「聞ける俳句」は、
テレビ愛媛の夕方のニュースで
これまでに紹介された俳句を
『見て』『聞いて』
楽しんでいただけます。

監修:池内恵吾、神野紗希

  • 大寒の雲 かたまりとして昏るる

    今日の俳句

    2020.01.20 放送

    作者:高室有子

    今日は二十四節気の「大寒」。読んで字のごとく一年で最も寒さの厳しい季節です。北日本では雪に閉じこめられるような日々ですが、南国の愛媛では間もなく梅の便りも聞かれそうです。この句は大寒の頃の空に垂れ込めた灰色の雲。凍雲とも呼ばれる陰鬱な感じの雲が、凍てついたようにかたまったまま、短い冬の日が暮れようとしています。

    (監修:池内)

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  • 風の子は 炬燵がきらひ 雲がすき

    今日の俳句

    2020.01.17 放送

    作者:室達朗(松山)

    昔から「子どもは風の子」というように、寒風吹きすさぶ中でも、子どもたちは元気に走り回ります。そんな彼らだから、きっと炬燵は嫌い。とても、ひとところにじっとしていられないのです。炬燵を飛び出し外へ出て、きらきら光る雲の下、はつらつと遊ぶ子どもたち。冬になっても失われない生命力に、見ているこちらも、おのずと力が湧いてきます。

    (監修:神野)

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  • 頭より入りて 炬燵の火星めく

    今日の俳句

    2020.01.16 放送

    作者:村上瑠璃甫(大阪)

    そういえば幼いころ、よく炬燵にもぐって遊んだものでした。いわれてみればたしかに、炬燵の中の暗く赤い光は、闇に浮かぶ火星の赤色を思わせます。ドラえもんの世界で、引き出しを開けたらタイムマシンがあるように、炬燵もまた、もぐれば別の世界へつながる入口なのかもしれません。日常の炬燵から宇宙の火星へと発想を飛ばした、想像力の光る一句です。

    (監修:神野)

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  • 志望校変えたと 炬燵で寝てをりぬ

    今日の俳句

    2020.01.15 放送

    作者:砂山恵子(西条)

    受験を控えた子どもが、勉強もせず、炬燵でごろごろしています。聞けば、志望校を変更したとのこと。ちゃんと将来を考えているのかと不安になりますが、寝ているようで案外、子どもは子どもなりに考えているものかもしれません。炬燵でたっぷり充電したら、また前を向いて頑張ってくれるはずです。将来への不安を抱えるモラトリアムの時間を、やさしく抱きとめてくれる炬燵なのでした。

    (監修:神野)

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  • 娘さんを下さい」  言い出せぬ炬燵

    今日の俳句

    2020.01.14 放送

    作者:佳山(茨城)

    お付き合いしている彼女の実家を訪ねると、炬燵へ案内されました。結婚の許しをもらおうと意気込んできたのに、くつろいだ雰囲気の中ではかえって言い出しにくいものです。「娘さんを下さい」、心の中でせりふを繰り返すばかり。きっと、たまりかねた彼女に、炬燵の中で足を突っつかれて、ようやくもたもたと切り出すのでしょう。炬燵を小道具に使い、人間ドラマを描き出しました。

    (監修:神野)

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テレビ愛媛ではみなさまから
俳句を募集しています!

2月のお題は
「いぬふぐり」 です

応募フォーム、メールアドレス、ハガキの中からご応募ください。メールアドレス、ハガキでのご応募は、お題を含む俳句(ふりがな)・氏名(ふりがな)・住所・電話番号・メールアドレスを記載してお送りください。一人何句でも応募可能です。選ばれた俳句は、EBC Live News「きょうの俳句」のコーナーで紹介させていただきます。
(採用された方には放送日を事前に連絡し、記念品を贈らせていただきます)
※俳句の募集は、毎月第2月曜日、午後6時から開始します。

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〒790-8537 テレビ愛媛「きょうの俳句」係

監修の先生のご紹介

  • 池内恵吾

    池内恵吾(いけうちけいご)

    伊予郡松前町出身。松山南高校卒業。早稲田大学卒業 1959年フジテレビに入社。「小川 宏ショー」「3時のあなた」プロデューサーを経てフジテレビ退社後1984年愛媛放送(株)(現(株)テレビ愛媛)に入社。報道制作局長、取締役を歴任。1985年〜夕方ニュース「きょうの俳句」の放送原稿を担当。
    俳人協会 会員

  • 神野紗希

    神野紗希(こうのさき)

    松山市出身。松山東高時代に「俳句甲子園」で優勝。お茶の水女子大学卒業。東京を拠点に俳人として活躍し、NHK「俳句王国」司会「俳句さく咲く!」選者も担当。2015年から現代俳句協会の青年部長を務める。明治大学・玉川大学・聖心女子大学講師。句集に『星の地図』『光まみれの蜂』、著書に『日めくり子規・漱石』など。

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