5月テレビ愛媛番組審議会抄録

番組審議会 開催日:2026年6月24日(水)
出席委員8名

委員長
高畠 麻子
委 員
  • 池田 正人
  • 奥田 春
  • 小倉 安加里
  • 北野 順哉
  • 熊谷 太郎
  • 曽我部 祐紀
  • 若林 良和

議 題

FNSドキュメンタリー大賞ノミネート作品
『スプリット! ぼくらが島で野球をする理由』
5月31日(日)12:00〜12:55放送

  • 番組について、離島が抱える人口減少や人材不足という課題に対し、一企業が野球部創設という独自の手法で挑戦している点をすごい取り組みだと感じた。人材確保という企業活動が地域活性化にもつながっており、若者が島へ移住し、仕事と野球を両立しながら地域に溶け込む姿が丁寧に描かれていた。地方創生のモデルケースとして示唆に富む内容であった。
  • 選手一人ひとりの挫折や葛藤、夢への挑戦が丁寧に描かれており、共感を呼ぶ内容となっていた。プロへの道を断念した選手や、一度野球を諦めかけた若者たちの再挑戦を通して、勝敗だけではない人生の再出発や成長の物語が伝わってきた。
  • 約1時間の番組でありながら最後まで引き込まれた。島の紹介、企業の取り組み、選手たちの背景、試合の展開がバランスよく構成され、テンポの良い展開となっていた。ナレーションも作品の雰囲気によく合っていた。一方で、選手たちのエピソードがいずれも興味深かったため、より長い尺でさらに深く描いてほしかった。
  • 『スプリット!』というタイトルについては、野球の変化球だけでなく、選手たちの人生の分岐点や移住、引退、退社などの転機を表しているように感じられた。一方で、タイトルに込めた制作側の意図をもう少し知りたいと感じた。
  • 野球部だけでなく、岩城島の魅力や課題、人とのつながりも丁寧に描かれていた。地域住民の応援や食堂による支援、子どもたちとの交流を通じて、野球部が島の活力となっている様子が自然に伝わる内容となっていた。
  • 今回は創部1年目の物語であり、今後の展開も継続的に取材してほしいと感じられた。人材確保や地域活性化への効果、選手たちのその後の歩みなど、引き続き注目したい内容であった。

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