「聞ける俳句」は、
テレビ愛媛の夕方のニュースで
これまでに紹介された俳句を
『見て』『聞いて』
楽しんでいただけます。

監修:池内恵吾、神野紗希

  • みつしりと 水の断層 キャベツ切る

    今日の俳句

    2019.06.26 放送

    作者:辻美奈子

    夏のキャベツの充実感を、「水の断層」という素敵な言葉で切り取りました。みっしりと層をなすキャベツの葉の一枚一枚が、水のようにみずみずしいのです。キャベツのあの重さは、水の重さだったのですね。日常の食材も、言葉の力を使って、俳句に料理することができます。さあ、みなさんの冷蔵庫には、今どんな食材がありますか?

    (監修:神野)

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  • 夕暮は たたみものして 沙羅の花

    今日の俳句

    2019.06.25 放送

    作者:矢島渚男

    沙羅の木は、白い花びらが黄色い蘂を包んだ、涼しげな花を咲かせます。花のかたちが椿に似ているので、夏椿とも呼ばれます。暑さの落ち着いた夕暮れに洗濯物を取り込み、畳んで片づけているのでしょう。夕方の風が心地よくて、ふと外に目をやると、沙羅の花もすっきりと風に吹かれています。隣り合わせの自然と生きる、静かな人の暮らしです。

    (監修:神野)

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  • さくらんぼ 洗う間近に 子の睫毛

    今日の俳句

    2019.06.24 放送

    作者:花谷和子

    さくらんぼは、その愛らしく輝く姿から、赤い宝石とも呼ばれます。キッチンでさくらんぼを洗っているのでしょう。小さな我が子も、そばでじっと見つめています。水を弾くさくらんぼも、子どもの睫毛も、はつらつとして初々しいですね。さあ、このあと一緒にさくらんぼを食べる、笑顔の時間が待っています。

    (監修:神野)

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  • 思ひきり 噴水の伸び 梅雨晴間

    今日の俳句

    2019.06.21 放送

    作者:福井隆子

    梅雨の最中に、半日か一、二日、ぽっかりと気持ちよく晴れることがあります。「梅雨晴」あるいは「梅雨晴間」と言います。現在は五月の晴天を言うことが多い「五月晴」も、本来は、梅雨晴間を指す言葉でした。梅雨晴間の空へ向かって思いきり伸び上がる噴水。梅雨どきの貴重な晴天を喜ぶ思いがこめられた、気持のいい一句です。

    (監修:池内)

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  • 燕の子 親の来るまで 行儀よく

    今日の俳句

    2019.06.20 放送

    作者:太田寛郎

    家の軒などに巣を作った燕は、四月頃と六月頃の二度産卵します。今は六月に生まれた二番子が育っている季節です。一つの巣に五羽ほどの「燕の子」は、親燕の運んでくる餌をもらって成長します。行儀よく並んで待っていた燕の子が、我先にと大きな嘴をあけて餌をもらう姿は、何とも愛らしいものです。やがて大きくなって巣立ち、飛ぶ練習に励み、芦原などでの集団生活を経て、秋には南方へと渡ります。

    (監修:池内)

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応募フォーム、メールアドレス、ハガキの中からご応募ください。メールアドレス、ハガキでのご応募は、お題を含む俳句(ふりがな)・氏名(ふりがな)・住所・電話番号・メールアドレスを記載してお送りください。選ばれた俳句は、EBCプライムニュース「きょうの俳句」のコーナーで紹介させていただきます。
(採用された方には放送日を事前に連絡し、記念品を贈らせていただきます)

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〒790-8537 テレビ愛媛「きょうの俳句」係

監修の先生のご紹介

  • 池内恵吾

    池内恵吾(いけうちけいご)

    伊予郡松前町出身。松山南高校卒業。早稲田大学卒業 1959年フジテレビに入社。「小川 宏ショー」「3時のあなた」プロデューサーを経てフジテレビ退社後1984年愛媛放送(株)(現(株)テレビ愛媛)に入社。報道制作局長、取締役を歴任。1985年〜夕方ニュース「きょうの俳句」の放送原稿を担当。
    俳人協会 会員

  • 神野紗希

    神野紗希(こうのさき)

    松山市出身。松山東高時代に「俳句甲子園」で優勝。お茶の水女子大学卒業。東京を拠点に俳人として活躍し、NHK「俳句王国」司会「俳句さく咲く!」選者も担当。2015年から現代俳句協会の青年部長を務める。明治大学・玉川大学・聖心女子大学講師。句集に『星の地図』『光まみれの蜂』、著書に『日めくり子規・漱石』など。

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