「聞ける俳句」は、
テレビ愛媛の夕方のニュースで
これまでに紹介された俳句を
『見て』『聞いて』
楽しんでいただけます。

監修:池内恵吾、神野紗希

  • 新涼や 踏切越えて 寿福寺へ

    今日の俳句

    2020.08.07 放送

    作者:森田純一郎

    今日は立秋。暦の上では秋に入りました。「新涼」は、立秋を過ぎて、夏とは違うしみじみとした涼しさを感じることを表す季語。そんな新涼の季節に、関西にお住まいの作者は鎌倉までお出かけになりました。駅を出て踏切を越えた先に臨済宗の寿福寺があります。もとは源義朝の屋敷であったこのお寺には、高浜虚子のお墓があります。新涼の清々しい気分で、虚子の墓をめざしている一句です。

    (監修:池内)

    音声で俳句を聞く/止める
  • まさをなる 空へ祈るや 原爆忌

    今日の俳句

    2020.08.06 放送

    作者:黒川悦子

    75年前の今日八月六日、広島にウランを用いた原子爆弾が、同じく九日には長崎にプルトニウムを用いた原子爆弾が投下されました。人類への初めての核兵器使用であり、いずれも多くの死傷者を出しました。暦の上では六日が夏、九日が秋なので、「原爆忌」は歳時記により夏の季語のものと秋の季語のものがあります。いずれにせよ「原爆忌」は、季節の情趣などではなく、ひたすら平和を祈る日でありたいものです。

    (監修:池内)

    音声で俳句を聞く/止める
  • 草田男の 万緑の海 泳ぎたし

    今日の俳句

    2020.08.05 放送

    作者:河野薫

    見渡すかぎりの深い緑色となる真夏の草木の生命力を表す季語が「万緑」。中村草田男が<万緑の中や吾子の歯生え初むる>と詠んでから、季語として定着しました。この句の万緑は、魚類の繫殖・保護のために海岸に植えた魚付林でしょうか。海に映える緑を見ていると、魚といっしょに泳ぎたくなります。今日八月五日は草田男忌。昭和58年のこの日、草田男は82歳で亡くなりました。

    (監修:池内)

    音声で俳句を聞く/止める
  • 灯を消して 波の音聞く 晩夏かな

    今日の俳句

    2020.08.04 放送

    作者:川崎陽子

    文字どおり夏の終りを表す「晩夏」は、旧暦六月の別名でもある季語です。今日は旧暦六月十五日。まさに晩夏の最中です。まだまだ暑い盛りですが、夏の日射しにもやや翳りが感じられ、自然は秋の兆しを見せ始めています。夜、海に面した部屋の明かりを消して波の音を聞きながら、夏の疲れによる倦怠感の中で、過ぎゆく夏を惜しんでいる心の感じられる一句です。

    (監修:池内)

    音声で俳句を聞く/止める
  • 羅や 遺品少なくしておかむ

    今日の俳句

    2020.08.03 放送

    作者:大石悦子

    透けて見えるほど薄い絹の生地で仕立てた夏の着物を「羅」といいます。透き通っている様が蝉の翅のようだ、というので「蝉の羽衣」とも呼ばれます。七月から八月にかけて女性の外出着として用いられ、見るからに涼しげです。作者は今年82歳の方。羅に袖を通しながら、ご自身の身辺も、この羅のようにすっきりと整理し、物を少なくしておきたいと、考えておられるようです。

    (監修:池内)

    音声で俳句を聞く/止める

テレビ愛媛ではみなさまから
俳句を募集しています!

9月のお題は
「流れ星」 です

応募フォーム、メールアドレス、ハガキの中からご応募ください。メールアドレス、ハガキでのご応募は、お題を含む俳句(ふりがな)・氏名(ふりがな)・住所・電話番号・メールアドレスを記載してお送りください。一人何句でも応募可能です。選ばれた俳句は、EBC Live News「きょうの俳句」のコーナーで紹介させていただきます。
(採用された方には放送日を事前に連絡し、記念品を贈らせていただきます)
※俳句の募集は、毎月第2月曜日、午後6時から開始します。

俳句の応募はこちら

メールアドレスからの応募: 応募先メールアドレス

ハガキからの応募:
〒790-8537 テレビ愛媛「きょうの俳句」係

ここから「すべての俳句を聞く」が再生されます。

すべての俳句を聞く
掲載されている句がランダムで再生されます
すべて聞く/止める

最新の俳句

バックナンバー

2020年
2019年
2018年
2017年
2016年
  • 1月
  • 2月
  • 3月
  • 4月
  • 5月
  • 6月
  • 7月
  • 8月
  • 9月
  • 10月
  • 11月
  • 12月

監修の先生のご紹介

  • 池内恵吾

    池内恵吾(いけうちけいご)

    伊予郡松前町出身。松山南高校卒業。早稲田大学卒業 1959年フジテレビに入社。「小川 宏ショー」「3時のあなた」プロデューサーを経てフジテレビ退社後1984年愛媛放送(株)(現(株)テレビ愛媛)に入社。報道制作局長、取締役を歴任。1985年〜夕方ニュース「きょうの俳句」の放送原稿を担当。
    俳人協会 会員

  • 神野紗希

    神野紗希(こうのさき)

    松山市出身。松山東高時代に「俳句甲子園」で優勝。お茶の水女子大学卒業。東京を拠点に俳人として活躍し、NHK「俳句王国」司会「俳句さく咲く!」選者も担当。2015年から現代俳句協会の青年部長を務める。明治大学・玉川大学・聖心女子大学講師。句集に『星の地図』『光まみれの蜂』、著書に『日めくり子規・漱石』など。

pagetop