視聴者の皆さまからの句

こちらのページでは、視聴者の皆様から応募いただいた俳句をご紹介しています。
毎月ご応募いただいた俳句から5句を選び、EBC Live News「きょうの俳句」のコーナーで放送させていただきます。

2023年7月の
優秀句

放送ではご紹介できなかった「佳作句」はこちら

2023年7月の季語(お題)は
短夜 です
  • 人類に 短き平和 短き夜

    今日の俳句

    2023.07.21 放送

    作者:杉野圭志(松山)

    戦争はすべてを奪い何も生まないということを歴史が証明しているはずなのに、人類はなぜ、過ちを繰り返してしまうのでしょう。もたらされた平和も束の間で、戦争の足音は少しずつ近づいてきます。短夜という季語を基盤とし、平和もまた短いものだと提示することで、人類のあり方を問い直しました。短夜の灯に、世界を思い、平和を祈ります。

    (監修:神野)

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  • 短夜の リュウグウハゼの 孵化せはし

    今日の俳句

    2023.07.20 放送

    作者:七瀬ゆきこ(三重)

    リュウグウハゼは、北海道から九州まで、広く生息する海の魚です。岩場に産みつけられた卵から、小さな稚魚たちがわらわらと忙しく孵化します。人間にはなかなか目にすることのできない夜の海の神秘が、言葉の力で再現されました。こんなにぎやかな短夜も、地球には存在するのですね。

    (監修:神野)

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  • 短夜の家計簿 三度目の夜泣き

    今日の俳句

    2023.07.19 放送

    作者:染井つぐみ(兵庫)

    物価高も重なり生活費も上がり、お金のかかる子育て世帯には厳しい夏です。夜泣きする子をやっと寝かしつけた短夜、家計簿をつけていたら、今晩三度目の夜泣きの声が。ただでさえ短い夏の夜が、小さな赤ん坊がいると、もっともっと短く感じます。どうか少しでも、睡眠時間がとれますように。現代の日本をリアルにとらえた一句です。

    (監修:神野)

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  • 二杯目のモヒート 短夜を醒ます

    今日の俳句

    2023.07.18 放送

    作者:中島容子(神奈川)

    モヒートは、文豪ヘミング・ウェイも愛した、キューバ生まれのカクテルです。ラム酒にミントを潰して炭酸水を注げば、夏にぴったりのさわやかな一杯が出来上がり。暑さでほてった短夜、バーで一杯目を飲み干して、もう一杯オーダーします。モヒートの爽快感が、短夜をひんやりと涼しく醒ましてくれます。

    (監修:神野)

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  • 摩周湖まで歩く 短夜をバナナ

    今日の俳句

    2023.07.17 放送

    作者:栗田修次(松前)

    北海道をひとりで旅しているのでしょう。明けてゆく夏の夜、摩周湖を目指して歩いてゆきます。少し休憩したくなったら、栄養補給に持ってきたバナナをかじります。目覚めはじめた生きものたちの気配を感じつつ、湖のほとりに着くころには、静かに夏の朝日が差してきます。旅情ゆたかな短夜です。

    (監修:神野)

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  • 短夜を 語り尽くして 農を継ぐ

    今日の俳句

    2023.07.14 放送

    作者:たわらご小濱節子(西予)

    夏の短夜も、誰とどう過ごすか、さまざまな可能性があります。とある短夜、家族で膝をつき合わせ、家業の畑の行く末について語り合ったのでしょう。考え抜いた結論として、農業を継ぐことにしました。きっぱりと述べる言葉の力強さが、決意の深さを物語ります。

    (監修:神野)

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  • 短夜の マドラーに溶く ノクターン

    今日の俳句

    2023.07.13 放送

    作者:しまのなまえ(八幡浜)

    ノクターンはピアノ曲の形式で、夜を思う曲、夜想曲と訳されます。短夜のバーでノクターンを聞きながら、マドラーでドリンクをかき混ぜているのでしょう。マドラーでノクターンのしらべそのものを溶いていると表現したところに、芳醇な詩が香ります。静かなひとときを楽しむ、大人の短夜です。

    (監修:神野)

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  • べた凪の瀬戸 短夜の車中泊

    今日の俳句

    2023.07.12 放送

    作者:近江菫花(滋賀)

    夏休みを利用して、車で瀬戸内を旅しているのでしょうか。それとも、何らかの事情で車中泊を余儀なくされているのでしょうか。夕凪のあとも風がやんだまま、べたっと暑い夜もあります。車の中で簡易的に眠りにつく短夜、瀬戸内のおだやかな波音が、耳元まで静かに寄せてきます。

    (監修:神野)

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  • 短夜や チンして解す 鶏ささみ

    今日の俳句

    2023.07.11 放送

    作者:堀川絵奈(西予)

    夏の夜は、時間が短いことに加え、暑くて寝苦しいので、すぐに終わってしまいます。とはいえ、ただでさえ体力の落ちている夏、夜の間に何とか栄養をとりたいものです。お鍋を汚すと洗うのが面倒なので、鶏肉のささみにレンジでさっと火を通し、ほぐして食べます。さあ、あとは眠るだけ。明日へ向かって、少しでも回復しますように。

    (監修:神野)

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  • 短夜の 明けてポストに 返す鍵

    今日の俳句

    2023.07.10 放送

    作者:西本 匠(奈良)

    夏は太陽が高く、昼の時間が長いので、その分、夜が短くなります。和歌では、夜に会えたのにすぐ朝が来て帰らなければならないと、逢瀬のはかなさを詠む季語でした。恋人の部屋で一夜を過ごしたあと、眠る恋人を置き、そっと帰ります。外からドアを施錠し、鍵をポストに入れます。短夜は終わったのだと、ほのかな切なさが寄せてきます。

    (監修:神野)

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2023年7月の佳作句

放送ではご紹介できなかった俳句を「佳作句」として少しだけご紹介。

  • 短夜の同期の雑魚寝シャボンの香

    作者:武井日出子

  • 短夜のさざ波此処で買えますか

    作者:南方日午

  • 短夜を眠る兵士や夢に母

    作者:だっく

  • 短夜やアブサンは噛むやうに呑む

    作者:たーとるQ

  • タクシーや短夜を着替へだけしに

    作者:おきいふ

  • 短夜や母の寝息を指で看る

    作者:雫 りー

  • 短夜や黒らんちうの閉ぢない目

    作者:砂楽梨

  • 短夜や君は樹僕は火の匂ひ

    作者:ギル

  • ICU待つ短夜の長きこと

    作者:加藤宜立

  • 短夜や木匙に掬ふゆし豆腐

    作者:綾竹あんどれ

  • 短夜の山気に赤くガストーチ

    作者:神奈川ゆうき

  • 短夜や星岡山に鷺の声

    作者:山内貞市

  • 悪友の訃や短夜の汽車に乗る

    作者:新濃健

  • 象潟やひとりの旅の明易し

    作者:植村弘

  • 短夜や引きこもる子を助手席に

    作者:星月彩也華

  • 切れかけの街灯短夜の薬局

    作者:織部なつめ

  • 短夜やゆるりとまわす星座盤

    作者:春あおい

  • 短夜のキリマンジャロに舌を焼く

    作者:星野テルカズ

  • 短夜の日記インクはターコイズ

    作者:山羊座の千賀子

  • 短夜やホッチキス通らぬ書類

    作者:桜鯛みわ

  • ウインナーコーヒー短夜の誤解

    作者:秋本哲

  • 銃声は二度短夜のICU

    作者:小笹いのり

  • 短夜はあの人を忘れる長さ

    作者:江口足人

  • 短夜の星見て泣けよシュレミール

    作者:青田奈央

  • 短夜の東の窓のはくちょう座

    作者:岡野未由子

  • 短夜やマリオネットは眠らない

    作者:葵そら

  • 短夜を制す白磁のディフューザー

    作者:幸田梓弓

  • 短夜やホラー映画とクッションと

    作者:おかだ卯月

  • 短夜や人類史とは復讐譚

    作者:葉村直

  • 短夜を泣かないために自転車漕ぐ

    作者:おかげでさんぽ

  • エンディングノート書けず満月の短夜

    作者:みやこわすれ

  • 短夜の終わらぬ散歩ポストがない

    作者:夏雨ちや

  • 明易し弘法のくに山丸き

    作者:岩渕晃三

  • 短夜や冷たき街の魚の群れ

    作者:斉藤菫

  • 明易し四十で継いだ牛乳屋

    作者:松田夜市

  • 短夜や水底に皿積まれたる

    作者:いかちゃん

  • パン種の香り甘やか明早し

    作者:加田紗智

  • 短夜や赤子の足裏貝めいて

    作者:じゃすみん

  • 短夜や草むらの戦車の轍

    作者:桑島幹

  • 短夜や子の寝たあとの皿洗い

    作者:空流峰山

  • 短夜よ付箋増えたる歳時記よ

    作者:ピアニシモ

  • 短夜や助手席で寝るフェリー旅

    作者:藤橋一憲

  • パソコンはスリープ短夜の寝落ち

    作者:千波佳山

  • 短夜のLOVEといふ字を彫る自傷

    作者:GONZA

  • 短夜や早瀬に目覚む山の宿

    作者:渡嘉敷五福

  • 短夜や戦地の友の返信来

    作者:茂木りん

  • 短夜や小麦畑もひまわりも

    作者:柳谷益弘

  • 短夜のサファリパークや樹にチータ

    作者:藤雪陽

  • ルドゥーテの薔薇の絵あはし明易し

    作者:巴里乃嬬

  • 短夜の鸚鵡の籠の匂ひかな

    作者:主藤充子

  • 短夜や使い途なきマッチ箱

    作者:柚木みゆき

  • 短夜や自転車漕いでさあ出勤

    作者:望多持男

  • 短夜や婆腕ずくに引く雨戸

    作者:北欧小町

  • 短夜を語り明かしてセーヌ河岸

    作者:澤田紫

  • 短夜や片雲来る浅間山

    作者:POTU

  • 短夜を風吐き出せぬ海の街

    作者:玉家屋

  • 短夜や分娩室へ急ぐ医師

    作者:吉野敬子

  • 短夜や酸素の泡の静かなり

    作者:沼宮内薫

  • サヨナラの一打短夜決したり

    作者:遠藤玲奈

  • 短夜の十二回裏ツーアウト

    作者:竹内一二

  • 短夜や三転目なるミステリー

    作者:そまり

  • 短夜や父とバージンロードへと

    作者:友健

  • 短夜や期日の仮眠四十分

    作者:阿部八富利

  • 生命線比べないでよ短き夜

    作者:石浜西夏

  • 短夜のはかなき恋を遠き月

    作者:谷脇香織

  • 短夜を泡へとかへる人魚姫

    作者:藤尾裕子

  • 短夜の硝子に歪む雨静か

    作者:酒井じゆん太

  • 車買ったさあ短夜をありったけ

    作者:北藤詩旦

  • 短夜や娘の手紙読み返す

    作者:名智満

  • 途切れたる短夜あれは蝉の夢

    作者:野口雅也

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テレビ愛媛ではみなさまから
俳句を募集しています!

6月のお題は
「青田(あおた)」 です

応募フォーム、メールアドレス、ハガキの中からご応募ください。メールアドレス、ハガキでのご応募は、お題を含む俳句(ふりがな)・氏名(ふりがな)・住所・電話番号・メールアドレスを記載してお送りください。一人何句でも応募可能です。選ばれた俳句は、EBC Live News「きょうの俳句」コーナーでの放送のほか、テレビ愛媛のホームページ等で紹介します。作者の氏名(ペンネームの場合はペンネーム)、お住いの市町名(ジュニアの場合は学校名)も紹介されます。
(採用された方には放送日を事前に連絡し、記念品を贈らせていただきます。)
※俳句の募集は、毎月第2月曜日、午後6時から開始します。

応募規約

・応募作品は未発表で、ご自身の作品(著作権がご自身にある作品)に限ります。
・他人の作品に著しく類似、または他人の作品の盗用など、第三者の権利を侵害する可能性があると判断した場合は、応募の対象外とします。
・テレビ愛媛は応募作品による権利の侵害等に対し、一切の責任を負いません。

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