「聞ける俳句」は、
テレビ愛媛の夕方のニュースで
これまでに紹介された俳句を
『見て』『聞いて』
楽しんでいただけます。

監修:池内恵吾、神野紗希

  • しやぼん玉 宙に消ゆるを 天寿とす

    今日の俳句

    2018.04.25 放送

    作者:八染藍子

    石鹸を溶かした水をストローの先につけて吹くと、七色の「しやぼん玉」が次々と空中に浮かびます。春風に乗って飛ぶ眺めを愛でて、春の季語となっています。シャボンは石鹸を意味するポルトガル語が語源で、江戸時代からある子供の遊びです。日の光を受けて次々に空へ消えて行くしゃぼん玉。一つ一つの玉は、それぞれの天寿を全うしているのではないでしょうか。

    (監修:池内)

    音声で俳句を聞く/止める
  • 掃き寄せて 掃き寄せしまま 春落葉

    今日の俳句

    2018.04.24 放送

    作者:伊藤トキノ

    単に落葉といえば冬の季語ですが、常緑樹は新しい葉が芽吹いてくるのと交替に、晩春に古い葉を落とします。これが「春落葉」。椎、樫などの葉が緑色のまま樹の下に積もっているのは、春落葉ならではの趣があります。落ちたまった春落葉を掃き寄せはしたものの、捨てるに忍びないので、その風情を愛でているのでしょうか。

    (監修:池内)

    音声で俳句を聞く/止める
  • 思ひ出も 月も朧で ありにけり

    今日の俳句

    2018.04.23 放送

    作者:岡安仁義

    春になって気温が上昇すると、細かな水滴や埃が空中を浮遊し、大気がぼんやりとして見通しが悪くなります。この現象を昼は霞、夜は「朧」と呼びます。草朧、庭朧、海朧、鐘朧など、視覚から聴覚にまで及ぶ、春らしい季語です。代表的ともいえるのが、この句の「月朧」です。朧な月を眺めていると、若き日の思い出まで朧げになってくるようです。

    (監修:池内)

    音声で俳句を聞く/止める
  • 掘返す 塊光る 穀雨かな

    今日の俳句

    2018.04.20 放送

    作者:西山泊雲

    一年を二十四の季節に分ける二十四節気、今日から「穀雨」です。春の雨が降り、多くの穀物がうるおうころとされ、農業では種まきの時期として大切にされてきました。くわで掘り返した土のかたまりが、濡れて光っているさまに、その土地のゆたかさが感じられます。土とともに生きる一句です。

    (監修:神野)

    音声で俳句を聞く/止める
  • ふらここや 世界の終わりは 日曜日

    今日の俳句

    2018.04.19 放送

    作者:千田彩花

    もし世界に終わりがあるなら、それは日曜日だと断言しました。日曜日はプライベートな日。仕事から解放され、めいめいが好きなことをして過ごす日です。ぶらんこでぼんやりしながら、いま世界が終わったら、と、ふと思いを巡らせます。世界最後の日、あなたなら何をしますか。

    (監修:神野)

    音声で俳句を聞く/止める
すべての俳句を聞く
掲載されている句がランダムで再生されます
すべて聞く/止める

最新の俳句

バックナンバー

2018年
2017年

テレビ愛媛ではみなさまから
俳句を募集しています!

5月のお題は
「若葉」 です

締め切り:2018年 4月25日(水)まで

お題を含む俳句(ふりがな)・氏名・お住いの市区町村・電話番号・メールアドレスを記載して下記のアドレスまでお送りください。選ばれた方は「きょうの俳句」でご紹介させていただきます。

応募先:応募先メールアドレス

監修の先生のご紹介

  • 池内恵吾

    池内恵吾(いけうちけいご)

    伊予郡松前町出身。松山南高校卒業。早稲田大学卒業 1959年フジテレビに入社。「小川 宏ショー」「3時のあなた」プロデューサーを経てフジテレビ退社後1984年愛媛放送(株)(現(株)テレビ愛媛)に入社。報道制作局長、取締役を歴任。1985年〜夕方ニュース「きょうの俳句」の放送原稿を担当。
    俳人協会 会員

  • 神野紗希

    神野紗希(こうのさき)

    松山市出身。松山東高時代に「俳句甲子園」で優勝。お茶の水女子大学卒業。東京を拠点に俳人として活躍し、NHK「俳句王国」司会「俳句さく咲く!」選者も担当。2015年から現代俳句協会の青年部長を務める。明治大学・玉川大学・聖心女子大学講師。句集に『星の地図』『光まみれの蜂』、著書に『日めくり子規・漱石』など。