「聞ける俳句」は、
テレビ愛媛の夕方のニュースで
これまでに紹介された俳句を
『見て』『聞いて』
楽しんでいただけます。

監修:池内恵吾、神野紗希

  • 家包む 刈田の甘き香りかな

    今日の俳句

    2018.10.19 放送

    作者:鈴木厚子

    稲刈りが終ったあとの田んぼが「刈田」。刈株だけが点々と並ぶ眺めは、がらんとしたもの淋しさと、広々とした解放感を同時に味わえる、日本の晩秋ならではの情景です。この句は、一軒の家を囲むように広がっている刈田。刈田に残された稲や藁の甘い香りが、家を包んでしまうかのように漂って来ています。

    (監修:池内)

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  • 何もかも さらりと流し 秋刀魚焼く

    今日の俳句

    2018.10.18 放送

    作者:大竹多可志

    「秋刀魚」は日本の秋を代表する味覚の一つ。夏のうちは北海道付近にいますが、九月ごろ南下を始め、十月には紀州沖にまでやって来ます。獲れたてを塩焼きにして柚子や酢橘をかけ、大根おろしで食べるのが一番です。揉め事や心配事はさらりと流して、いそいそと秋刀魚を焼いている、という一句。作者も秋刀魚が大好きなのでしょう。

    (監修:池内)

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  • 菊の日の もつとも遠き山はどれ

    今日の俳句

    2018.10.17 放送

    作者:大峯あきら

    今日は旧暦の九月九日。最もめでたい陽の数である九が重なるので「重陽」、また菊の花の盛りでもあるので「菊の日」「菊の節句」ともいいます。古くは「登高」「高きに登る」といって、山や丘などの高い所に登り、菊の花を浮かべた「菊の酒」を飲む風習もありました。作者は、この日登るならどの山かな、などと考えながら遠くの山を眺めています。

    (監修:池内)

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  • 鳳凰に 結べる稲穂 秋祭

    今日の俳句

    2018.10.16 放送

    作者:鈴木太郎

    「秋祭」は、収穫した稲をお供えして神様に感謝する祭です。都市でも行われますが、本来は農村の祭であったと考えられます。この句は、御輿の天辺にある鳳凰に結びつけられた稲穂をクローズ・アップすることで、豊作を祝う秋祭の華やぎを描いています。愛媛県内もいろいろな秋祭がありますが、今日からその一つ新居浜の太鼓祭りが始まりました。

    (監修:池内)

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  • 九十三 どんぐり見れば すぐ拾ふ

    今日の俳句

    2018.10.15 放送

    作者:岩崎健一

    櫟、楢、樫などのブナ科の落葉樹の木の実を、まとめて「どんぐり」と呼びます。皮が堅く、熟しても皮が剝けず、下半分はお皿の形の殻斗に包まれています。どんぐりは地面にころがり、よく弾み、まるで元気のいい子供のようです。幾つになっても童心を失わない作者は、93歳を過ぎた今も、どんぐりを見れば拾わずにはいられないようです。

    (監修:池内)

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11月のお題は
「団栗(どんぐり)」 です

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(採用された方には放送日を事前に連絡し、記念品を贈らせていただきます)

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監修の先生のご紹介

  • 池内恵吾

    池内恵吾(いけうちけいご)

    伊予郡松前町出身。松山南高校卒業。早稲田大学卒業 1959年フジテレビに入社。「小川 宏ショー」「3時のあなた」プロデューサーを経てフジテレビ退社後1984年愛媛放送(株)(現(株)テレビ愛媛)に入社。報道制作局長、取締役を歴任。1985年〜夕方ニュース「きょうの俳句」の放送原稿を担当。
    俳人協会 会員

  • 神野紗希

    神野紗希(こうのさき)

    松山市出身。松山東高時代に「俳句甲子園」で優勝。お茶の水女子大学卒業。東京を拠点に俳人として活躍し、NHK「俳句王国」司会「俳句さく咲く!」選者も担当。2015年から現代俳句協会の青年部長を務める。明治大学・玉川大学・聖心女子大学講師。句集に『星の地図』『光まみれの蜂』、著書に『日めくり子規・漱石』など。

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