「聞ける俳句」は、
テレビ愛媛の夕方のニュースで
これまでに紹介された俳句を
『見て』『聞いて』
楽しんでいただけます。

監修:神野紗希、谷さやん

  • 月待ちのロケや 夜食のカップ麺

    今日の俳句

    2025.10.22 放送

    作者:苫野とまや(長野)

    ドラマや映画のロケでしょうか。夜空に月のあるシーンを撮影するために、月が出てくるのを待っています。まだもう少しかかりそうだから、この時間に腹ごしらえを。夜食としてカップ麺を啜り、本番に備えます。この場面自体が、まるで映像作品のワンシーンのようにドラマチックです。

    (監修:神野)

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  • 夜食とは ドライブインへ 急ぐこと

    今日の俳句

    2025.10.21 放送

    作者:佐藤志祐(東京)

    仕事で遠出していたのでしょう。夜の高速道路を運転中、おなかが空いてきたので、ドライブインで夜食をとろうと急ぎます。家でとる夜食もあれば、ドライブインに駆けこむ夜食もあります。とある夜食の一場面が、さまざまな暮らしのあることに気付かせてくれます。

    (監修:神野)

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  • 寮生に夜食 五十のにぎり飯

    今日の俳句

    2025.10.20 放送

    作者:矢野米子(松山)

    寮で暮らす生徒たちのお世話をする仕事なのでしょう。夕食のあと、夜練や勉強に励む寮生のために、夜食を用意します。それにしても、おにぎりを五十個とは、たいへんな量です。ひとつひとつ、気持ちをこめて握ります。おなかを満たして、しっかり眠って、明日も頑張れ!

    (監修:神野)

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  • ベタ塗りの 助手に夜食を 奢りけり

    今日の俳句

    2025.10.17 放送

    作者:川村ひろの(千葉)

    どんな仕事にも、夜食の場面は訪れます。ベタ塗りとは、漫画の描き方のひとつで、ある範囲内を一色で塗りつぶす作業です。締め切りに追われる漫画家が、手伝ってくれている助手と、休憩がてら夜食をとります。宅配でも頼んだのでしょうか。腹の虫をなだめたら、まだもう少し、夜は続きます。

    (監修:神野)

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  • かける曲 尽きて夜食の 咀嚼音

    今日の俳句

    2025.10.16 放送

    作者:恵勇(千葉)

    音楽を聴きながら作業を進めていましたが、プレイリストも尽きて、かける曲ももうありません。音楽がやむと、夜食を食べる自分の咀嚼音が、妙に空間に響きます。夜の底に取り残されたような孤独感が、しみじみと秋を深めます。今日はこのへんにして、ゆっくり眠るのも、ときには大切かもしれません。

    (監修:神野)

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テレビ愛媛ではみなさまから
俳句を募集しています!

11月のお題は
「帰り花(かえりばな)」 です
応募はこちら

メールアドレスからの応募: 応募先メールアドレス

ハガキからの応募:〒790-8537
テレビ愛媛「きょうの俳句」係

応募フォーム、メールアドレス、ハガキの中からご応募ください。メールアドレス、ハガキでのご応募は、お題を含む俳句(ふりがな)・氏名(ふりがな)・学校名(ジュニアの場合)・住所・電話番号・メールアドレスを記載してお送りください。一人何句でも応募可能です。選ばれた俳句は、EBC ライブニュース「きょうの俳句」コーナーでの放送のほか、テレビ愛媛のホームページ等で紹介します。作者の氏名(ペンネームの場合はペンネーム)、お住いの市町名(ジュニアの場合は学校名)も紹介されます。
(採用された方には放送日を事前に連絡し、記念品を贈らせていただきます。)
※俳句の募集は、毎月第2月曜日、午後6時から開始します。

応募規約

・応募作品は未発表で、ご自身の作品(著作権がご自身にある作品)に限ります。
・他人の作品に著しく類似、または他人の作品の盗用など、第三者の権利を侵害する可能性があると判断した場合は、応募の対象外とします。
・テレビ愛媛は応募作品による権利の侵害等に対し、一切の責任を負いません。

個人情報の取り扱いについて

頂いた個人情報は、優秀句に選ばれた方への事前連絡並びに記念品をお送りする際にのみ使用させて頂きます。

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監修の先生のご紹介

  • 池内恵吾

    神野紗希(こうのさき)

    松山市出身。松山東高時代に「俳句甲子園」で優勝。お茶の水女子大学卒業。東京を拠点に俳人として活躍し、NHK「俳句王国」司会も担当。『日めくり子規・漱石』にて第34回愛媛出版文化賞大賞。第11回桂信子賞。現代俳句協会副幹事長。聖心女子大学・立教大学講師。2022年春から愛媛・伊予観光大使。句集に『すみれそよぐ』他。

  • 神野紗希

    谷さやん(たにさやん)

    松山市生まれ。西条市丹原町で育つ。松山大学卒業。1996年作句開始。句集『逢ひに行く』で宗左近俳句大賞受賞。『芝不器男への旅』、『不器男百句』(坪内稔典/谷さやん共著)、俳句とエッセイ『空にねる』。「船団」(2018年散在)を経て、現在「窓の会」常連。愛媛新聞カルチャー教室「さやんの楽しむ俳句」、「みんなで子規を読む」講師。

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