先輩社員のインタビュー
  • 原 大地
Q.テレビ局の「技術部のお仕事」について教えてください。

技術部の仕事として、制作技術、送出技術、送信技術という3つの分野があります。まず「制作技術」は番組制作に関わる仕事で、カメラや音声、VE・照明、スイッチャーなどの担当があります。次に、「送出技術」というのはマスター(主調整室)という部屋で、番組プログラムを電波で送る最後の段階(送出)を担当し、日々安全にテレビ放送が行われるよう監視する仕事です。緊急特番を放送する際の一次対応や機器故障などの対応も行います。最後に「送信技術」というのは、マスターから送られる番組プログラムを電波にのせて皆さんの家庭に届けるため愛媛県内にはたくさんの送信局があるんですけど、その送信局のメンテナンス管理を行う仕事です。

Q.芥川さんは主にどのようなお仕事をされてるんでしょうか?

私は主に「制作技術」業務を担当していて、番組、ニュースのカメラや音声、スイッチャーをやっています。(スイッチャーというのは、複数のカメラ映像やVTR、中継映像を番組の流れに沿って切り替える仕事です。)入社するまでは専門的な機械など触ったこともなくて、一からのスタートだったので、何も分からないまま、本番が来るのが正直嫌だった時期がありましたが、だんだんとできるようになっていって、自分なりのアレンジや演出をしてみたりして、それが番組としてできあがって、テレビでたくさんの方に見てもらうというのがひとつのやりがいですね。

Q.テレビ局のお仕事の魅力ってどんなところだと思いますか?

テレビ局の仕事っていうとやはり番組制作だったり、ニュース報道だったりがメインだと思うんですけど、実際に入社してみるとCMを売る営業部があって、イベントを作る事業部があって、放送タイムテーブルを作る編成部があって…、本当にいろいろな部署があります。ですのでテレビ局に入社してから自分の適性に合った仕事を探したり、それぞれの分野でいろんなことを学べたりするというのは、テレビ局の魅力かなと思います。

Q.お仕事をする中で印象に残っているエピソードを教えてください。

高校生の部活動をニュース中継で紹介した際に、その高校生の方から後日、「その際はありがとうございました。」というお手紙をもらいました。もちろん中継って僕たちが映したいとか放送したいっていう気持ちで行くんですけど、出演された方に「ありがとう」って思ってもらえるような中継ができたというのはすごい嬉しかったですね。今でもその手紙を置いています。

テレビ局への入社を目指している方にメッセージをお願いします。

単純にテレビが面白そうとか、テレビの仕事に携わりたいっていう気持ちがあれば、入社してからどんなことでもやっていけると思うので少しでも興味がある方は、ぜひ受けていただきたいです。特に技術だと専門知識を持っているに越したことはないんですが、少しでもテレビの技術の仕事に興味を持たれてる方に受験していただきたいです。最近ではネット配信やネットワークインフラの仕事も増えてきてるので、情報システムやITに強い方にも、是非テレビ愛媛に来てほしいですね。ちなみに僕は大学も経済学部でこんな名前(芥川龍太郎)をしているので、文系として生きてきたんですけど、技術にふとしたことで興味を持ってチャレンジして、今では楽しくいろんなことをやらせてもらってます。入社して技術部に配属された方は最初分からない事ばかりだと思いますが、「分からない時の気持ち」というのは人一倍よく分かるので、本当に何回聞いていただいてもいいですし、何回でも説明しますので、ぜひテレビ愛媛で楽しい番組を作りましょう。