視聴者の皆さまからの句

こちらのページでは、視聴者の皆様から応募いただいた俳句をご紹介しています。
毎月ご応募いただいた俳句から5句を選び、EBC Live News「きょうの俳句」のコーナーで放送させていただきます。

2019年1月の
優秀句

放送ではご紹介できなかった「佳作句」はこちら

2019年1月の季語(お題)は
蜜柑 です
  • この船に 乘れば母待つ 熟蜜柑

    今日の俳句

    2019.01.18 放送

    作者:岩渕晃三(松山市)

    年末年始の帰省でしょうか。この船に乗れば、ふるさとの島で、母が待ってくれているはず。そこは蜜柑のなる島だから、目の前には瀬戸内のおだやかな海が広がっているのでしょう。熟れた蜜柑のあたたかい色ややさしい甘さが、母の愛情を代弁しています。郷愁と期待の入り混じった、熱い思いのこみあげる一句です。

    (監修:神野)

    音声で俳句を聞く/止める
  • 蜜柑揉む LINEの返事 考える

    今日の俳句

    2019.01.17 放送

    作者:山内佑資(松山市)

    スマホやパソコンのアプリ「LINE」は、今や定番の連絡手段です。送ったメッセージを相手が読んだかどうか分かるので、手紙やメールの返事に比べ、より早い対応が求められます。最近では、親密なやりとりを負担に思う「LINE疲れ」なる現象も。ときには、甘い蜜柑を食べてから、ゆっくり返信するのもいいでしょう。

    (監修:神野)

    音声で俳句を聞く/止める
  • 投了や 膝をくずして 蜜柑剥く

    今日の俳句

    2019.01.16 放送

    作者:矢川みさと(松山市)

    将棋などで、一方が負けを認めて勝負が終わることを、投了といいます。タイトルを賭けた棋士の戦いか、はたまた縁側でのご近所さんとの対局か。はりつめていた気持ちが一気に解け、正座していた膝を崩してリラックス。蜜柑という、日常的でホッと落ち着くくだものが、とにもかくにも対戦を終えた安堵を伝えてくれます。

    (監修:神野)

    音声で俳句を聞く/止める
  • 平凡な求婚 蜜柑差し出され

    今日の俳句

    2019.01.15 放送

    作者:藤田康子(大阪府)

    平凡なプロポーズといわれて、みなさんは何を思い浮かべますか?夜景の見えるレストラン、薔薇の花束、ダイヤの指輪。でも、「結婚してください」と差し出されたのは、平凡な一個の蜜柑でした。指輪の箱を差し出す代わりに、蜜柑を渡してプロポーズする人は、少し変わっていて、そして心のあたたかい人でしょう。これも素敵な求婚の一場面です。

    (監修:神野)

    音声で俳句を聞く/止める
  • お手玉をしてから孫にみかん剝く

    今日の俳句

    2019.01.14 放送

    作者:土居信勝(松前町)

    孫と祖父母のだんらんタイム。かごの蜜柑を手にとって、ひょいひょいっとお手玉をしてみせてから、剥いてやったのです。「ええっおじいちゃん、それどうやってやるの?」古き良き遊びに目を輝かせる孫。こうした何気ない日常の風景が、のちのち、忘れられない思い出となるのですよね。

    (監修:神野)

    音声で俳句を聞く/止める

2019年1月の佳作句

放送ではご紹介できなかった俳句を「佳作句」として少しだけご紹介。

  • 才能は無尽蜜柑を剥きにけり

    作者:宍野宏治

  • 海光や蜜柑の島の転校生

    作者:じゃすみん

  • 子へのメモ葉つき蜜柑を重しとし

    作者:田中洋子

  • 蜜柑剥きながらどうでもいい話

    作者:村上ヤチ代

  • 禅寺や蜜柑盛らるる義士の墓

    作者:瀬戸薫

  • 故郷のカーブミラーに蜜柑山

    作者:加島一善

  • 難ありてふ蜜柑一箱買ひにけり

    作者:向井桐華

  • 愛媛ですと相部屋客に蜜柑出す

    作者:砂山恵子

  • 蜜柑一果地球の水のひとしずく

    作者:川崎真樹子

  • 夜の蜜柑テレビ一つが喋りづめ

    作者:武智しのぶ

  • 有線の夕焼け小焼け蜜柑山

    作者:松本伴子

  • 船室の乱るる画像蜜柑むく

    作者:栗田修次

  • 長考に入りて棋士剥く蜜柑かな

    作者:松山帖句

  • 八日月冷えし白さや蜜柑山

    作者:グレート・バンブー

  • 復興のイルミネーションみかん色

    作者:水崎スミ

  • 地下街に河童棲みけり蜜柑むく

    作者:奈良香里

  • 治らぬと言はれて蜜柑なほ甘し

    作者:抹茶金魚

  • 島祭りあしたに磨く蜜柑かな

    作者:中矢長宗

  • 蜜柑狩り風邪をひいたおじいちゃん

    作者:唯

  • 峡の道右も左も蜜柑かな

    作者:近藤久光

  • 蜜柑剥く今日も笑顔になりました

    作者:ブラックにゃんこ

  • みかん剥く新しき世もみかん剥く

    作者:竹本桂子

聞ける俳句 トップへ戻る

テレビ愛媛ではみなさまから
俳句を募集しています!

5月のお題「葉桜(はざくら)」の
応募は締め切りました

応募フォーム、メールアドレス、ハガキの中からご応募ください。メールアドレス、ハガキでのご応募は、お題を含む俳句(ふりがな)・氏名(ふりがな)・住所・電話番号・メールアドレスを記載してお送りください。一人何句でも応募可能です。選ばれた俳句は、EBC Live News「きょうの俳句」コーナーでの放送のほか、テレビ愛媛のホームページ等で紹介します。作者の氏名(ペンネームの場合はペンネーム)、お住いの市町名(ジュニアの場合は学校名)も紹介されます。
(採用された方には放送日を事前に連絡し、記念品を贈らせていただきます。)
※俳句の募集は、毎月第2月曜日、午後6時から開始します。

応募規約

・応募作品は未発表で、ご自身の作品(著作権がご自身にある作品)に限ります。
・他人の作品に著しく類似、または他人の作品の盗用など、第三者の権利を侵害する可能性があると判断した場合は、応募の対象外とします。
・テレビ愛媛は応募作品による権利の侵害等に対し、一切の責任を負いません。

個人情報の取り扱いについて

頂いた個人情報は、優秀句に選ばれた方への事前連絡並びに記念品をお送りする際にのみ使用させて頂きます。

俳句の応募はこちら

メールアドレスからの応募: 応募先メールアドレス

ハガキからの応募:
〒790-8537 テレビ愛媛「きょうの俳句」係

ここから「選ばれた俳句だけをすべて聞く」が再生されます。

「選ばれた俳句だけをすべて聞く」ランダムで再生されます

選ばれた俳句のバックナンバー

2024年
2023年
2022年
2021年
2020年
2019年
2018年
聞ける俳句のトップへもどる
pagetop