「聞ける俳句」は、
テレビ愛媛の夕方のニュースで
これまでに紹介された俳句を
『見て』『聞いて』
楽しんでいただけます。

監修:神野紗希、谷さやん

  • 沓ぬぎに 家鴨も来るや 避暑の宿

    今日の俳句

    2026.08.14 放送

    作者:河東碧梧桐

    河東碧梧桐は、松山出身の俳人です。郷里の先輩・正岡子規の理念を引き継いで、見たまま、ありのままを写し取る俳句を目指しました。暑さを一時的に避け、涼しいところで夏を過ごすのが「避暑」です。高原や水辺などの避暑地には、自然がいっぱい。宿の縁側の沓脱石に、なんとアヒルもやってきました。にぎやかで楽しい夏の時間が、いきいきと描かれています。

    (監修:神野)

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  • 秋風や 眼中のもの 皆俳句

    今日の俳句

    2026.08.13 放送

    作者:高浜虚子

    高浜虚子は、松山出身の俳人です。正岡子規に俳句を学び、雑誌「ホトトギス」を通して多くの俳人を育てました。虚子は、子規の理念を引き継いで「客観写生」を提唱し、季節の風景やものごとを、見たままに写し取る俳句を追求しました。目に映るものすべてが俳句になるという気づきには、そんな俳句観が反映されています。秋風の淡々とした涼しさにより、眼前の世界がクリアーに見えてきます。

    (監修:神野)

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  • 筍の 竹になる日を 風多し

    今日の俳句

    2026.08.12 放送

    作者:柳原極堂

    柳原極堂は、松山中学時代の、正岡子規の同級生です。雑誌「ほととぎす」を立ち上げ、郷里の友人として、子規の顕彰に生涯を捧げました。筍はぐんぐん伸びて、いつしか竹になります。風がよく吹く日、若竹がゆさゆさと、涼しげに揺れていました。季節はめぐり、風も力強く吹きわたり、空も青く輝きます。変化してゆくこの世界のみずみずしい一角を、ゆたかに切り取りました。

    (監修:神野)

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  • 貰ひ来る 茶碗の中の 金魚かな

    今日の俳句

    2026.08.10 放送

    作者:内藤鳴雪

    内藤鳴雪は、松山藩の教育行政に携わり、東京で学ぶ松山の若者の寮「常磐会寄宿舎」の監督になりました。そこで、20歳年下の学生・正岡子規と出会い、弟子として俳句を教わりました。この句の季語は「金魚」です。金魚をもらうとき、適当な入れものがなかったので、茶碗に水を張って持ち帰りました。日常の何気ないひとコマが、親しく写し取られています。

    (監修:神野)

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  • 秋たつや 風のなき日を 海の音

    今日の俳句

    2026.08.07 放送

    作者:正岡子規

    正岡子規は、明治時代に活躍した松山出身の俳人です。新しい時代に合わせて俳句を革新し、病と闘いながら、現在の俳句の基礎をかたちづくりました。8月7日は立秋、「秋立つ」日です。暦の上では秋ですが、まだまだ暑い時期です。そんな、風もなく熱気のこもる日でも、海の音を聞いていると、どこか涼しさが兆します。暑さの中にも秋の気配を感じとる、俳人の感性ゆたかな一句です。

    (監修:神野)

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9月のお題は
「桃」 です
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ハガキからの応募:〒790-8537
テレビ愛媛「きょうの俳句」係

応募フォーム、メールアドレス、ハガキの中からご応募ください。メールアドレス、ハガキでのご応募は、お題を含む俳句(ふりがな)・氏名(ふりがな)・学校名(ジュニアの場合)・住所・電話番号・メールアドレスを記載してお送りください。一人何句でも応募可能です。選ばれた俳句は、EBC ライブニュース「きょうの俳句」コーナーでの放送のほか、テレビ愛媛のホームページ等で紹介します。作者の氏名(ペンネームの場合はペンネーム)、お住いの市町名(ジュニアの場合は学校名)も紹介されます。
(採用された方には放送日を事前に連絡し、記念品を贈らせていただきます。)
※俳句の募集は、毎月第2月曜日、午後6時から開始します。

応募規約

・応募作品は未発表で、ご自身の作品(著作権がご自身にある作品)に限ります。
・他人の作品に著しく類似、または他人の作品の盗用など、第三者の権利を侵害する可能性があると判断した場合は、応募の対象外とします。
・テレビ愛媛は応募作品による権利の侵害等に対し、一切の責任を負いません。

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監修の先生のご紹介

  • 池内恵吾

    神野紗希(こうのさき)

    松山市出身。松山東高時代に「俳句甲子園」で優勝。お茶の水女子大学卒業。東京を拠点に俳人として活躍し、NHK「俳句王国」司会も担当。『日めくり子規・漱石』にて第34回愛媛出版文化賞大賞。第11回桂信子賞。現代俳句協会副幹事長。聖心女子大学・立教大学講師。2022年春から愛媛・伊予観光大使。句集に『すみれそよぐ』他。

  • 神野紗希

    谷さやん(たにさやん)

    松山市生まれ。西条市丹原町で育つ。松山大学卒業。1996年作句開始。句集『逢ひに行く』で宗左近俳句大賞受賞。『芝不器男への旅』、『不器男百句』(坪内稔典/谷さやん共著)、俳句とエッセイ『空にねる』。「船団」(2018年散在)を経て、現在「窓の会」常連。愛媛新聞カルチャー教室「さやんの楽しむ俳句」、「みんなで子規を読む」講師。

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