「聞ける俳句」は、
テレビ愛媛の夕方のニュースで
これまでに紹介された俳句を
『見て』『聞いて』
楽しんでいただけます。

監修:神野紗希、谷さやん

  • 憲法に 鋼の勁さ 麦熟るる

    今日の俳句

    2024.05.03 放送

    作者:宮坂静生

    今日は憲法記念日です。憲法改正の議論もありますが、平和への誓いがこもる現行憲法の骨格の確かさを、鋼のように強いと讃えました。季語は「麦熟るる」。収穫期を迎えた麦が、黄金の穂をそよがせます。憲法は、麦を育てるように地道に暮らす民衆の、平和を護る存在で在り続けてほしいと願います。

    (監修:神野)

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  • まぶしくて うらやましくて 風車

    今日の俳句

    2024.05.02 放送

    作者:鈴木聡史

    風車は春の季語です。紙やセルロイドで作った羽根が、やわらかな春風にくるくる回ると、いかにもほがらかです。友だちのかざす風車が、春の日にきらきらと輝いています。いいなあ、うらやましいなあ。子どもの玩具を通して、人間に根差す欲望を詠みました。

    (監修:神野)

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  • ライ麦パン苦し 五月の風あまし

    今日の俳句

    2024.05.01 放送

    作者:井出野浩貴

    今日から五月です。気温も上がり、いよいよ夏の気配が近づいてきます。麦も、もうすぐ収穫の季節。ライ麦パンは、ライ麦から作ったパンで、栄養がいっぱいです。ほんのり苦い風味も麦らしく、その苦みによって、吹いてくる風がいよいよ甘く感じられます。

    (監修:神野)

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  • 騒がしき 蜜の匂ひや 四月尽

    今日の俳句

    2024.04.30 放送

    作者:川口真理

    今日で四月も終わりです。新年度になって一か月、慌ただしく日々が過ぎました。自然界にも、たくさんの花が咲きつぎ、昆虫たちも春を謳歌しています。花の放つ蜜の匂いが、騒がしくにぎやかに混じり合い、世界は甘い風で満たされてゆきます。

    (監修:神野)

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  • 春眠し 昭和一桁 ことに眠し

    今日の俳句

    2024.04.29 放送

    作者:大牧広

    春眠暁を覚えずという言葉があるように、春は眠気の兆しやすい季節です。さて、眠たいのは、春のせいでしょうか。それとも、昭和一桁生まれで年を重ねたがゆえの眠たさでしょうか。今日は昭和の日です。昭和を生き抜いてきた世代への敬意をこめて、過去を振り返り、未来を思います。

    (監修:神野)

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テレビ愛媛ではみなさまから
俳句を募集しています!

5月のお題「葉桜(はざくら)」の
応募は締め切りました

応募フォーム、メールアドレス、ハガキの中からご応募ください。メールアドレス、ハガキでのご応募は、お題を含む俳句(ふりがな)・氏名(ふりがな)・住所・電話番号・メールアドレスを記載してお送りください。一人何句でも応募可能です。選ばれた俳句は、EBC Live News「きょうの俳句」コーナーでの放送のほか、テレビ愛媛のホームページ等で紹介します。作者の氏名(ペンネームの場合はペンネーム)、お住いの市町名(ジュニアの場合は学校名)も紹介されます。
(採用された方には放送日を事前に連絡し、記念品を贈らせていただきます。)
※俳句の募集は、毎月第2月曜日、午後6時から開始します。

応募規約

・応募作品は未発表で、ご自身の作品(著作権がご自身にある作品)に限ります。
・他人の作品に著しく類似、または他人の作品の盗用など、第三者の権利を侵害する可能性があると判断した場合は、応募の対象外とします。
・テレビ愛媛は応募作品による権利の侵害等に対し、一切の責任を負いません。

個人情報の取り扱いについて

頂いた個人情報は、優秀句に選ばれた方への事前連絡並びに記念品をお送りする際にのみ使用させて頂きます。

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ハガキからの応募:
〒790-8537 テレビ愛媛「きょうの俳句」係

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監修の先生のご紹介

  • 池内恵吾

    神野紗希(こうのさき)

    松山市出身。松山東高時代に「俳句甲子園」で優勝。お茶の水女子大学卒業。東京を拠点に俳人として活躍し、NHK「俳句王国」司会も担当。『日めくり子規・漱石』にて第34回愛媛出版文化賞大賞。第11回桂信子賞。現代俳句協会副幹事長。聖心女子大学・立教大学講師。2022年春から愛媛・伊予観光大使。句集に『すみれそよぐ』他。

  • 神野紗希

    谷さやん(たにさやん)

    松山市生まれ。西条市丹原町で育つ。松山大学卒業。1996年作句開始。句集『逢ひに行く』で宗左近俳句大賞受賞。『芝不器男への旅』、『不器男百句』(坪内稔典/谷さやん共著)、俳句とエッセイ『空にねる』。「船団」(2018年散在)を経て、現在「窓の会」常連。愛媛新聞カルチャー教室「さやんの楽しむ俳句」、「みんなで子規を読む」講師。

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