こちらのページでは、視聴者の皆様から応募いただいた俳句をご紹介しています。
毎月ご応募いただいた俳句から5句を選び、EBC Live News「きょうの俳句」のコーナーで放送させていただきます。
2018.11.16 放送
クヌギ、コナラ、シイ……団栗を落とす木は、どれも大きな広葉樹です。大きな山には大きな樹が育ち、その樹々がたくさんの団栗を降らせ、山をゆたかにするのです。リスや野ねずみも、よろこんで団栗をかじるでしょう。山の懐の大きさを、シンプルな言葉で、堂々と切り取りました。
(監修:神野)
2018.11.15 放送
拾おうと思って団栗をつまむと、意外な抵抗に遭いました。覗いてみると、団栗は割れて、そのすきまから根が出ています。落ちてからしばらく時間が経ったので、はや土に根づきつつあるのです。団栗も木の実。芽吹いて、いつか大樹になる種です。未来を目指して生きる団栗の、たくましさに触れた感動が、十七音にしずかに行きわたります。
(監修:神野)
2018.11.14 放送
定期的にまわってくる移動図書館を、お兄さんと一緒に待っています。島や山あいなど図書館のない小さな町に住んでいるのでしょう。くぬぎの実は、団栗の中でもいっとう大きくて、コロンと丸いかたちをしています。大きな櫟の木の下、団栗を拾いながら、今度はどんな本を借りようか、わくわく胸を弾ませています。幼い兄弟のすこやかな日常です。
(監修:神野)
2018.11.13 放送
宮沢賢治の童話「どんぐりと山猫」では、少年・一郎に、山猫から手紙が届きます。山へ行き、どんぐりたちの裁判をみごと解決した一郎は、裁判長の山猫から、黄金のどんぐりをもらって帰るのです。へたくそで間違いだらけの手紙が届けば、特別な体験が待っているはず。ふと見つけた団栗に、かつて愛した童話の世界を、なつかしく思い出しました。
(監修:神野)
2018.11.12 放送
道に迷って途方に暮れて、足元に視線を落とせば、団栗が転がっています。拾い上げた団栗は、まだ茶色くなる前の青い団栗でした。そのういういしい青さに、もう少し歩いてみようと、前を向けそうな気がしたのでしょう。人生の道に迷っている人に、まだまだこれからだよと励ましているようで、さりげなく元気をくれる俳句です。
(監修:神野)
テレビ愛媛ではみなさまから
俳句を募集しています!
応募フォーム、メールアドレス、ハガキの中からご応募ください。メールアドレス、ハガキでのご応募は、お題を含む俳句(ふりがな)・氏名(ふりがな)・住所・電話番号・メールアドレスを記載してお送りください。一人何句でも応募可能です。選ばれた俳句は、EBC Live News「きょうの俳句」コーナーでの放送のほか、テレビ愛媛のホームページ等で紹介します。作者の氏名(ペンネームの場合はペンネーム)、お住いの市町名(ジュニアの場合は学校名)も紹介されます。
(採用された方には放送日を事前に連絡し、記念品を贈らせていただきます。)
※俳句の募集は、毎月第2月曜日、午後6時から開始します。
・応募作品は未発表で、ご自身の作品(著作権がご自身にある作品)に限ります。
・他人の作品に著しく類似、または他人の作品の盗用など、第三者の権利を侵害する可能性があると判断した場合は、応募の対象外とします。
・テレビ愛媛は応募作品による権利の侵害等に対し、一切の責任を負いません。
頂いた個人情報は、優秀句に選ばれた方への事前連絡並びに記念品をお送りする際にのみ使用させて頂きます。
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〒790-8537 テレビ愛媛「きょうの俳句」係