「聞ける俳句」は、
テレビ愛媛の夕方のニュースで
これまでに紹介された俳句を
『見て』『聞いて』
楽しんでいただけます。

監修:池内恵吾、神野紗希

  • 田植機の 日を躍らせて 折り返す

    今日の俳句

    2020.06.05 放送

    作者:能村研三

    今日は二十四節気の芒種。芒のある穀物、すなわち稲を植えることをいいます。以前の田植は多くの人手が必要で、何軒もの農家が結という組を作って協力しあっていました。最近は家ごとに「田植機」で植えるようになり、歳時記にも田植の項目に季語の一つとして田植機が載っています。静かなエンジンの音とともに、日を躍らせながら進む田植機は、今や夏の風物詩といえるかもしれません。

    (監修:池内)

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  • 多忙こそ 生き甲斐なれや 夏燕

    今日の俳句

    2020.06.04 放送

    作者:松浦加古

    燕は春に渡って来るので、単に「燕」という場合は春の季語です。四月から七月頃にかけて二回の産卵をし、雛を育てます。その間、親燕はせっせと雛に餌を運び続けます。そんな親燕と、まだ飛び方のおぼつかない子燕。この季節に見られる「夏燕」こそ、燕が最も燕らしく感じられる時期といえるかもしれません。まさに、多忙を生き甲斐としているとも思える、健気な夏燕の姿です。

    (監修:池内)

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  • 竹皮を脱ぎ 堂々の裸なり

    今日の俳句

    2020.06.03 放送

    作者:岡崎桂子

    筍は、生長するにつれて根元から順に皮を脱いでゆきます。季語では「竹の皮脱ぐ」といいます。剥がれかけの竹の皮が風に吹かれる姿など、この季節ならではの風情です。落ちた竹の皮も、以前は草履を編んだり牛肉などを包むのに利用されていました。この句は皮を脱いだ直後の竹の姿に注目しています。「堂々の裸」という表現が、めざましい生長へと向かう竹の生命力を感じさせてくれます。

    (監修:池内)

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  • 父祖の墓越えきし 茅花流しかな

    今日の俳句

    2020.06.02 放送

    作者:澤本三乗

    初夏の頃に吹く、雨を伴うことの多い湿気を含む南風が「ながし」。「茅花流し」は、茅花、すなわち白茅の穂絮がほころびる頃に吹く、湿気を含む南風を指す季語です。この句のご先祖の墓は、田園を流れる川沿いにあるのでしょうか。お墓越しに吹いて来る茅花流しは、梅雨の先触れのようにも思えます。

    (監修:池内)

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  • 鮎釣りの 又もところを 更へにけり

    今日の俳句

    2020.06.01 放送

    作者:渡邊孤鷲

    今日から六月。全国の川で鮎漁が解禁となります。独特の香りから香魚とも呼ばれる鮎は味がよく、川魚の王といわれます。鮎の漁法で最も一般的なのが鮎の縄張り性を利用した友釣りです。この句の釣り師も友釣りをしているのでしょう。なかなか中りが来ないらしく、何度も場所を更えては釣竿を伸ばしています。作者は松山市にお住いの俳人。俳句雑誌「渋柿」主宰です。

    (監修:池内)

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応募フォーム、メールアドレス、ハガキの中からご応募ください。メールアドレス、ハガキでのご応募は、お題を含む俳句(ふりがな)・氏名(ふりがな)・住所・電話番号・メールアドレスを記載してお送りください。一人何句でも応募可能です。選ばれた俳句は、EBC Live News「きょうの俳句」のコーナーで紹介させていただきます。
(採用された方には放送日を事前に連絡し、記念品を贈らせていただきます)
※俳句の募集は、毎月第2月曜日、午後6時から開始します。

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〒790-8537 テレビ愛媛「きょうの俳句」係

監修の先生のご紹介

  • 池内恵吾

    池内恵吾(いけうちけいご)

    伊予郡松前町出身。松山南高校卒業。早稲田大学卒業 1959年フジテレビに入社。「小川 宏ショー」「3時のあなた」プロデューサーを経てフジテレビ退社後1984年愛媛放送(株)(現(株)テレビ愛媛)に入社。報道制作局長、取締役を歴任。1985年〜夕方ニュース「きょうの俳句」の放送原稿を担当。
    俳人協会 会員

  • 神野紗希

    神野紗希(こうのさき)

    松山市出身。松山東高時代に「俳句甲子園」で優勝。お茶の水女子大学卒業。東京を拠点に俳人として活躍し、NHK「俳句王国」司会「俳句さく咲く!」選者も担当。2015年から現代俳句協会の青年部長を務める。明治大学・玉川大学・聖心女子大学講師。句集に『星の地図』『光まみれの蜂』、著書に『日めくり子規・漱石』など。

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