「聞ける俳句」は、
テレビ愛媛の夕方のニュースで
これまでに紹介された俳句を
『見て』『聞いて』
楽しんでいただけます。

監修:池内恵吾、神野紗希

  • 臥せ勝ちな 米寿の妻や 万年青の実

    今日の俳句

    2020.10.21 放送

    作者:小倉英男

    「万年青」はユリ科の多年草。何百も園芸用の品種がある観葉植物で、光沢のある厚い葉が特徴です。夏に淡い黄色の花を咲かせ、秋には球のような「万年青の実」を結びます。実は秋の深まりとともに熟して美しい紅の色となります。作者は今年92歳になる方。同じくご高齢の奥さまは、このところ病気がちのようです、元気になった奥さまとともに、庭の万年青の実を愛でたい、という思いの込められた句です。

    (監修:池内)

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  • ひよんの笛吹いて ひよっとこ面になる

    今日の俳句

    2020.10.20 放送

    作者:八染藍子

    マンサク科のイスノキという常緑高木にできるのが「瓢の実」。実といっても、実体はイスノキの葉に虫が作った瘤のような巣で、中は空洞になっています。幼虫が出たあとの穴に唇を当てて吹くとヒョウヒョウとなるので「ひょんの笛」と呼ばれています。ひょうの笛を鳴らすのは、なかなか難しく、夢中になって吹いていると、ひょっとこ面のような表情になっていました。

    (監修:池内)

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  • 朝寒や 煮炊きの湯気の 座敷まで

    今日の俳句

    2020.10.19 放送

    作者:田辺レイ

    ただ「寒し」といえば冬の季語ですが、晩秋の朝のうちだけに感じる寒さを「朝寒」といいます。「夜寒」とともに、晩秋の季節感の濃い季語です。台所で朝食の用意をしているのでしょう。鍋から立ちのぼる湯気が、家の奥の座敷にまで漂って来ました。湯気の香と温みに、朝寒の季節感がありありと見える一句です。

    (監修:池内)

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  • 長き夜を 刻む明治の 掛時計

    今日の俳句

    2020.10.16 放送

    作者:午餉(四国中央市)

    夜長の時間は静かなので、ふだんは意識しない小さな音もよく聞こえます。虫たちの声、通りを歩く靴の音、時計の音もそのひとつ。明治から引き継がれてきた掛時計は、ゆうに百年の歴史を生きてきました。夜の長さに、掛時計の経てきた時間の長さが加わります。その音はきっと、悠久の時間の深さを感じさせることでしょう。

    (監修:神野)

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  • 竜王の 一手の読めぬ 夜の長し

    今日の俳句

    2020.10.15 放送

    作者:たわらご 小島里世(西予市)

    将棋のタイトルのひとつ、竜王戦が繰り広げられているのでしょう。対戦は夜までもつれこみ、熟考の末の一手一手に注目が集まります。中継される棋譜を見ながら、頭脳戦の行方を予想するのも、将棋好きの夜長の楽しみです。じっくりと煮詰まりながら、夜は更けてゆきます。

    (監修:神野)

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テレビ愛媛ではみなさまから
俳句を募集しています!

11月のお題は
「落葉」 です

応募フォーム、メールアドレス、ハガキの中からご応募ください。メールアドレス、ハガキでのご応募は、お題を含む俳句(ふりがな)・氏名(ふりがな)・住所・電話番号・メールアドレスを記載してお送りください。一人何句でも応募可能です。選ばれた俳句は、EBC Live News「きょうの俳句」のコーナーで紹介させていただきます。
(採用された方には放送日を事前に連絡し、記念品を贈らせていただきます)
※俳句の募集は、毎月第2月曜日、午後6時から開始します。

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〒790-8537 テレビ愛媛「きょうの俳句」係

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監修の先生のご紹介

  • 池内恵吾

    池内恵吾(いけうちけいご)

    伊予郡松前町出身。松山南高校卒業。早稲田大学卒業 1959年フジテレビに入社。「小川 宏ショー」「3時のあなた」プロデューサーを経てフジテレビ退社後1984年愛媛放送(株)(現(株)テレビ愛媛)に入社。報道制作局長、取締役を歴任。1985年〜夕方ニュース「きょうの俳句」の放送原稿を担当。
    俳人協会 会員

  • 神野紗希

    神野紗希(こうのさき)

    松山市出身。松山東高時代に「俳句甲子園」で優勝。お茶の水女子大学卒業。東京を拠点に俳人として活躍し、NHK「俳句王国」司会「俳句さく咲く!」選者も担当。2015年から現代俳句協会の青年部長を務める。明治大学・玉川大学・聖心女子大学講師。句集に『星の地図』『光まみれの蜂』、著書に『日めくり子規・漱石』など。

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