夏休み特別企画「小学生の俳句募集!」
夏休みの特別企画として、県内の小学生の皆さんから「夏」にちなんだ俳句を募集しました。選ばれた俳句は、2020年8月10日(月)〜8月14日(金)のEBC Live News「きょうの俳句」のコーナーで紹介しています。小学生優秀句
-
2020.08.10 放送
風かおる朝にじいろのハンモック
ハンモックで感じる風に青葉若葉が薫る、すがすがしい朝。カラフルなハンモックを「にじいろ」と明るく表現したことで、特別な嬉しさが伝わりますね。
-
2020.08.10 放送
夏の夜せんこうのにおいなつかしい
お盆や帰省でお線香をあげるとき、去年も一昨年も、家族で夏を過ごしたことを思い出したのでしょう。夜を満たしてゆく線香の匂いが、記憶をくすぐります。
-
2020.08.11 放送
かき氷イチゴのドレスでおしゃれだね
かき氷の裾広がりのかたちを、ドレスに見立てました。かき氷のもつ、夏の主役としての存在感。イチゴの赤だからこそ、いっそう華やかです。
-
2020.08.11 放送
初めての受験票持つ夏の朝
受験票というモノを通して、挑戦する気持ちを表現しました。一歩ふみだす夏の朝。がんばってきたことを信じて、キリっと前を向く表情が見えてきます。
-
2020.08.12 放送
妹のアイスはいつも溶けている
妹はまだ小さいので、食べきる前にアイスが溶けてしまいます。いつも一緒にいるからこそ、いつ見ても溶けていると気づけるのですね。
-
2020.08.12 放送
朝顔がわたしの顔をのぞいてる
私の顔をのぞきこむように、こちらを向いて咲く朝顔が、友達のようで楽しいですね。夏樹さんは、松前町にお住まいのおじいちゃんと、俳句にチャレンジしてくれました。俳句を通して愛媛を感じる夏になったかな。
-
2020.08.13 放送
きらきらのわたしがおよぐひろいうみ
海で泳ぐ自分を「きらきらのわたし」と表現しました。まぶしいしぶきや、いきいきとした表情が、夏のかがやきを伝えてくれます。
-
2020.08.13 放送
とびすぎた蛙ジャンプはうちゅうまで
芭蕉の〈古池や蛙飛びこむ水の音〉は世界で一番有名な俳句ですが、流歌さんはさらに、蛙が宇宙まで飛んでいったと、想像を広げました。芭蕉もびっくりの、ダイナミックな生命賛歌です。一年ほど前から、お母さんと俳句を始めた流歌さん。俳句の街・愛媛は、いつか訪れたいあこがれの場所だそうです。
-
2020.08.14 放送
そばかすは僕の勲章蝉時雨
日に焼けると増えるそばかすを、僕にとっては勲章なのだと、見方を変えて受け止めました。太陽の下で蝉の大合唱を浴びて、がんばって遊んだ勲章ですね。
-
2020.08.14 放送
夜の空星をつなげばかき氷
暑かった一日、かき氷が食べたい気持ちが募っていたのでしょう。星をつないだら、なんとかき氷のかたち。新しい星座が生まれた、楽しい夏の夜です。
小学生佳作句
- 俳句
- 作者
- 夏の朝ひかりのなかでせみがなく
- 堀本颯介
- むぎちゃのみうんどうじょうでかけまわる
- 池田陽
- 夏の夜ライトをあごにうらめしや
- 村越貴幸
- 水着着て思い出できたバツ印
- 川本芽衣乃
- かたつむり 庭に並んで 雨上がり
- 大森紫温
- 公園でアイスクリームメロン味
- 平田燈基
- 蚊の音で目覚めた私二度寝する
- 丸山夏生
- 扇風機真ん前立つと涼しいな
- 西原優梨
- かたつむりのろのろあるく夏の山
- 渡部竣陽
- 今日も咲く紫色の朝顔だ
- 黒田悠真
- クルーザー酔って夏涼深呼吸
- 相原縁咲
- 夏マスクコロナたいさくしんどいな
- 越智愛
- ランドセル下ろすと背中汗の地図
- 上岡千夏
- 夏の夜花火大会行きたいな
- 杉本彪真
- 暑い夏セミのお話にぎやかだ
- 山内恋乃華
- 夏の夜花火がちって消えていく
- 横井空凛
- なつやすみかぞくみんなでするはなび
- 渡辺新大
- 窓全開網戸の風を涼む夏
- 渡辺心咲