視聴者の皆さまからの句
こちらのページでは、視聴者の皆様から応募いただいた俳句をご紹介しています。
毎月ご応募いただいた俳句から5句を選び、EBC Live News「きょうの俳句」のコーナーで放送させていただきます。
2024年5月の
優秀句
放送ではご紹介できなかった「佳作句」はこちら
葉桜(はざくら) です
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今日の俳句
2024.05.24 放送
化石には、生きものの姿がさまざまに保存されています。近年も、卵を温めたままの恐竜の化石が見つかりました。何千万年も前から卵を抱き続けている化石の一途さに、ぐっと胸が熱くなります。長い時を経て今、この夏の葉桜を、はるかからざわざわと、風が吹き過ぎてゆきます。
（監修：神野）
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今日の俳句
2024.05.23 放送
気持ちのよい初夏となりました。野外劇も盛況で、事前に用意していた座席だけだと足りません。急遽、補助椅子を用意して、お客さんを呼び込みます。葉桜の下で、どんな人間模様が繰り広げられるのでしょう。これから始まる演劇に、夏という季節に、期待が高まります。
（監修：神野）
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今日の俳句
2024.05.22 放送
トゥクトゥクとは、タイで使われる三輪自動車です。日本でも、観光地の移動手段などに見かけます。葉桜の茂る中を、トゥクトゥクが走ってゆきます。コンパクトで小回りがきく分、カーブに差し掛かれば車体を傾かせて曲がります。すぐそこに葉擦れの音が聞こえてくるようで、そっと耳を澄ませます。
（監修：神野）
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今日の俳句
2024.05.21 放送
声をかけられ、差し入れにコーヒーをもらいました。苦みに目が覚め、頭上を見上げると、桜の木がみずみずしく若葉を茂らせています。もう花の時期は終わって、葉桜の季節なのだなあ。過ぎ去る時間の早さに驚きながら、コーヒーをひと口。さりげない言葉運びに、リアルタイムの臨場感が生まれます。
（監修：神野）
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今日の俳句
2024.05.20 放送
桜の花が散って葉桜へ変わってゆくころ、営業を終えた観覧車が解体のときを待っています。季節は巡り、街の姿も時とともに変化してゆきます。もう動かない観覧車が初夏の日差しに輝くとき、これまでに重ねられてきたたくさんの思い出も、きらりきらりと輝きます。
（監修：神野）
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今日の俳句
2024.05.17 放送
雨上がりでしょうか。葉桜がしっとりと濡れ、あおあおと匂います。そのみずみずしい艶を眺めながら、室内ではもうすぐとんかつが揚がりそうな音が。からりと揚がるとんかつと、濡れた葉桜と。質感の対比が効いています。さあ、さくっとひと口、いきいきとした初夏の時間が始まります。
（監修：神野）
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今日の俳句
2024.05.16 放送
私たちが世界から受け取っている情報は、視覚からだけではありません。音や味、触り心地など、感じ方もさまざまです。吹き過ぎる風に、桜の葉擦れの音が、思いのほか硬く感じられました。目で見るだけでは気づかない、葉桜の質感が言い留められています。みなさんは、葉桜をどんな風に捉えますか？
（監修：神野）
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今日の俳句
2024.05.15 放送
ポートレートを撮るとき、背景をぼかすことで、人物に焦点を絞り、より鮮明な印象を生み出します。最近はスマートフォンのカメラにもポートレートモードがあり、簡単にぼかし機能が使えますね。背景の葉桜をぼかせば、みずみずしいグリーンが、その人の印象をさわやかに彩ってくれます。
（監修：神野）
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今日の俳句
2024.05.14 放送
最近の冷凍食品には、電子レンジであたためなくても、凍ったままお弁当に入れられるタイプが多くあります。食べるころには自然解凍され、とっても便利。花が散って葉桜に変わりゆく感慨を「花は葉に」と言います。葉桜の下、お弁当を食べるのでしょうか。いつもの日常をさらりと掬い取りました。
（監修：神野）
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今日の俳句
2024.05.13 放送
桜の木は、花を散らせたあと、初夏のさわやかな風に、みずみずしい若葉を広げます。花の盛りだけでなく、葉桜にも感動を見出す視点には、どんな姿も肯定するポジティブな力を感じます。入学して、部活動など学校生活も動き出す時期です。仮入部でまずは自由に挑戦し、打ち込めることを探せますように。
（監修：神野）
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2024年5月の佳作句
放送ではご紹介できなかった俳句を「佳作句」として少しだけご紹介。
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輪郭はやがてひかりに花は葉に
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魚跳ねる葉桜の雨やはらかし
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葉桜のひかりやわらか退院日
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臆病憎むべし葉桜愛すべし
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営業車停めて葉桜さはりなさい
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葉桜や螺鈿の厨子に小さき鍵
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花は葉にティンパニ休む二楽章
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葉桜は雨の日の黒板のにほひ
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葉桜やバトンは第二走者へと
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葉桜や麹の匂ふ蔵の街
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葉桜やニョクマム香るバインミー
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葉桜のさざめくけはひシャバーサナ
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ゴダールの短編映画花は葉に
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オムライス全し葉桜のパーラー
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葉桜やビーグルの耳捲れたる
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葉桜や予定調和に恋終はる
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葉桜やこんなに笑ふひとだつけ
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葉桜や図書館バスを待つ母子
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何の尾ぞ葉桜に影透けたるは
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城門の大き乳鋲花は葉に
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葉桜や給食の牛乳が苦手
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放課後のサキソフォン葉桜の廊
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あたらしきギプスのにほひ花は葉に
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葉桜に背をあづけて読むカント
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葉桜の近道を来る新教師
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廃校の葉桜そよぐ日向かな
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葉桜や新刊ポップ賑ひぬ
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葉桜や犯人役の副署長
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葉桜やセブンの横の横にセブン
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不時着のシャトル葉ざくら分けあつて
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イヤフォンをとり葉桜の聲をきく
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声明は響く琵琶湖の葉桜に
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葉桜や陸橋越えて海辺まで
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葉桜や独り身を励ますふたり
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葉桜や妊婦の歩み緩やかに
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葉桜の蔭黒猫の痩せた胸
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海望む接収跡地花は葉に
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葉桜や母校は男女共学へ
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葉桜や口笛となるひとり言
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葉桜やキッチンカーの旗褪せて
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葉桜よ逃げしフラミンゴはいづこ
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葉桜や足を投げ出したいベンチ
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葉桜や決算帳簿かき終へて
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点滴の滴かぞえて花は葉に
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葉桜の下にJEEPと野良猫と
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葉桜や路上ライブへ降るコイン
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オーボエにそろひゆく音花は葉に
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校舎裏百葉箱と葉桜と
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葉桜や初給食はチキンカレー
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葉桜やおあげふつくら煮ゆる頃
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歳時記の手擦れの著し花は葉に
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葉桜へ消えゆくタイムトラベラー
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葉桜やアンネの日記読み返す
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葉桜の奥をイースト膨るる香
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葉桜や大きくタクト振る指揮者
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葉桜や熊本城の武者返し
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ふるさとや葉桜こんなにも青い
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葉桜のベンチの二人ケバブ丼
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葉桜や医者に教わる深呼吸
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葉桜の湯の町に聞く刻太鼓
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葉桜をじっと見ており孫咲楽
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葉桜もいいものですねおじいさん
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葉桜や太陽を嗅ぐすべり台
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葉桜の風を見ている保健室
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校庭の葉桜あと五分の理科
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花は葉に慣らし保育は終わりの日
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葉桜や離婚届の緑色
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葉桜の夜や遮断機の音とほく
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葉桜や舌に転げる薄荷飴
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葉桜の道まっすぐに海へ向く
テレビ愛媛ではみなさまから
俳句を募集しています！
応募は締め切りました
応募フォーム、メールアドレス、ハガキの中からご応募ください。メールアドレス、ハガキでのご応募は、お題を含む俳句（ふりがな）・氏名（ふりがな）・住所・電話番号・メールアドレスを記載してお送りください。一人何句でも応募可能です。選ばれた俳句は、EBC Live News「きょうの俳句」コーナーでの放送のほか、テレビ愛媛のホームページ等で紹介します。作者の氏名（ペンネームの場合はペンネーム）、お住いの市町名（ジュニアの場合は学校名）も紹介されます。
（採用された方には放送日を事前に連絡し、記念品を贈らせていただきます。）
※俳句の募集は、毎月第2月曜日、午後6時から開始します。
応募規約
・応募作品は未発表で、ご自身の作品（著作権がご自身にある作品）に限ります。
・他人の作品に著しく類似、または他人の作品の盗用など、第三者の権利を侵害する可能性があると判断した場合は、応募の対象外とします。
・テレビ愛媛は応募作品による権利の侵害等に対し、一切の責任を負いません。
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