

    作者:東京堕天使

  • 頑なに青きキャベツを剥く夕べ

    作者:小池令香

  • ふるさとのただ球形のキャベツかな

    作者:新濃健

  • 谷地の朝取立キャベツ水の色

    作者:亀田かつおぶし

  • 甘藍や水の地球の峡の村

    作者:宍野宏治

  • マナティーもキャベツも浮かぶ水族館

    作者:井納蒼求

  • Youtubeの字幕賑やかキャベツ剥く

    作者:南方日午

  • 父の忌の千切りキャベツ大盛に

    作者:紅さやか

  • キャベツ一個まるごと砕くカバの口

    作者:川崎真樹子

  • 高原の空は紺青キャベツ畑

    作者:加田紗智

  • 丸ごとのキャベツひとつの幸福論

    作者:吉野敬子

  • かっぽう着裾をまくってキャベツ盛る

    作者:藤本加奈子

  • 大皿に溢れるキャベツ部活生

    作者:水崎スミ

  • 朝の陽やキャベツを切りてボブディラン

    作者:堀池正海

  • 洗われて水跳ね飛ばすキャベツかな

    作者:そまり

  • 新キャベツ切る俎の音弾む

    作者:井上定男

  • 湘南のキャベツに海の風香る

    作者:北原早春

  • 特売のキャベツを夫と一つずつ

    作者:藤田ゆきまち

  • 病食の歯応への無いキャベツかな

    作者:菊池洋勝

  • イベントの中止の知らせキャベツ切る

    作者:みやこわすれ

  • 旅立ちに手渡すレシピロールキャベツ

    作者:稲田昭江

  • ひらがなのあの字やはらかキャベツ剥く

    作者:砂山恵子

  • 健康診断前の夜キャベツ噛む

    作者:たわらご 堀川絵奈

  • 甘藍や風やはらかに下校道

    作者:じゃすみん

  • わりわりとキャベツと憂ひ剥がすべし

    作者:越智敦子

  • 粉もんの主役はキャベツ切る混ぜる

    作者:キートスばんじょうし

  • 風呂敷に蝶々結びのキャベツかな

    作者:沼宮内薫

  • アジフライソースぶっかけキャベツごと

    作者:バトラーM

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テレビ愛媛ではみなさまから
俳句を募集しています!

1月のお題は
「日向ぼこ」 です

応募フォーム、メールアドレス、ハガキの中からご応募ください。メールアドレス、ハガキでのご応募は、お題を含む俳句(ふりがな)・氏名(ふりがな)・住所・電話番号・メールアドレスを記載してお送りください。一人何句でも応募可能です。選ばれた俳句は、EBC Live News「きょうの俳句」コーナーでの放送のほか、テレビ愛媛のホームページ等で紹介します。作者の氏名(ペンネームの場合はペンネーム)、お住いの市町名(ジュニアの場合は学校名)も紹介されます。
(採用された方には放送日を事前に連絡し、記念品を贈らせていただきます。)
※俳句の募集は、毎月第2月曜日、午後6時から開始します。

応募規約

・応募作品は未発表で、ご自身の作品(著作権がご自身にある作品)に限ります。
・他人の作品に著しく類似、または他人の作品の盗用など、第三者の権利を侵害する可能性があると判断した場合は、応募の対象外とします。
・テレビ愛媛は応募作品による権利の侵害等に対し、一切の責任を負いません。

個人情報の取り扱いについて

頂いた個人情報は、優秀句に選ばれた方への事前連絡並びに記念品をお送りする際にのみ使用させて頂きます。

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〒790-8537 テレビ愛媛「きょうの俳句」係

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