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これから本格化する暑さ…「熱中症」対策は今から!ポイントは汗をかきやすい体づくり【愛媛】
愛媛県内は10日、鬼北町で25.7度を観測するなど4地点で夏日になりました。これから注意しなければならないのが「熱中症」。暑さが本格化する前に熱中症に備える体づくりを専門家に聞きました。

曽我部愛麗アナウンサー:
「正午の城山公園です。手元の温度計をみてみますと26.7度。日差しも強く少し体を動かすとじんわり汗ばむ陽気です」

愛媛県は高気圧に覆われ青空が広がったなか、松山市の城山公園では半袖で過ごしたりアイスを食べたりして、暑さをしのぐ人たちの姿が見られました。

家族連れの母親:
「きのうが結構寒かったので上着一枚いるかなと思ったんですけど、きょうは半袖でいいくらい暑い」

これからさらに暑さが本格化するなか注意しなければならないのが「熱中症」。松山市でもGWに入ってから、搬送されるケースが出てきているといいます。

松山市消防局救急課・佐伯大介主査:
「今年のGWは暑さもあったためか、現在4名を搬送しています。毎年(熱中症の搬送は)梅雨の頃から増え始めて7〜8月頃にピークを迎えます」

異常な暑さが続いた去年の夏、松山市消防局は熱中症の疑いで312人を搬送。2018年と並び過去最多となりました。搬送された患者の多くは高齢者でした。

松山市消防局・佐伯大介主査:
「65歳以上の高齢者が約半数を搬送している」

高齢の患者では室内であってもエアコンの使用を控える傾向がみられるといいます。
対応としては「屋外の場合であれば涼しい日陰に移動」「エアコンの効いた部屋に移動」「塩分や糖分を含んだ飲み物などを飲む」ことを挙げています。また熱中症か判断を迷った場合は『♯7119』などの相談ダイヤルの利用を呼びかけています。

また火事の現場などで防火服に身を包む消防士たちも、熱中症対策の訓練に取り組んでいます。

松山市中央消防署・大田和泉消防士:
「フル装備で15〜20キロ位あって、暑さはかなり熱中症手前になるぐらい暑くなります」

分厚い防火服を着用した訓練は年間を通じて実施。4〜5月にかけては本格的な暑さに慣れるためのトレーニングにもなっています。訓練は15分ほど続きました。

大田和泉消防士:
「暑いです。かなり暑くなるので夏は。こうやって訓練を繰り返して暑さに強い体を作っていきたいと思います」

暑さに慣れるための準備は今からでも遅くありません。四国医療産業研究所の医学博士・櫃本真聿所長に効果的な予防策を聞きました。

四国医療産業研究所・櫃本真聿所長:
「本格的な6月、湿度の高い梅雨シーズンに間に合うように今から暑さに備える体づくりと言いますか、一番は前もって意識的に汗をかいていく」

櫃本所長は梅雨時期の6月に入るまでに汗をかくなど、暑さに備える体づくり「暑熱順化」が大事になると話します。では、これから2週間でできる体づくりとは。

櫃本真聿所長:
「背中に軽く汗がにじむように多少早めに歩いて頂く。もう少しいけばジョギングですね。15分位軽くかけ足をしてもらう。体を動かすことによって汗をかく。あとは入浴ですね。汗をかくのがだんだん下手になってますので、日常的に汗をかく練習をしておくことですね」

気象台によると向こう3カ月の気温は平年より高くなると予想されています。本格的な暑さを迎える前に熱中症に備えることが大切です。

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5月10日 18:45
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