こちらのページでは、視聴者の皆様から応募いただいた俳句をご紹介しています。
毎月ご応募いただいた俳句から5句を選び、EBC Live News「きょうの俳句」のコーナーで放送させていただきます。
2018.08.17 放送
深海魚と遠花火、一見意外な組み合わせですが、いずれも遠く触れられない闇の中で、静かに息づくものたちです。海の底で眠る深海魚にとっては、はるか海の上にあがる美しい花火もまた、知るよしのない遠花火なのかもしれません。そして、私たち人間も、遠花火に孤独な耳を傾けながら、群れを作り身を寄せ合って、この世界に生きているのです。
(監修:神野)
2018.08.16 放送
夜空にひらく打ち上げ花火は、花火師が球体に火薬を詰めて作ります。花火玉には、大小さまざまなサイズがありますが、一尺玉だと直径30p、三尺玉だと1m近くになります。作者はこの花火玉を、竜の卵のようだと見立てました。その卵は、ときが来れば夜空の真ん中で孵化し、竜のように激しく、光をほとばしらせるのでしょう。
(監修:神野)
2018.08.15 放送
花火に出かけていた息子が、なんと彼女を連れて帰って来たのです。「母さん、紹介するよ」。はじめて対面する息子の彼女は、さてどんな子なのでしょう。浴衣にポニーテールなのか、Tシャツジーパンのさばさばした雰囲気なのか。ちょっぴり緊張するおまけのついてきた、にぎやかな花火の夜です。
(監修:神野)
2018.08.14 放送
高齢化する過疎の村に、ぽつんと立つ小さな店。花火を買って遊ぶ子どもや若者も少なくなり、売れ残った花火には、半額のシールが貼られています。本来はみんなでにぎやかに楽しむ花火だからこそ、活気を失った村のさびしさが際立ちますね。今、日本のそこかしこに、現在進行形で存在する風景に、しずかに向き合いました。
(監修:神野)
2018.08.13 放送
花火にまつわる季語に「遠花火」という言葉があります。花火大会へは足を運ばず、遠いところで花火の音を聞いている、少しさびしい距離を含んだ季語です。遠くで花火が上がった瞬間、足もとの草の薫りが、強く濃く感じられました。世界が一瞬、あざやかに迫ってくる繊細な感覚。花火の音や草の薫り、五感をとおして、夏の空気感が伝わります。
(監修:神野)
テレビ愛媛ではみなさまから
俳句を募集しています!
応募フォーム、メールアドレス、ハガキの中からご応募ください。メールアドレス、ハガキでのご応募は、お題を含む俳句(ふりがな)・氏名(ふりがな)・住所・電話番号・メールアドレスを記載してお送りください。一人何句でも応募可能です。選ばれた俳句は、EBC Live News「きょうの俳句」コーナーでの放送のほか、テレビ愛媛のホームページ等で紹介します。作者の氏名(ペンネームの場合はペンネーム)、お住いの市町名(ジュニアの場合は学校名)も紹介されます。
(採用された方には放送日を事前に連絡し、記念品を贈らせていただきます。)
※俳句の募集は、毎月第2月曜日、午後6時から開始します。
・応募作品は未発表で、ご自身の作品(著作権がご自身にある作品)に限ります。
・他人の作品に著しく類似、または他人の作品の盗用など、第三者の権利を侵害する可能性があると判断した場合は、応募の対象外とします。
・テレビ愛媛は応募作品による権利の侵害等に対し、一切の責任を負いません。
頂いた個人情報は、優秀句に選ばれた方への事前連絡並びに記念品をお送りする際にのみ使用させて頂きます。
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〒790-8537 テレビ愛媛「きょうの俳句」係