「聞ける俳句」は、
テレビ愛媛の夕方のニュースで
これまでに紹介された俳句を
『見て』『聞いて』
楽しんでいただけます。

監修:神野紗希、谷さやん

  • 鶯の 身を逆に はつねかな

    今日の俳句

    2026.03.23 放送

    作者:宝井其角

    鶯の初音は二月の始め頃で、春の訪れを告げてくれます。囀りの整ってくるのは三月頃で、ホーホケキョと、はっきりとその声を届けてくれます。思わず足を止めますが、姿を見つけることはなかなか出来ません。まだ幼い鶯が逆さまになって、渾身の声を発したと思うと、けなげでいっそう春がいとおしい気がします。

    (監修:谷)

    音声で俳句を聞く/止める
  • しゃぼん玉 母がわたしを 忘れた日

    今日の俳句

    2026.03.20 放送

    作者:すがのあき(岐阜)

    認知症が進むと、家族や友人の記憶も零れ落ちてゆきます。認知症の母が、私のことを私だと分からなかった、初めての日。しゃぼん玉を吹くのは、母か、私か、あるいは見かけた母子の姿にかつての母と私を重ねたのかもしれません。消化できない切なさに、しゃぼん玉がやさしく輝きます。

    (監修:神野)

    音声で俳句を聞く/止める
  • 避難所へ 五十セットの 石鹸玉

    今日の俳句

    2026.03.19 放送

    作者:佐藤茂之(岩手)

    災害に遭って避難した人々にも、避難所での日常があります。不安な思いをしている子どもたちのために、石鹸玉のセットが届きました。食べるもの、着るものだけではなく、生活する心を支えるものも必要です。青空の下で石鹸玉を吹くとき、心の中に、明るい光が差しますように。

    (監修:神野)

    音声で俳句を聞く/止める
  • 9条や 武装するなら 石鹸玉

    今日の俳句

    2026.03.18 放送

    作者:恵勇(千葉)

    日本国憲法が平和憲法と呼ばれるのは、九条で、戦争を放棄し、軍隊を持たないと明記しているからです。誰しも平和の中で生きる権利をもつという理念が、日本をかたちづくっています。今、軍事費の増加や武器輸出の是非が問われています。武装するなら石鹸玉で。季語に託して、平和を固持する意志をこめました。

    (監修:神野)

    音声で俳句を聞く/止める
  • たんこぶ一つ しゃぼんだま九つ

    今日の俳句

    2026.03.17 放送

    作者:帝 菜(北海道)

    たんこぶとしゃぼん玉、それぞれの数を示しただけなのに、子どものいる風景がにぎやかに見えてきます。たんこぶを作って泣いている子に、しゃぼん玉を吹いてやったのでしょうか。ひと吹きに生まれる数は、ちょうど九つくらいでしょう。痛いの痛いの飛んでいけ、また元気に駆け出します。

    (監修:神野)

    音声で俳句を聞く/止める

テレビ愛媛ではみなさまから
俳句を募集しています!

4月のお題は
「春眠」 です
応募はこちら

メールアドレスからの応募: 応募先メールアドレス

ハガキからの応募:〒790-8537
テレビ愛媛「きょうの俳句」係

応募フォーム、メールアドレス、ハガキの中からご応募ください。メールアドレス、ハガキでのご応募は、お題を含む俳句(ふりがな)・氏名(ふりがな)・学校名(ジュニアの場合)・住所・電話番号・メールアドレスを記載してお送りください。一人何句でも応募可能です。選ばれた俳句は、EBC ライブニュース「きょうの俳句」コーナーでの放送のほか、テレビ愛媛のホームページ等で紹介します。作者の氏名(ペンネームの場合はペンネーム)、お住いの市町名(ジュニアの場合は学校名)も紹介されます。
(採用された方には放送日を事前に連絡し、記念品を贈らせていただきます。)
※俳句の募集は、毎月第2月曜日、午後6時から開始します。

応募規約

・応募作品は未発表で、ご自身の作品(著作権がご自身にある作品)に限ります。
・他人の作品に著しく類似、または他人の作品の盗用など、第三者の権利を侵害する可能性があると判断した場合は、応募の対象外とします。
・テレビ愛媛は応募作品による権利の侵害等に対し、一切の責任を負いません。

個人情報の取り扱いについて

頂いた個人情報は、優秀句に選ばれた方への事前連絡並びに記念品をお送りする際にのみ使用させて頂きます。

ここから「すべての俳句を聞く」が再生されます。

すべての俳句を聞く
掲載されている句がランダムで再生されます
すべて聞く/止める

最新の俳句

バックナンバー

監修の先生のご紹介

  • 池内恵吾

    神野紗希(こうのさき)

    松山市出身。松山東高時代に「俳句甲子園」で優勝。お茶の水女子大学卒業。東京を拠点に俳人として活躍し、NHK「俳句王国」司会も担当。『日めくり子規・漱石』にて第34回愛媛出版文化賞大賞。第11回桂信子賞。現代俳句協会副幹事長。聖心女子大学・立教大学講師。2022年春から愛媛・伊予観光大使。句集に『すみれそよぐ』他。

  • 神野紗希

    谷さやん(たにさやん)

    松山市生まれ。西条市丹原町で育つ。松山大学卒業。1996年作句開始。句集『逢ひに行く』で宗左近俳句大賞受賞。『芝不器男への旅』、『不器男百句』(坪内稔典/谷さやん共著)、俳句とエッセイ『空にねる』。「船団」(2018年散在)を経て、現在「窓の会」常連。愛媛新聞カルチャー教室「さやんの楽しむ俳句」、「みんなで子規を読む」講師。

pagetop